長谷寺とは
豊山神楽院長谷寺(ぶさんかぐらいんはせでら)は、奈良県桜井市初瀬(はせ)にある真言宗豊山派の総本山だ。
西国三十三所第8番札所で、本尊は十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
686年に道明上人が三重塔を建立したことに始まり、『枕草子』『源氏物語』『更級日記』など多くの古典文学に登場する古刹だ。
朱鳥元年(六八六)道明上人は、天武天皇の銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)を西の岡に安置、のち神亀四年(七二七)徳道上人は、聖武天皇の勅を奉じて、衆生のために東の岡に近江高島から流れ出でた霊木を使い、十一面観世音菩薩をお造りになられました。徳道上人は観音信仰にあつく、西国三十三所観音霊場巡拝の開祖となられた大徳(だいとく)であり、それ故に当山は三十三所の根本霊場と呼ばれてきました。
現在の長谷寺は、真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の総本山として、 また西国三十三観音霊場第八番札所として、 全国に末寺三千余ヶ寺、 檀信徒はおよそ三百万人といわれ、 四季を通じ「花の御寺」として多くの人々の信仰をあつめています。
当初は東大寺の末寺だったが、1588年に豊臣秀吉により根来寺を追われた新義真言宗門徒が入山し、真言宗豊山派が成立した。
駐車場
2022年1月5日、この日は道の駅柿の郷くどやまで車中泊していた。
そこから車で、長谷寺(はせでら)にやってきた。
最高点の標高: 210 m
最低点の標高: 55 m
累積標高(上り): 564 m
累積標高(下り): -469 m
総所要時間: 01:04:07
山門近くの有料駐車場に車を停める。
コインパーキングで、一時間400円と長谷寺の駐車場よりも安い。
仁王門
仁王門まで歩いてきた。
由緒書き。
拝観料は500円。
まず案内看板でルートを確認。
凄く広くて、ルートを決めかねる(苦笑)
仁王門は1885年に再建されたもので、重要文化財に指定されている。
ここから本堂まで399段の登廊(のぼりろう)が延びている。
1039年に春日大社の社司中臣信清が子の病気平癒の御礼に造ったという。
現在の登廊は、1894年に再建された。
父の信清は喜んで、長暦(ちょうりゃく)三年(一〇三九)四月十二日から二十二日に至るまでの十日間のうちに、長谷寺にはじめて九十九間の登廊を建てた。また同年五月八日、百僧を請(しょう)じて供養の儀式を行った。
はしゃぐおばあ。
途中から右へ、中登廊が続く。
なかなか上りごたえがある(苦笑)
本堂
蔵王堂に到着。
1650年の建立で、重要文化財になっている。
こんなに上がると思わなかった。
仏の道は厳しいね。
ようやく到着。
本堂は奈良時代の創建で国宝、焼失したため徳川家光の寄進で1650年に再建されたものだ。
小初瀬山中腹の断崖絶壁に懸造り(舞台造)された南面の大殿堂である。正面(内陣)は桁行(間口)の柱間九間、梁間(奥行)同五間、入母屋造本瓦葺で、また礼堂(外陣)は正堂よりやや低く、桁行九間、梁間四間、正面入母屋造本瓦葺。
1月だが、師走?(笑)
回廊を歩いて行くと、絶景が広がった。
清少納言も驚いたという。
清水の舞台みたい。
こんなに凄いんだね。
長谷寺というと鎌倉を思い出すよね。
境内
大黒堂。
弘法大師御影堂。
坂の上は一切経蔵。
本長谷寺が建つ場所は、創建の際に本堂があった場所だ。
天武天皇の勅願により、道明上人がここに精舎を造営したことから、今の本堂(今長谷寺)に対し本長谷寺と呼ばれている。朱鳥元年(686)、道明上人は天武天皇の御病気平癒のため『銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)』を鋳造し、本尊としてお祀りされた。
五重塔は1954年に建立された、戦後に日本で初めて建てられた五重塔。
昭和29年、戦後日本に初めて建てられた五重塔で、昭和の名塔と呼ばれております。純和様式の整った形の塔で、塔身の丹色と相輪の金色、軽快な檜皮葺屋根の褐色は、背景とよく調和し、光彩を放っています。
帰路
奥の院に向かう。
奥の院に到着。
参拝を終え、階段を下る。
本坊に入ってみた。
非常に美しい建物だ。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 226 m
最低点の標高: 156 m
累積標高(上り): 122 m
累積標高(下り): -122 m
総所要時間: 00:46:07