大滝(高知県仁淀川町) ⇒ 泳いでいかないとたどり着けない秘境中の秘境の滝

大滝

大滝とは

大滝(おおたび)は、高知県吾川郡仁淀川町大屋字奥日浦(こうちけんあがわぐんによどがわちょうおおやあざおくひうら)にある滝だ。

安居渓谷の最深部にあり、なかなか到達できないことから「秘滝」とされる。

大滝 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」仁淀川の支流、県立自然公園安居渓谷[やすいけいこく]を流れる安居川の上流に位置する滝。大滝神社があり雨乞いの神様として知られている。
土佐の名水40選。

大滝 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」 から引用

大滝(高知県仁淀川町) ⇒ 泳いでいかないとたどり着けない秘境中の秘境の滝

千仞峡

この日は自宅を車で出発し、味処おさきでトンカツを食べた。

味処おさき(高知県仁淀川町) ⇒ ガッツリ厚いトンカツで大満足
味処おさき(あじどころおさき)は、高知県吾川郡仁淀川町大崎(こうちけんあがわぐんによどがわちょうおおさき)にあるトンカツ店だ。随分久しぶりに来た。味は変わらぬ安定感のある美味しさ。価格が手頃でボリュームがある。車で来ても役場がすぐ前なので困ることはないだろう。ガッツリ食べたい人におすすめだ。

食後、車で安居渓谷にやってきた。

鯉のぼりが安居川をまたいでかかげられている。

さらに進むと、千仞峡(せんじんきょう)に到着だ。

車を停めて、橋の下を覗いてみた。

渓谷が美しい場所だ。

ここにはみかえりの滝がある。

みかえりの滝 ⇒ 千仞峡に流れ込む仁淀ブルーを代表する滝
みかえりの滝とは みかえりの滝は、高知県吾川郡仁淀川町大屋(あがわぐんによどがわちょうおおや)にある滝だ。 水量豊かな頃の滝の眺...

橋を渡ったところが滝の正面だ。

水面はかなり下になる。

駐車場

車で先に進み、宝来荘を通過。

宝来荘⇒仁淀ブルーを眺めながら鮎の塩焼きに舌鼓
宝来荘は安居渓谷にある宿泊施設、レストランだ。 仁淀ブルーリゾート | 安居渓谷 宝来荘 碧き清流を眼下に、 対岸を見上げれば宝来山渓...

いつもなら歩く道だが、今回は時間の都合で車で進む。

舗装が終わる地点で車を停める。

広くなっており、車を数台停められるスペースがある。

ここから先は一般車両通行禁止。

ここから歩き始める。

林道歩き

沿道に咲く花を眺めながら、林道を進む。

気づきにくいが、右側の崖は50m以上ありそうだ。

5段になった堰がはるか下に見える。

のぞき込むと、迫力ある渓谷になっている。

岩がオーバーハングになっている箇所を通過。

安居銅山の説明看板までやってきた。

安居鉱山(池川町)当地は正徳4(1714)年幕府の許可を得て伊予西条の庄屋・田中勝丞が採鉱を出願したことが始まり。文政元(1818)年5月、土州の内田菊右衛門により再興。文政4年にはおよそ100戸730人の労働者とその家族が暮らしていた。文政7(1824)年の暴風雨による災害後は経営が低迷し、天保12(1841)年休鉱。明治に入り大阪の田中産業により採掘が再開、昭和13年日本鉱業の経営、戦中の一時期池川の田中氏の経営となり、戦後間もなく(右岸の説明板)あるいは昭和19年頃(大屋の説明板)に閉山となった。

安居鉱山(池川町) から引用

遊歩道

大滝への道との分岐点に到着。

ここから遊歩道を歩いて行く。

危険な箇所には橋が架けられている。

それでも結構スリルがある(汗;)

鉄橋もあるのだが、錆びて底が抜けそう。

大滝神社

この橋の対岸に、大滝神社(おおたびじんじゃ)が鎮座する。

大滝大滝神社は大滝高尾神神社といい、水波能女神、高尾神の二柱が祀られている。昔から雨乞いの神様として知られ、現在でも日照りが続くと近隣ばかりでなく、県外からの参詣もある。またこの神社には多くの民話や伝説が語り伝えられている。

大滝 から引用

橋を渡る。

大滝神社に到着。

と思ったら、ここは拝殿ではないようだ。

この建物の奥の鳥居をくぐり、石段を上がったところに拝殿が見えている。

安居渓谷 大滝神社 : おじょもの山のぼり ohara98jp@gmail.comその上には 祠

内部

下の建物に 説明文がありました

去る50年の 台風で 神社の拝殿は 流出してしまいましたが その後 寄付を募り 作り直したそうです

安居渓谷 大滝神社 : おじょもの山のぼり ohara98jp@gmail.com から引用

今回は参拝は諦め、下の河原に行ってみた。

大滝

再び橋を渡り返す。

先に進んでいく。

対岸に渡る橋があった。

渡ってみる。

正面に小さな滝があったが、これは大滝ではない。

大滝は上流に行ったところのようだが、そこへ行くには泳ぐしかないようだ(汗;)

大滝 高知県 仁淀川町 | 瀑へ抜けそうな橋を数本わたり、大滝神社境内へいかず、沢に降りると狭まった淵がある。そこは右から巻けるが、泳ぐために来たので泳いで突破する

最後は水の流れもあり、水量次第では難儀するかも、泳ぎ志向がなければ普通に巻くのが懸命か

第1の淵を超えると、再び同じような地形、上の写真の地点へ出る。
この廊下の奥に神秘の滝が落ちている。

大滝 高知県 仁淀川町 | 瀑へ から引用

滝を見るのは諦め、ここでアケボノツツジを見ながらコーヒータイム。

道場

橋を戻り、先に進む。

大きな鳥居に到着。

その先に、道場がある。

道場の横を通り、進んでいく。

その先の崖の下が、大滝だ。

木が茂っていてイマイチ見えにくいが、一応見たことにしておこう。

帰路

滝も見たので、帰路につくことにした。

以前ここに来た時に道場から車道に出られたように記憶していたので、うろ覚えの道を探す。

道場のトイレの前を通過。

しばしウロウロしてみるが、道を見つけられなかった。

車道に出ることは断念して、来た道を戻ることにした。

通ってきた道なので、安心だ。

無事に車道に出た。

車に戻り、家路を急いだ。

感想

ただでさえ秘境の高知県(苦笑)のなかでも、とりわけ秘境の滝だ。

正面から見るにはドローンが必要。

それを泳いでいく猛者にはただ感服するのみ。

ここに来るのは2回目だが、随分前のことで記憶が定かでなかった。

後で地図を見て確認したが、帰り道で無理して車道に出ずに正解だった。

やはり山では迷ったら戻る、というのが鉄則だ。

修行するならともかく、観光ではハードルが高すぎる滝だ。

合計距離: 11153 m
最高点の標高: 824 m
最低点の標高: 529 m
累積標高(上り): 801 m
累積標高(下り): -804 m
総所要時間: 03:23:31
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