上高地とは
上高地(かみこうち)は、長野県松本市(ながのけんまつもとし)にある観光地だ。
現在では年間120万人もの人々が訪れる山岳景勝地・上高地。
手付かずの自然が多く残る、大自然の宝庫と呼ばれる由縁はまた、「リゾート観光地」としての歴史が浅いためでしょうか。一般観光客が多くこの地を楽しむようになったのは昭和年代に入ってからです。明治以前、上高地に出入りしていたのは、樹木の伐採のための木こりがほとんどでした。明治になり、地元島々の上條百次良は許可を得て夏の間だけ、松本周辺で集めた牛や馬を、徳本峠を超えて、上高地で放牧を始めました。 いわゆる上高地牧場の始まりです。場所は、小梨平、明神、徳沢の3箇所、特に徳沢は徳沢牧場とも呼ばれていて、残雪の山々を背景にした牛や馬の放牧は、古きよき時代の牧歌的な光景の一部として、訪れる登山者に親しまれました。
大正4年6月には焼岳が大爆発を起こし、流れ出た土石流が梓川をせき止め、そこにできた池は大正池と命名され上高地の風景のひとつに加わりました。
1927(昭和2)年は上高地にとって重要な年となります。文豪 芥川龍之介が何度となく訪れた上高地・河童橋を題材に、小説『河童』を発表。7月には鉄道省(現在のJR)が後援し東京と大阪の新聞社が主催した「日本八景」の渓谷の部に於いて、上高地が第一に推されました。
北アルプス登山の基地にもなっている。

中尾高原ホテル風車で朝食
この日は2020年10月16日、中尾高原ホテル風車で宿泊していた。

ここに連泊して2度目の朝食だが、別の種類で変化があって満足感が高い。
あかんだな駐車場
この日は上高地に行く予定で、車であかんだな駐車場にやってきた。
上高地は美しい自然環境を保護し次世代へ継承するため、通年マイカー規制を行っております。岐阜県側の平湯温泉からバスまたはタクシーをご利用ください。マイカーでお越しの際は、あかんだな駐車場(マイカー1日600円)より乗り換えなしでバスにご乗車いただけます。
ここからバスに乗り換えるが、料金は2,090円かかる。
大正池
2日前に登った焼岳を見ながら、バスは進む。
今回は、大正池のバス停で下車した。
ツキノワグマ目撃情報にビビる(汗;)
大正池に出てきた。
前回35年前に来た時はまだ立ち枯れの木があったが、もうすっかり無くなっていた。
その先に、焼岳のビューポイントがある。
河童橋
梓川(あずさがわ)を渡る。
ここから河童橋(かっぱばし)に向かう。
ウェンストン碑にやってきた。
ウェンストンは上高地を紹介した功労者だ。
河童橋から徒歩約20分。霞沢岳と六百山を望む梓川のほとりに、英国人宣教師ウォルター・ウェストン(1861-1940)のレリーフ(浮彫胸像)があります。氏は登山家として日本各地の名峰を制覇し、明治24年(1891)上高地にも訪れて山案内人・上條嘉門次とともに北アルプスに挑みました。
そして明治29年(1896)、著書『日本アルプスの登山と探検』のなかで上高地の魅力を世界に称賛しています。「楽しみとしての登山」を日本に伝えた功労者として、日本山岳会はその栄誉を称えるとともに氏の喜寿を祝って、昭和12年(1937)梓川沿いの広場に額面型のレリーフを掲げました。
河童橋に到着。
バスターミナル
河童橋からバスターミナルに戻る。
おやきを買うためだ。
小梨平キャンプ場
清水橋を渡ると、梅花藻がたくさんあった。
醒ヶ井を思い出した。

小梨平キャンプ場に到着。
河童橋から梓川上流に向かい歩いて5分、眼前に穂高連峰を望む自然林の中に小梨平キャンプ場があります。テントサイトは12エリア。静かな木立の中、梓川畔の眺めの良い場所、あるいは炊飯棟に近い場所など、お好みによってさまざまな場所でキャンプができます。
団体のサマーキャンプツアーや、中学生・高校生の夏季キャンプ実習、林間教室などにも最適な場所です。
熊が出て一時閉鎖されていたが、9月7日から一部利用再開していた。
2020年8月8日深夜、長野県上高地にある小梨平キャンプ場には約250のテントが張られていた。
キャンプ場全体が寝静まった頃、東京から友人とハイキングに訪れ、1人用テントで就寝していた50代の女性は、突然テントが強い力で引っ張られるのを感じて、目を覚ました。思わず「助けてください!」と叫ぶと、移動は止まったが、次の瞬間、テントは一瞬で引き裂かれ、黒いものが襲い掛かってきた。
明神小屋
明神岳が近づいてきた。
明神小屋に到着。
ここでランチ。
カップ麺を作ったが、途中でガス欠で生ぬるいラーメンになってしまった(汗;)
バスターミナルで買ってきたおやきも食べる。
明神橋
食事を終え、明神橋へ。
橋を渡って、戻ることにした。
嘉門次小屋
明神池の鳥居まで歩いてきた。
ここに嘉門次(かもんじ)のレリーフがある。
嘉門次小屋は、35年前に来た時に食事した場所だ。
懐かしい。
明神池
その先に、明神池がある。
ここには穂高神社奥宮が鎮座する。
入場料は300円だ。
一之池から歩いていく。
二之池は庭園のようだ。
紅葉
明神池をあとにし、バスターミナルに戻っていく。
紅葉が美しい。
河童橋まで戻ってきた。
帰路
バスターミナルに戻る。
あかんだな駐車場に戻ってきた。
中尾高原ホテル風車に戻り、屋上テラスに出てみた。
部屋に戻って、さっそく温泉に入る。
風呂上がりはテラスでビール。最高だ。
次はいよいよ西穂高岳への登山だ。

感想
35年ぶりに歩いたが、随分雰囲気が変わっていた。
大正池からの遊歩道が整備されていて、歩きやすくなった気がする。
バスターミナルから河童橋までの喧噪は、驚くばかり。
新型コロナウイルスの影響で観光客が減ってこれだから、通常はいかばかりか。
今回は紅葉の時期に来られて、とても美しい景色を楽しめた。
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