佐川地質館とは
佐川地質館(さかわちしつかん)は、高知県高岡郡佐川町にある博物館だ。
その名の通り地質に関する展示を主にしているのだが、なぜか恐竜のイメージを前面に押し出している。
高知県・佐川町立・佐川地質館・公式ホームページ
佐川町地質博物館ジオパーク(GeoPark)では、先カンブリア紀・カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・ペルム紀・三畳紀・ジュラ紀・白亜紀・暁新生・始新生・漸新生・中新生・鮮新世・更新世・完新生などの各時代の化石や 岩石、また地質を展示しています。佐川地質館ジオパーク(GeoPark)は午前9時~入館できますので、どうぞ佐川地質館ジオパーク(GeoPark)にお越しください。佐川地質館ジオパーク(GeoPark)・では、ジュラ紀最強の恐竜、ティラノサウル(Trex)の動く恐竜が出迎えてくれます。
実は佐川町は地層的にかなり多種多様な物が見られるそうで、近くにはナウマンカルストと呼ばれる場所もある。
佐川ナウマンカルスト | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
佐川に2度来町し、佐川を「地質のメッカ」として世界に広めた日本地質学の創始者エドモンド・ナウマン博士の名にちなみ、博士の来町100年を記念して造られた公園。
巨大なナウマン象のオブジェが羊の群れのような石灰岩の谷間に置かれている。
こうした経緯から、ここに地質館が建てられたようだ。
佐川町へ
この日はCafe Beansでランチ。
この日はチキンカツだった。
食後、車で佐川地質館に向かった。
国道33号線から左折し、佐川地質館の駐車場に車を停める。
駐車場には観光看板が立っている。
恐竜が出迎える
入り口の看板には、恐竜が大きく描かれている。
入館してみる。
入り口すぐのエントランスホールに、大きなティラノザウルスの模型が飾られている。
こいつが大きな声で吠えるのでビックリする。
展示物
入館料300円を支払い、展示を見る。
佐川町はもちろんだが、世界中から集めた資料が展示されている。
地質館らしくさまざまな地層の説明や鉱石の標本が展示されていた。
鉱石だけでなく化石の展示も多い。
実際に持ち上げることができる化石もあるので、子供は喜びそうだ。
化石の展示から、恐竜が連想されたのだろう。
プレートテクトニクスの説明では半球の地球の上を大陸が実際に動いていくので、非常に分かりやすい。
インドがユーラシア大陸とぶつかった時など、ヒマラヤ山脈の部分が盛り上がるところなど、実によくできている。
また南海トラフ地震が想定されていることもあり、大部分をその説明で費やしているのも今どきっぽい。
一番奥にはシアタールームも。
約10分間の立体映像を見られるそうだ。
1日2回上映しているようだが、あいにくこの日は時間が合わず見ることができなかった。
午後の部は2時からなので、見たい場合は時間を計算して訪問する必要がある。
シアタールームの中には、「生きた化石」のカブトガニも飼育されていた。
感想
実はここに来るのは初めてだ。
子供は来たことがあるようだが、俺自身は仕事にかまけて子供を連れてきたことがない。
なかなか一人で来るような場所ではないので、地元に住んでいながらお恥ずかしい限りだ。
実際に見てみると、思った以上に充実していた。
最近はブラタモリなどの番組の影響で、地質や地層に興味を持つ人が増えているそうだ。
入館料も破格に安いので、近くに来た時には立ち寄ってみてはどうだろうか。