北前船主の館 右近家とは
北前船主の館・右近家(きたまえせんしゅのやかたうこんけ)は福井県南条郡南越前町河野(ふくいけんなんじょうぐんみなみえちぜんちょうこうの)にある資料館だ。
暮らしの面影や北前船の貴重な資料を残す歴史資料館「北前船主の館 右近家」、
高台にあり、越前海岸を一望できる「旧右近家住宅 西洋館」、
平成27年7月に国の重要文化財に指定された「北前船主 中村家」、
中村家の船頭もつとめた「中村家の分家」、海側の長屋門が特徴の「北前船主 刀禰家」周辺は整備され、
右近家11代当主夫妻の新居だった屋敷は「観光案内所どっときたまえ」に生まれ変わり、平成27年10月にオープンしました。
周辺案内 | 河野北前船主通り から引用
北前船主の館 右近家
〒915-1111 福井県南条郡南越前町河野2−15
0778-48-2196
江戸時代の豪商の暮らしを垣間見る!北前船の船主『右近家』の邸宅を見に行った!【旅行VLOG、レビュー】そこはワンダーランド!14艘と屈指の船主となった名家とは?福井藩主や天皇陛下も来た屋敷とは?
駐車場
2024年7月13日、この日は道の駅越前(みちのえき えちぜん)に立ち寄った。
そこから車で、国道305号線、通称漁火街道(いさりびかいどう)を走る。
南越前町に入る。
北前船主の館・右近家(きたまえせんしゅのやかたうこんけ)にやってきた。
駐車場はとても広い。
北前船のレプリカがあった。
平成5年にコンクリートで造られた。
北前船(きたまえぶね)とは、江戸時代中期から明治時代中期にかけて、北海道から日本海沿岸を経由しながら大阪を結ぶ西回り航路を不定期に往復した廻船をいう。
北前船に乗ってみた(笑)
右近家
駐車場の向かい側が資料館だ。
元北前船主の右近権左衛門家の旧宅等を改修し、同家より寄託された北前船の資料等を展示している。
江戸時代中期から明治時代中期にかけて、北海道から日本海沿岸を経由しながら大阪を結ぶ北前船が隆盛を極めた。
右近家(うこんけ)は、かつて日本海沿岸地域を代表する北前船主の家だ。
現在は寄託された北前船の資料館として公開されている。
建物は明治34年(1901年)に建て替えられた。
入館料は300円。
中村家と共通券は500円。
館内は撮影禁止。
10代目右近権左衛門は明治期の実業家で、日本海上保険(現在の損保ジャパン日本興亜)を設立した。
船を14艘も所有していた。
山荘
西洋館に向かう。
ようやく(苦笑)到着。
さらに上にもあるそうだ(汗;)
西洋館は見学者が多かったので、先に展望台に行くことにした。
山荘展示館に到着。
内部はこんな感じ。
日露戦争当時の資料を展示していた。
2階はこんな感じ。
展望台
さらに登って、展望台を目指す。
展望台に到着。
福井ふるさと百景に選定されている。
港を見下ろせる。
西洋館のすぐ上にやってきた。
西洋館
西洋館に入ってみる。
西洋館の内部はこんな感じ。
ここでコーヒーも飲める。
床は木組み。
暖炉の横にあるのはベンチで、冬はここで暖を取りながら読書ができるようになっている。
1階はスパニッシュ風、2階はスイス風の建築様式になっている。
地中海をイメージしているそうだ。
坊主岩が見える。
天気がいいと丹後半島まで見えるそうだ。
別荘として昭和8年から10年にかけて建てられた。
国の登録有形文化財に登録されている。
当時は不況だったため、雇用創出の意味もあったそうだ。
右近家に駕籠が展示されていた。
先代のお嫁さんがそれに乗って嫁いできたという。
途中まで汽車で来て、駕籠に乗り換えたそうだ。
2階はシャレー形式。
シャレーとはスイスに見られる素朴な木造建築様式。
和室があった。
ベランダはスイスでよく見たタイプだった。
グリンデルワルトでこういう所に行きましたね。
庭には小便小僧。
中村家
右近家に戻ってきた。
入口近くにトイレがあったが、使用人のトイレだろう。
中村家住宅に向かう。
金相寺。
中村家住宅にやってきた。
内部はこんな感じ。
中村家は廻国巡検使の宿をつとめた。
伊予国河野水軍の流れを汲む。
主屋は明治20年の建築で一部2階建ての平入り。
南北朝時代の金ヶ崎合戦では南朝方新田義貞の傘下として戦いに加わったという。
家紋は三井と同じだ。
書は松平春嶽のものだという。
お殿様が来るため、床の間を左右逆に設置した。
明かり取りのために、天窓を付けた。
お殿様専用の風呂。
実は100年に1回くらいしか来なかったそうだ(苦笑)
曳屋(ひきや)で蔵をこちらに移したそうだ。
非常に詳しく教えていただいた。
新座敷は大正2年(1913)の建築。
欅造り。
3階へは特別な許可が事前に必要。
3階部分を外から見るとこんな感じ。
しおかぜライン
見学を終え、車でしおかぜラインを走る。
敦賀に続く海沿いの快適な道だ。
敦賀から舞鶴若狭道に入る。
車で帰宅した。
最高点の標高: 435 m
最低点の標高: 1 m
累積標高(上り): 6830 m
累積標高(下り): -6867 m
総所要時間: 10:10:23