燈明杉 ⇒ 小村神社の樹齢1,000年のご神木に霊火が灯る

燈明杉

燈明杉とは

燈明杉(とうみょうすぎ)は、高知県高岡郡日高村(たかおかぐんひだかむら)にある杉の木だ。

天然記念物に指定されており、小村神社の境内に生えている。

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樹齢は1,000年以上とも言われ、高さ31.5m、幹周り8.1mの巨木だ。

土佐二宮 小村神社 | 日高村の観光情報 紹介牡丹杉(燈明杉)は、小村神社の社殿の背後にそびえ立つ樹齢600~1000 年約800年と言われ、高さ31.5m、幹周り8.1mで、
下枝は杉の葉であるが、中程より上は牡丹の花の形に似ている葉をつけています。
伝説によると、仁淀川の大氾濫の夜や大地震の前夜、日露戦役の時など何か異変のある時、
杉の梢に大きな霊火が爛々と懸かったそうです。
また宝永の改築の際、杉の下枝が邪魔になり切る予定だったが、
翌日工事に支障がないように枝が上がっていて神慮の尊さを感じたと言われています。
皆を幸せにみちびく牡丹杉をデザインしたお守りがあります。

土佐二宮 小村神社 | 日高村の観光情報 紹介から引用

下部は普通の杉だが上部は牡丹杉の葉を持つ珍しい木で、小村神社のご神木として大切にされている。

洪水や地震、戦争など有事の際に杉の梢に大きな霊火がともったと伝わる。

小村神社の牡丹杉下部の枝につく葉は普通のスギの葉と変わらないが、上部の枝につく葉は密生して、まるで苔を丸めてくっつけたようだ。牡丹杉の名は、この姿が牡丹の花のようだというのだろう(左下図)。
また、次のような伝説もある。
宝永2年(1705)7月の仁淀川大氾濫の夜と、安政元年(1854)大地震の前夜に、この大杉の梢に霊火が灯った。日露戦争の時もそうだった。そのため、燈明杉と呼ばれることもあるそうである。

小村神社の牡丹杉から引用

駐車場

この日は郷社蘇我神社に参拝した。

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その後、車で小村神社にやってきた。

駐車場は広く、国道からすぐに入れる。

一の鳥居。

土佐二の宮だ。

扁額。

ちなみに、土佐一ノ宮は土佐神社だ。

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小村神社に納められている宝物一覧。

参道

狛犬。

真新しい。

二ノ鳥居。

長い参道が続く。

天石門別安国玉主天神社が被害を受けた昭和50年(1975年)の台風5号によりこのあたりも甚大な被害をうけ、この参道の杉の木もその時に流されてしまったそうだ。

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現在立ち並んでいる杉の木は、この台風の後に植林されたものだ。

三ノ鳥居。

手水舎。

狛犬。

明治12年のもの。

お百度石。

灯籠。

牡丹杉(燈明杉)の説明看板。

参拝

拝殿。

出蜻蛉(でとんぼ)という形式で約310年経っており、日高村指定有形文化財に指定されている。

扁額。

小邨大天神宮と書かれている。

以前はこの神社は、二の宮天神と呼ばれていたそうだ。

内部はこんな感じ。

由緒書き。

かすれていて読めない。

境内

拝殿奥に回ってみる。

本殿。

流造銅板葺だ。

本殿妻彫刻。

反対側からも。

拝殿からの渡り廊下。

尚徳館。

国宝のご神体などが保管されている。

摂社。

曽我兄弟を祀る剣神社と

大已喜神を祀る秋葉神社だ。

燈明杉

本殿の真後ろに、燈明杉が立つ。

見上げても全貌が分からないくらいの巨木だ。

しめ縄が掛けられている。

その先に、摂社が。

仁井田神社で、山祇神ほか5柱を祀る。

参拝を終え、車で星神社を目指した。

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感想

その存在感は、半端ない。

小村神社自体も立派なのだが、そのご神木として恥ずかしくないりりしさを感じる。

伝説も多く残っており、ぜひ見逃すことなく立ち寄って欲しい。