大菩薩キャンプ場⇒標高1,570mの大菩薩嶺登山口の真ん前

大菩薩キャンプ場

大菩薩キャンプ場(だいぼさつきゃんぷじょう)は大菩薩嶺(だいぼさつれい)の登山口にあるキャンプ場だ。

上日川峠にあり、県道のすぐ脇だ。目の前が大菩薩嶺への登山口となる。

標高1,570mに位置している。

ドンキホーテで買い物をしてから移動する

この日は天候が今ひとつだったため登山はお休みし、午前中に買い物などをして過ごす。特に前回キャンプした金山山荘キャンプ場でメチャメチャ寒い思いをしたので、寝袋を追加で購入する必要があった。

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追加で購入した寝袋がこれ。

立ち寄ったドンキホーテで購入。

冗談ぽいところがポイント。形状からして防寒にはあまり向かない。でもそもそも寝袋はあるのだから、防寒性能はこの程度でいいかと判断した。

それにテントの中でウロウロするにも、手足が別れていた方が寝袋を着たままでいられて寒くないかも知れない、と思ったのだ。

ドンキホーテではこの他にもいろいろ買い込んだ。高知にはドンキホーテがないので、久しぶりのあの圧倒的な売り場に興奮してしまった。あれこれ買い込んだので、支払いが15,000円を超えていた。両手に持てないほどの量だ。ドンキホーテでこの支払金額になるとは、相当なものかも知れないね。

駐車場の目の前

キャンプ場には14:30に到着。

まずはキャンプ場を管理しているロッジ長兵衛に寄る。

ロッジ長兵衛

なかなかきれいな建物だ。

オーナーさんにキャンプ場を利用したい旨を伝え、利用料400円を支払う。

念のため熊が出るか聞いてみたが、

「クマさんの気分次第」

とのありがたい回答。オーナーは夕方に下山するとのことで、今夜もここにひとりぼっち。熊にびくびくしながらの一夜が続くことになった。

実はこのロッジは、瑞牆山で知り合った登山者に教えてもらったのだ。

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瑞牆山で知り合う2日前に大菩薩嶺に登ってきたとのことで、その時にロッジ長兵衛に立ち寄ってブドウを食べたりお土産を買ったりしたのだとか。その時のレジ袋をいただいていたので、連絡先としてチェックしていた。

キャンプ場はロッジと道を挟んだ向かい側だ。駐車場の目の前で便利なのだが、残念なことに少し上がっているため、階段で機材を担ぎ上げなければならない。これがけっこう腰に堪えた。

ようやくセッティングが完了したのは15:00。

大菩薩キャンプ場

もうこれだけで十分仕事をした感があった。

登山口の真正面なので、下山してきた登山客に注目された。ちょっと気恥ずかしい。

薪が燃えない

せっかくなので焚き火で暖を取ろうと薪拾いをする。

そして着火させてみる。ドンキホーテで買ってきたバーナーが大活躍して、すぐに火は付いた。

しかし、すぐに消えてしまうのだ。

午前中の雨のせいか、薪がベットリと湿っていてまるで燃えない。せっかく着いた火も、すぐに細まってしまう。

暗くなっても、まだ焚き火できずにいた。何やってんだか・・・

結局真っ暗な中あきらめて、シングルバーナーでお湯を沸かして雑炊を温める羽目となった(苦笑)

夕食

寒い、これは寒い

さて買ってきた寝袋だが、この日はあまりに寒くこれだけでは不十分だった。

この日は寒く、またキャンプ場の標高も高いため氷点下近くまで気温が下がったようだ。一応寝袋のスペックとしては-3度の対応となっているようだが、氷点下には全く無理だと分かった。せいぜい5度くらいか?

また足を出す部分がファスナーが前側に付いているため、足を出すと足をカバーする部分がふくらはぎのところでブラブラしてしまい地面に着いてしまう。タープでコットを使って寝ているので、地面はむき出しだ。これはけっこう致命的だ。

それでもこれを着た状態で、持参してきた寝袋に入る。なんとか寒さをしのげそうだ。

必要十分なキャンプ場だった

4:30に起き出して朝食を作る。

それから撤収。タープを乾かしたかったので、タープは張ったまま他の荷物を車に移動した。このことはロッジのオーナーの了承済み。キャンプ使用料支払いの札は、ロッジのドアにでもかけておいてといわれていた。

夜明けと共に登山開始。

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このキャンプ場は水場はロッジの脇、トイレは駐車場のトイレを利用と少し離れているが、こぎれいで必要十分だった。特に利用料が安いのが嬉しかった。