平家の滝とは
平家の滝(へいけのたき)は、高知県高知市鏡横矢(こうちけんこうちしかがみよこや)にある滝だ。
落差30mの2段になった滝で、平家の落人伝説が残ることから、平家の滝と名付けられている。
落差約30mの2段瀑で,上段に大きな滝壺があります。源氏の追っ手から逃れるため,平家の落人達がこの滝壺に身を投げたという伝説から「平家の滝」と呼ばれるようになったといわれています。以前は「池河内の滝」とも呼ばれていました。近くには滝壺に身を投げた平家の落人48名を祀る貴船大明神があります。
高知市鏡は、鏡ダムがある場所だ。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/kochi-walking/8760/
高知市の水瓶の場所で、水が豊富なことが分かる。
駐車場
この日は熊野神社に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/kochi/12844/
その後、平家の滝にやってきた。
途中、片側交互通行があるなど若干の悪路。
それでも以前訪れた樽の滝よりは、かなりましな道だった。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/kochi-walking/11727/
ナビでは案内されなかったが、平家の滝と書かれた看板のところで下りの道に分かれる。
やがて、広くなった場所に到着。
ここは鏡川の支流の的渕川(まとぶちがわ)の堰がある。
川の水は、とてもきれいだ。
平家の滝の説明看板。
徒歩5分という道を進む。
やがて井上石灰130周年の森、と書かれた看板があった。
記念植樹をしたものらしい。
井上石灰工業では、二酸化炭素の吸収や水源涵養といった森林の機能を守るため、高知県が行っている『環境先進企業との協働の森づくり事業』とパートナー協定を結び、「井上石灰130周年の森」と銘打って手入れの行き届かない森林の再生・整備を支援しています。
井上石灰工業株式会社-取り組みから引用
その先に、「みはらしの峰へ」と書かれた看板。
以前に平家の滝に来た時にこのみはらしの峰に行ったのだが、全く見晴らしが良くなかった(苦笑)という苦い経験が思い出される。
やがて東屋が見えてきた。
ここが平家の滝の入り口だ。
公園の案内看板。
トイレがある。
その先に、広い駐車場があった。
ここまで車で来れば良かったと、少し後悔した。
遊歩道
入り口から、貴船大明神、滝壺へと書かれた方向に進む。
坂道を上がっていく。
非常に良く整備されており、歩きやすい。
大きな洞のある木。
やがて分岐点に到着。
滝壺の方に進む。
瀧神社
すぐに貴船大明神の鳥居だ。
平家の落人48名を祀っている。
平家の滝は,約30mの二段の滝で,ここにはある伝説があります。
昔,平家の落人48人の婦女子がこの地に逃れましたが,ある秋の夜,対岸にキラリと光るたかきびの葉の夜露を,源氏の追手の長刀・長槍と見誤り,もはやこれまでと次々に滝壺に身を投じて果てたという悲話から,平家の滝と名付けられたというものです。さらに,滝周辺の遊歩道を進むと,四十八の御霊を祀る四十八社貴船大明神がひっそりと建っています。
扁額には、瀧神社(たきじんじゃ)と書かれている。
石碑。
拝殿。
拝殿の扁額。
内部はこんな感じ。
拝殿の横を進む。
平家の滝
瀧神社のすぐ先に、平家の滝が見えている。
轟音が轟く。
滝壺を見下ろす。
水しぶきが凄い。
これが2段の上の瀧の滝壺。
平家の落人伝説の滝壺だ。
的渕川の上流にある「平家の滝」は高さ30メートルで、二段に分かれた滝の一段目に深い滝壺がある。源平の戦に敗れた平家の落人が、対岸の高キビを源氏の追っ手と見間違え「もはや、これまで」と滝壺に身を投げたと伝えられる。その霊を慰め祟りを鎮めるため、貴船大明神を祀った。
滝壺まで下りて、対岸まで歩いて行った。
瀧神社の方へ戻る。
倒木は、もしかしたら立ち入り禁止の印だったのだろうか。
特に危険も感じなかったので、よしとしよう。
もときた道を戻る。
入り口まで戻ってきた。
1段目の滝へ
ここから、下の滝壺の方に向かう。
すぐに滝が見えてくる。
この滝も、十分迫力がある。
危険な場所もないので、子供連れでも安心だ。
散策を終え、きび街道に向かった。
https://niyodogawa.org/blog/niyodogawa/spot/12814/
感想
以前行った樽の滝が道がとても細くて難儀したので心配したが、こちらはそれほどでもなかった。
途中、すれ違いに困るくらいの道はあったが、脱輪しそうな程ではなかった。
駐車場も、今回は利用しなかった滝への入り口付近にある駐車場なら広くて便利。
家族連れで来ても、小さな子供は下の滝で遊ばせ、大人は上の滝まで行くと充実感を味わえるだろう。
平家の悲しい伝説が伝わる場所だが、風景はとても美しい。
歴史に思いをはせながら、ゆっくりしたい場所だ。