横倉山とは
横倉山(よこくらやま)は、高知県高岡郡越知町(こうちけんたかおかぐんおちちょう)にある山だ。
標高は774m。
横倉山は越知町西方に屹立し、標高774mのその姿は峻険でよく目立ち、仁淀川を対して眺める風景は四季を通じて趣を感じさせてくれます。
また、飛び地として坂折川を挟んでの対岸には大樽谷川にかかる大樽の滝があり、ハイキングや紅葉狩りの季節には利用者でにぎわいます。
横倉山 | 高知県庁ホームページ から引用
平家伝説が残り、壇ノ浦の戦いから逃れた安徳天皇の陵(参考地)が鎮座する。
安徳天皇陵墓参考地として国の指定を受けている。安徳天皇が都を忍び従民と共に蹴鞠(けまり)をして遊んだ場所として伝えられている。
ここが県内で唯一の宮内庁所轄地となっている。
自宅から近いこともあり、何度も登っている。
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横倉神社
この日は「麺や倉橋」でランチを済ませた。
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そこから、横倉神社(よこくらじんじゃ)にやってきた。
扁額。
手水舎。
本殿。
摂社にも参拝する。
駐車場
参拝後、車で登山口までやってきた。
駐車場はとても広い。
ここに車を停め、登山口へ。
しかしこの登山道は下りで使うことにして、先に進む。
織田公園
織田公園(おだこうえん)に到着。
春にはボタンザクラやツツジ、6月頃にはアジサイ、秋にはコスモスの花が咲く。 展望台があり、仁淀川の蛇行や越知のまちが見渡せ見晴らしが良い。
ここは展望台もあり、見晴らしが良い。
梅が満開だ。
八坂神社
舗装道を歩き、分岐点を登山口方面に進む。
灯籠
やがて、八坂神社(やさかじんじゃ)が見えてくる。
安徳天皇が勧進したと伝わる。
三嶽古道
さらに進んでいくと、登山口だ。
ここには平清盛の七男、淡路守清房の社が鎮座する。
鳥居の先は、きつい傾斜の石段が続く。
この道は三嶽古道(みたけこどう)と呼ばれ、平家一門が通ったと伝わる。
「三嶽古道」とは、源平の戦いに敗れた安徳天皇を擁する平家一門が、旧仁淀村別枝(べっし)都から行在所を横倉山に移す際に通ったと言われる、横倉山系をほぼ横断するように東西方向に走る古道。
旧仁淀村谷山地区から“三嶽越え”、杉原神社表参道石段を経て、越知町楠神近くに至る全長約6.5キロメートルを指し、幕末に土佐藩参政・吉田東洋を暗殺した那須信吾、大石団蔵、安岡嘉助が脱藩する時に歩いた道としても知られている
横倉山側の入口横には、安徳天皇の従臣・淡路守清房のお墓がある。
ハイキングコースとして全国的にも有名で、道中には「夫婦杉」や、600余段の石段があり、5月中旬~6月初めにかけて、日本の浪鳥の中では最も美しく“幻の鳥”と言われるヤイロチョウの鳴き声も聞かれる趣のある古道である。
うっそうとした森の中を登っていく。
夫婦杉を通過。
この頃には、すでに汗ビッショリだ(苦笑)
杉原神社
杉原神社(すぎはらじんじゃ)に到着。
境内には樹齢500~600年の巨杉をはじめ多くの杉がうっそうと茂り独特の雰囲気。 本殿周囲の彫刻は素晴らしく見どころの1つである。
参拝する。
周囲は巨木の森だ。
本殿。
平家の宮。
安徳天皇に随行し、この地で没した平家の一門を祀る。
安徳水
杉原神社から坂道を下る。
ここに安徳水(あんとくすい)という湧水がある。
全国名水百選に選ばれている。
名水だ。
山小屋
杉原神社の近くに、山小屋がある。
無人小屋だが、比較的きれいだ。
ゆるやかな坂道を上がっていく。
横倉宮
平安社(へいあんしゃ)
田口社(たぐちしゃ)
横倉宮の鳥居を通過。
横倉宮に到着。
祭神は安徳天皇だ。
馬鹿だめしの頂上にあり、安徳天皇を祭神とする。 正治2年(1200年)に平知盛が天皇を玉室(たまむろ)大神とし祭ったことに始まり、社殿横には牧野博士が日本で最初に発見し、命名した「ヨコグラノキ」の基準木がある。
馬鹿試し
横倉宮の脇をさらに進む。
ここは「馬鹿試し」という断崖絶壁の上。
スリル満点だ。
4億年以上前の石灰岩でできた高さ80mの断崖絶壁。ユニークな名前の由来は、危険な突端に足を運ぶ者は馬鹿者とされ、馬鹿かどうか試す意味から「馬鹿だめし」と呼ぶようになった。 崖の下には「平家穴」と呼ばれる洞窟があり敵の襲来に備えて、安徳天皇の避難所とされたと言われている。
三角点
横倉宮まで戻り、ここから下山することにした。
下山は三角点経由。
尾根伝いに歩いて行くと、三角点がある。
その先のピークで、景色を楽しむ。
黒森山、その向こうには石鎚山。
鎖場
ここから道が険しくなる。
眼下には、越知の街並み。
ここから鎖を頼りに、下っていく。
かなり険しい。
危険な道が続く。
垂直の壁。
長さは短いが、かなり怖い。
なんとか無事にクリア。
下山
ここからひたすら下っていく。
それなりに傾斜もある。
登山口まで戻ってきた。
駐車場が見えてきた。
到着。
感想
この日は2020年3月3日だが暖かく、上りでは汗だくになってしまった。
うっかり着替えを持ってこなくて、往生した。
いつもなら畝傍山(うねびやま)眺望所までいくのだが、そのまま下山してしまった。
とてもいい天気だったが、結局誰とも会うことが無かった。
横倉山、いい山なのでもっと登ってもらいたい。
最高点の標高: 775 m
最低点の標高: 441 m
累積標高(上り): 455 m
累積標高(下り): -458 m
総所要時間: 03:02:37