神峯寺
竹林山地蔵院神峯寺(こうのみねじ)は、高知県安芸郡安田町にある真言宗豊山派の寺だ。
第27番札所で、本尊は十一面観世音菩薩。
四国八十八ヶ所霊場公式ホームページ:第27番札所 竹林山 地蔵院 神峯寺
縁起による歴史の古さは屈指で、神功皇后(在位201〜69)の世に勅命で天照大神などを祀る神社が起源とされる。聖武天皇(在位724〜49)の勅をうけた行基菩薩が天平2年に十一面観音像を彫造して本尊とし、神仏合祀を行った。その後、弘法大師が伽藍を建立し、「観音堂」と名付けたのが大同4年(809)のころとされている。
駐車場へ
この日は津照寺に参拝し、車で神峯寺に向かった。
山道をかなり進んでいく。
ようやく駐車場に到着だ。
駐車場はとても広い。
まずは車道を上っていく。
5分ほどで山門に到着。
風情のある山門だ。
仁王像は色鮮やか。
まだ新しそうだ。
山門からさらに進む。
ようやく社務所が見えた。
参拝
社務所の前には、湧水がある。
神峯のみち | 高知県庁ホームページ
神峯寺の横に湧き出している豊富な清水が、訪れる遍路の疲れと渇きを癒す貴重な水として利用され、現在でも土佐の名水として親しまれています。
石段を上がる。
下を見ると、太平洋だ。
本殿に到着。
岩崎弥太郎の母親が、20km離れた家からこの道のりを21日間日参し、息子の出世を祈願したそうだ。
信じられないほど険しいのに。
参拝する。
経堂。
仏足跡があった。
少し歩いて行くと大師堂だ。
神峯神社
大師堂から車道を上り、神峯神社を目指す。
以前は一体だったが明治の神仏分離令で神峯寺と分離し、神社だけが残ったそうだ。
神峯寺の奥の院とされている。
すぐに石段の参道となる。
大楠まで来たが、周囲はまるで熱帯雨林のようだ。
推定樹齢約900年らしい。
その横の石段を上がると、本殿だ。
起源は神武天皇に遡るらしい。
分離以前は、ここが観音寺(神峯寺)の観音堂だったそうだ。
祠にも参拝する。
感想
車で駐車場まで行けるのでまだましだが、以前は「遍路転がし」と呼ばれる屈指の難コースだったそうだ。
それを思うと、岩崎弥太郎の母親の執念が偲ばれる。
標高が高いだけに神峯神社を含め散策路としても歩きごたえがある。
ぜひ神峯神社もあわせて、訪れて欲しい。