賀茂神社とは
賀茂神社(かもじんじゃ)は、高知県須崎市の神社だ。
地元の人たちからは「賀茂さま」と呼ばれているそうだ。
祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。
不老長寿の人魚伝説で知られている。
賀茂神社秋祭り | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
巫女さん4人が踊る「浦安の舞」
神輿が参道を通って鳥居まで歩いて移動する。
移動する場所は、須崎魚市場の東側広場とJA土佐くろしおで毎年交互に移動するようになっている。
賀茂神社の境内には、八百歳生きたと言われる不老長寿の人魚伝説の塔「八百比丘尼の塔」もある。
また秋祭りでは、頭を鳥毛で飾った少年たちが太刀踊り(花取踊り)を奉納する。
賀茂神社秋祭り
到着すると、港の広場にお神輿が鎮座、神事が執り行われ、その隣では子供達による花取り踊りが始まります。
踊り子はヤマドリやキジの尾羽根の被り物を被り、白い紙房で飾った刀を持って、二人のお兄さんが舞いながら打つ太鼓に合わせて、踊ります。
ランチ後、貝の川の棚田へ
まずは、須崎市内の「しるばーすぷーん」という喫茶店でランチ。
食後、貝の川に向かった。
実は、貝の川は何度か訪れている。
この記事の時は雨に降られて中途半端になったため、今回リベンジで再び歩いてみることにした。
前回と同じ場所に車を停め、歩き始める。
棚田ではちょうど稲刈りをしていた。
この分岐点から、上に向かって歩いて行く。
この日はお天気がよく、気持ちがいい。
上の方の棚田は、もう稲刈りが済んでいるようだ。
展望台へ
展望台の方向に進む。
ガードレールに稲穂を干しているのも、この時期ならではだ。
展望台に到着。
ここは棚田がきれいに見えるポイントだ。
ここから見渡せる田んぼは、稲を刈り取り済みだ。
田んぼの中を歩く
展望台からあぜ道が続いているので、今回はここを通ってみることにした。
水車を発見。
東屋が設置されていたので、少し休憩する。
このあたりの稲穂は、まだ青い。
それでも、たわわに実っているようだ。
集会所まで下りてきた。
ここには、バス停がある。
一日4本と意外に多いのに驚いた。
坂本龍馬とおりょうの木像が、ほほえましい。
と、牛がこっちを見ている。
襲いかかってくるかと思ったが、大丈夫だった。
襲うわけないか(笑)
前回は途中で雨に降られて車道をピストンしたのだが、今回はお天気に恵まれて気持ちよく棚田を歩くことができた。
のんびり散策を楽しめるので、おすすめだ。
キャンドルナイトに合わせて来てみるといいだろう。
賀茂神社へ
車で出発し、いよいよ賀茂神社に向かう。
ここは県道から参道が延びている。
参道脇に車を停め、参拝に向かう。
狛犬も古そうだ。
参道脇に、御鎮座一千年祭記念碑。
人魚伝説
人魚の説明看板。
八百比丘尼多重塔 – 賀茂神社
昔々、若狭国のとある漁村の庄屋の家で、浜で拾ったという人魚の肉が振舞われと。
村人たちは人魚の肉を食べたら不老不死の命と若さが手に入るちゅう事は知っちょったけんど、皆ー気味がって食べた振りをしてもって帰ったそうじです。
ところが、ある男が持って帰って隠しちょった「人魚の肉」を、その男の娘が食べてしもうたそうながです。
娘はそのまま、十代の美しさを保ったまま何百年も生き続けたそうです。
悲しいことに、結婚しても必ず夫に先立たれてしまい、父も年老いて死んでしまい、終いには村の人々に疎まれて尼となり、国中を周って貧しい人々を助けたが、最後には世を儚んで岩窟に消えたと伝えられちょります。
境内にはその尼が寄進したと伝わる塔がある。
「八百比丘尼の塔」と呼ばれ、高知県内最古の塔らしい。
高知県保護有形文化財になっているそうだ。
参拝する
拝殿へ。
なかなか立派な建物だ。
こちらは社務所。
摂社にも参拝する。
本殿の方に回り込んでみた。
石段の下に、鳥居神社が鎮座する。
鳥居の由来書き。
平成9年に、近くの田んぼから400年前の大鳥居の一部が出土したそうだ。
感想
この場所は自宅から葉山へ抜ける道すがら。
天狗高原に行く時など、頻繁に通っている。
それだけに何度も参拝しているのだが、いつきてもきれいに清掃されていて清々しい。
人魚伝説も、なかなか面白い。
ぜひ参拝して欲しい神社だ。