網走刑務所とは
網走刑務所(あばしりけいむしょ)は、北海道網走市三眺(ほっかいどうあばしりしさんちょう)にある刑務所だ。
かつては日本中から重犯罪者を集めた刑務所として知られ、映画などにとりあげられることも多かった。
観光施設ではない法務省管轄の刑務所です。
明治23年、釧路監獄署網走囚徒外役所として開設されました。「網走といえば刑務所」というイメージは、高倉健主演の映画「網走番外地シリーズ」で作られたものといえます。
当然ながら内部の見学はできません。
「網走刑務所」とは別に「博物館網走監獄」という博物館が離れた場所にあります。
現在では別の場所に古い建物を移築し、「博物館網走監獄」として公開されている。
博物館 網走監獄は、明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を保存公開している野外歴史博物館です。
もっとも古い建物は、網走に刑務所がやってきて6年後、今から120年も前の建物です。現在と違って木を製材するのも、機械を使わずに手作業で行ったころのこと、太い梁や柱には、囚人達が削ったあとが荒く残っています。当館の見学を通じて、不思議な歴史物語に触れてみませんか。まずはこのサイトをのぞいて見てください。
博物館 網走監獄 公式サイト から引用
今回行ったのは、当然「博物館」の方だ(笑)
駐車場
この日は能取岬を観光した。
そこから、網走刑務所にやってきた。
駐車場はとても広い。
入り口
駐車場から、階段を上がる。
橋を渡る。
鏡橋というそうだ。
水面はうっそうとしている。
正門に到着。
案内看板。
入場券を購入。
せっかくなので、おなじみポーズ(笑)
園内
内部に入る。
まずは正面の建物へ。
売店だった。
反対側は、パネル展示。
天井が高い。
順路に従って進む。
裏門。
レンガ造りで美しい。
ニポポ。
網走市といえば、木彫りの人形ニポポが有名です。網走の街に訪れると小さいニポポから大きなニポポのモニュメント、お土産に最適なキーホルダーやストラップのニポポ人形や置き物のニポポ人形など、いろんな形のニポポ人形が出迎えてくれます。
このニポポという名前の意味ですが、アイヌ民族の言葉で「小さい木の子供」といった意味で、簡単に言うと小枝の人形のことを指していて、アイヌの人たちの間で、子供が生まれたら「健やかに育つように」という願いを木の小枝に込めて、赤ちゃんの着物に結びつけるという習慣があったそうです。
人形で、当時が再現されている。
いろいろな建物が再現されている。
味噌蔵。
刑務所、ということを抜きにしても面白い。
古い道具が展示されている。
さらに先に進んでいく。
職員宿舎を再現したものだ。
職員も大変だっただろうな。
せっかくなので、囚人になってみた(笑)
監獄
ちょっと離れた建物へ。
実際に監獄に入ることができる。
まあ、やるよね(苦笑)
単なる格子ではなくブラインドのように斜めになっていて、出入り口が見えないようになっている。
結構大きい。
人形も置かれ、当時の様子が分かるようになっている。
外に出て、先に進んでいく。
舎房。
内部はこんな感じ。
建物に沿って進む。
中央監視所に入る。
とても大きい。
ここから四方を見張っていた。
入ってみた。
これなら脱獄は無理だろう。
実に機能的にできている。
舎房が延びる。
歩いてみた。
周辺
外に出ると、レンガが展示されていた。
建物を見て回る。
浴場らしい。
流れ作業的に入浴していたようだ。
さらに進む。
独居房。
恐ろしく頑丈だ。
寒かっただろうな。
教論堂。
和洋折衷だ。
説明看板。
内部はこんな感じ。
非常に広い。
監獄食堂。
メニューはこんな感じ。
まだ10時過ぎだったので、食事はしなかった。
車で先に向かった。
感想
負の遺産ではあるが、立派な観光施設になっていた。
いま、自分の研究分野である観光学ではなく、美術や土木・建築、歴史そして防災といった分野で「ダークツーリズム」の手法が注目されるようになってきました。「近代の反省」という視点に立つと、現代への示唆があります。自分たちの営みを振り返ったり反省したりするために、現地を訪れて考えるというダークツーリズムは非常に有効だと思います。
歴史を振り返るという意味でも、かなり有益な施設だ。
監獄だった事実はあるが、それを差し引いても面白い。
最高点の標高: 365 m
最低点の標高: -4 m
累積標高(上り): 1882 m
累積標高(下り): -1700 m
総所要時間: 08:55:51