ドライブイン引地橋とは
ドライブイン引地橋(ひきちばし)は、高知県吾川郡仁淀川町にあるレストランだ。
ドライブイン引地橋 ホームページ
自動車では、松山市から1時間30分、高知市から1時間10分程度。
自動車で 引地橋まで 仁淀川町大崎から 3分。
中津渓谷から 5分。
佐川町から 20分。
久万高原町美川から 40分。
いずれもおおよそです。
特におでんが有名で、バスが停まると必ずおでんをほおばったものだ。
ドライブイン引地橋|仁淀川町
引地茶屋は明治の末期、わらじ履きの車引きや旅人等の峠の休み場所として、 餅や駄菓子を売る茶屋を始めたのが発端で、続いて大正の初年ごろ、トコロテンをはじめ人気 を博し以来ここに80有余年の永い間大勢の人々に愛され育てられて今日に及んでおります。
茶屋1階は、50名様収容の食堂や売店となっており、食堂では主に軽食、麺類(名物引地そば) おでんなどをお召し上がりいただけます。特におでんは絶品!!
車で引地橋へ
この日は、茶農家の店あすなろでランチを済ませて車で引地橋までやってきた。
既に多くの車が停まっていた。
この場所は以前は国鉄バスの高知〜松山の路線でバス停になっており、俺もよく利用した。
しかし高速道路が完成し、JRバスの路線が高速道路経由になったため廃止された。
現在は地元の町民バスのバス停として残っている。
それでも当時の名残か、トイレは大きなものが残っている。
観光案内板。
店内へ
さっそく店内に入ってみた。
ここに来たら、おでんは欠かせない。
こんにゃくと厚揚げを頼んでみた。
テーブルに備え付けられている辛子味噌をたっぷりつけて食べるのが、ここの流儀だ。
味がとても染みていて、おいしかった。
【ふれあい高新in仁淀川町】郷愁の引地橋おでん ドライブインの半世紀
店主の陽三さんの妻、香代子さん(67)は21歳で嫁いできた。
「初代の奥さんが作ったおでんの味を引き継ぎながら、少しずつ作り方を工夫して変えてきました」
だしは日々継ぎ足す。時代は変わっても、大根、卵、里芋といった具は変わらない。
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ゆらゆら揺れる湯気の向こう、家族連れや老夫婦がそばをすする。高速道路ができると、客足は減って店にはゆっくりとした時間が流れ始めた。昔を懐かしみ、わざわざ国道を通って食べに来る常連もいる。
松山市から仕事の帰りに訪れた竹内隆志さん(61)。愛媛の大学に通っていた時代、バスで帰省する時に必ず寄る場所だった。「10分の休憩でぱっとおでん食べて、故郷に帰ってきたなあと感じた。高速でびゅんびゅん行くより、景色見ながら下道を走るのがえいがよ」
タッパーや鍋を手に訪れる人も多い。
「おでん、ちょうだい」
引地橋を渡る
このドライブインの先に、引地橋がある。
車の通行量が多くて少し怖かったが、歩いて渡ってみた。
橋の向こうは、公園になっている。
駐車場もあり、10台ほどは停められそうだ。
この日は新緑がきれいだった。
藤も咲いていた。
このあたりは花桃の木が植えられており、季節になると美しい花をつける。
手入れは行き届いておらず、少し残念だ。
それでも花が咲いて、きれいだ。
感想
長距離バスが停まらなくなって訪れる機会も減ってしまっていたが、久しぶりに食べたおでんは懐かしかった。
当時は国道33号線もクネクネ道のままで、随分苦労した。
道が直線化され車で走るのも快適になった現在でも、頑張って伝統の味を守っているのが頼もしかった。
ぜひ立ち寄って、おでんを味わってみて欲しい。