伊弉諾神宮とは
伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)は、兵庫県淡路市にある神社だ。
伊弉諾神宮 ★★★ 日本遺産認定 『国生みの島・淡路』 | はじまりの島、はじまりの時。古事記・日本書紀の神代巻に創祀の記載がある最古の神社
伊弉諾神宮は、古事記・日本書紀の冒頭にその創祀を記し、神代の昔に伊弉諾大神 が、御子神の天照皇大御神に統合の権限を委ね、淡路の多賀の地に「幽宮(かくりのみや)」を構えて余生を過された神宅の旧跡と伝えられてゐます。
ここで終焉を迎へた伊弉諾大神は、その宮居の敷地に神陵を築いて祭られました。これを創祀の起源とする最古の神社が伊弉諾神宮です。
明治以前は、神陵の前方に本殿がありましたが、明治初年の国費により造営で、神陵の墳丘を整地して本殿を真上に移築し、現在の景観に整へました。
平安時代の延喜式の制では、名神大社。三代実録には神格一品。明治の制度では官幣大社に列格し、古くから淡路國の一宮と崇められ、地元では日本第一番の宮であることから「いっくさん」とも呼ばれます。また日之少宮、津名明神、多賀明神、淡路島神、一宮皇大神とも別称されてゐます。
昭和二十九年に、昭和天皇が「神宮号」を宣下されましたので、伊弉諾神宮と改称し、兵庫県下唯一の「神宮」に昇格しました。
日本に神社は数多くあるが、神宮と名乗れる神社は24社しかない。
神宮、大社、神社の違いと意味とは?
皇祖神(皇室の祖先とされる神)や天皇を祀る神社、または大和平定に功績のある特定の神を祭神とする神社につけられる社号が「神宮」です。
その代表は天照大神を祀る伊勢神宮。かつては、単に神宮と言えば伊勢神宮のことでした。
伊弉諾神宮に向かう
この日は自宅を車で出発。
高速道路で淡路島に渡った。
インターチェンジを下りると、とても長い参道が続いている。
参道を車で走り、駐車場に到着。
とても広い駐車場だ。
駐車場から一旦鳥居方向に戻る。
参拝
鳥居に到着。
とても大きい。
国生み伝承についての説明看板。
その先に、さざれ石。
淡路島産のさざれ石と、熊本県産のさざれ石が並んでいるのが微笑ましい。
ちなみにwikipediaによると、国歌に歌われるさざれ石は岐阜県にあるそうだ。
さざれ石
岐阜県揖斐川町春日に、「君が代」の歌詞の由来となったといわれるさざれ石があり、そのさざれ石は岐阜県の天然記念物に指定されている。さざれ石とその周囲には「さざれ石公園」が設けられている。この公園は、伊吹山の登山口となっている。
参道を進む。
拝殿に到着。
選挙看板が邪魔だ。
参拝する。
境内
参拝を済ませ、境内を歩いてみた。
拝殿の手前は庭園になっている。
放生(ほうじょう)の神池というそうだ。
放生(ほうじょう)の神池
放生(ほうじょう)の神池神前の御池は、「放生池」とも呼ばれ、古くは放生神事(鳥や魚を放して生命の永続を祈る行事)が行われていました。今でも病気平癒のための命乞に「鯉」を放ち、快癒の感謝に「亀」を放つ信仰習慣があります。
拝殿横には、夫婦大楠がある。
樹齢900年は凄い。
兵庫県の指定文化財に指定されているそうだ。
夫婦大楠(めおとおおくす)
夫婦の大楠(めおとおおくす) 兵庫県指定天然記念物 樹齢九百年を数える古木で、元は二株のものが、結合して一株に成長したという珍樹で、伊弉諾大神・伊弉冉大神の神霊の宿る御神木として信仰されています。
なにやら得体の知れない物体がある。
なんと頭髪感謝碑。
これは参拝しておかねば(笑)
日本最古の神社で開催された「頭髪感謝祭」にて、今年も髪の毛へ感謝
伊弉諾神宮秋期大祭にあたる10月8日(トウハツの日)に行われた「頭髪感謝祭」では、修祓(しゅばつ) の儀、祝詞奏上、淡路神楽奉納、玉串奉奠などの神事が執り行われました。また引き続き、頭髪感謝碑顕彰式にて拝礼の儀が執り行われました。
リーブ21は、全国の毛髪に携わる人々の「毛髪への感謝をする発場」になると考え、「頭髪感謝碑」建立に賛同し、2008年2月に奉賛いたしました。力強い生命力を感じさせるこの石碑は、「髪」に宿る『生命の源への感謝』、また「髪を通して神仏に祈る」という「心」を具現化したものです。
参拝後、水御堂に向かった。
感想
国生みの地に立つ神社で、歴史も古い。
日本最古の神社ともいわれる。
それだけに規模も格式も素晴らしい。
一度は参拝してもらいたい。