天狗高原セラピーロードとは
天狗高原は、高知県高岡郡津野町にある山だ。
標高は1,500mほどの高原で、日本三大カルストのひとつとされる。
天狗高原には、よく行っている。
この時は五段高原方面を散策した。
今回は反対側の、天狗高原の山頂を目指してからセラピーロードを戻ってくるルートを歩くことにした。
天狗荘
午前中に自宅を車で出発、天狗荘の駐車場に到着したのは10:29だった。
この駐車場の先に見えているピークが、天狗高原の山頂だ。
まずは天狗荘へ。
建物内部では、なにやら工事中だ。
天狗荘では天体観測を売りにしている。
実は、この件で逮捕者が出ている。
自分のギャンブルなどに使ったのではなく、よかれと思って天体望遠鏡やデジカメなどを購入したようにも受け取れるのだが、いずれにしても勝手に流用するのはダメだね。
やはり公金管理は厳正に行わないと。
散策開始
まずは登山口の看板をチェック。
このコースには大引割(おおひきわり)、小引割(こひきわり)という見所がある。
今回は、時間の関係で割愛することにした。
最初はテント場の脇を通っていく。
コテージと混在しているのだが、ウッドデッキで快適そうだ。
フィールドアスレチックもある。
その上に、展望台が設置されている。
しかし樹木が育ってしまい、眺めは今ひとつだ。
天狗荘からスキーゲレンデの方向は、きれいに見えた。
先に進む。
ところどころにこんな地図があって、安心して進める。
天狗の森
山頂に到着。
隣の山は、鳥形山だ。
鳥形山石灰石鉱山|仁淀川町
日本屈指の石灰石鉱山として知られる鳥形山は、その昔、鳥が翼を広げたように見えることからこう呼ばれ、大野勇著「故山帖」には、太古の大津波の時、波の上に鳥の形をした山だけが残って見えたという伝承が書き残されています。藩政時代は土佐藩の御留山(おとめやま)として木の伐採は固く禁じられ、明治以降も天然林の生い茂る豊かな山容が保たれていました。
この山が石灰石鉱山としての歩みを始めたのは昭和46年のことです。良質な石灰岩を含む秩父古生層の石灰山で、日鉄鉱業により年間1,400万トン余りの採掘が行なわれ、露天掘り日本一の産出量を誇っています。開発前に1,459mあった標高は、長年の採掘によって約200m低くなりました。
ときおり発破の音が、ここまで聞こえてくる。
ここでランチにする。
コンビニ弁当だ。
黒滝山
食後、先に進んでいく。
目指すのは、次のピーク黒滝山だ。
残念ながら、紅葉はない。
カルスト地形の石灰岩を避けながら進んでいく。
黒滝山に到着。
セラピーロード
ここから斜面を下っていく。
セラピーロードとの分岐に到着。
ここから左に進むと大引割、小引割だが、今回はそのまま右のセラピーロードに向かった。
ここは、きれいに整備された道が続く。
アップダウンも少ないので、歩きやすい。
駐車場近くになると、1kmほどウッドチップが敷き詰められていて、フカフカした感触が気持ちいい。
13:48駐車場に到着。
天狗荘に戻って、お決まりのソフトクリームをいただく。
帰りは、車で五段高原を通って梼原(ゆすはら)に向かう。
眺めがよい、快適ドライブだ。
姫鶴平から国道440号線に下り、梼原へ。
感想
セラピーロードを歩いたのも、久しぶりだ。
非常に整備されており、いつ歩いても清々しい。
今回は天狗の森を経由したが、セラピーロードをピストンするなら高低差もあまりないので、お年寄りや子供でも大丈夫だ。
たくさんの人が歩くといいね。
最高点の標高: 1480 m
最低点の標高: 1235 m
累積標高(上り): 369 m
累積標高(下り): -367 m
総所要時間: 03:09:34