中島観音堂とは
中島観音堂(なかじまかんのんどう)は、高知県土佐郡土佐町田井(こうちけんとさぐんとさちょうたい)にある寺院だ。
以前は別の場所にあったものが、1776年11月にこの地に観音堂が建立されたという。
一説にこの大川筋には、沢山のミサキ(突出部)があって、これらのミサキには往古から悪霊亡魂の災があり、この地の人々はこれらの霊を恐れて暮らしていた。そこで、それを鎮めるために観音堂を祀ってからは、霊も鎮まり、中島地区の住民も安穏の日々を過ごすようになったと伝えられている(土佐町史より)。旧暦6月17日の夜が大祭日であり、多くの人々が訪れる。
境内に立つ金木犀(きんもくせい)は樹齢約1200年で、樹高20.0m 目通り周囲4.2mの巨木だ。
土佐町の天然記念物に指定されている。
中島観音堂境内にある樹は樹齢約1200年、秋黄金色の花開く開花時はその芳香が4kmに及ぶ。
山号を清心山、別名を普門院観音寺と称する。
本尊は十一面観音で、平安時代中期の作とされる。
高知県指定の有形文化財になっている。
高知県の有形文化財の指定されています。十一面観音立像の厨子が年に一度この時に開帳されます。縁結びの神様としても親しまれ、多数の出店、人出で賑わいます。
7月最終土曜日には夏の大祭が開かれ、地域住民には十七夜のお祭りとして親しまれている。
毎年、7月最後の土曜日に行われるお祭りです。土佐町中島地区で行われる「中島観音様夏の大祭」です。我々は十七夜のお祭りとして親しまれております。毎月17日は観音様の縁日で、特に旧暦8月17日は「十七夜(じゅうしちや)」と呼ばれ、昔から、各地の観音霊場で様々な法要や催しが行われております。
高知県の有形文化財の指定されている、十一面観音立像の厨子が年に一度この時に開帳されます。縁結びの神様としても親しまれ、多数の出店、人出で賑わいます。
駐車場
この日はさめうら荘に宿泊していた。
チェックアウト後、中島観音堂にやってきた。
途中の道はすれ違いできないほど細い。
坂道を上がると、駐車場が用意されている。
今回は、中島観音堂の右側のスペースに、車を停めた。
参道
石碑が並ぶ。
この日は2019年7月26日、夏の大祭前ということで、祭りの準備も始まっていた。
ぼんぼりが並ぶ下を歩いて行く。
石段を上がる。
灯籠。
ご神木のキンモクセイ。
巨大だ。
昭和41年に天然記念物になっている。
手水舎。
地蔵仏。
坂道は、さらに続いていた。
参拝
本堂。
雰囲気がある。
通夜堂。
文化財指定の立て札。
参拝を終え、金剛寺に向かった。
感想
小さな寺だが、夏の大祭は非常に盛り上がるようだ。
住民からの信仰が篤いのだろう。
車で行こうとすると結構大変だが、町中から歩いて行けばなんと言うこともない。
縁結びの御利益があるということなので、訪れてみてはどうだろうか。