梶ヶ森キャンプ場⇒暴風雨の中で意地のBBQを決行

梶ヶ森キャンプ場

梶ヶ森(かじがもり)は高知県長岡郡大豊町(ながおかぐんおおとよちょう)にそびえる標高1,400mの山だ。

山頂には電波塔が建っていて、山頂まで舗装路が整備されている。車で山頂にアクセスできるので人気が高い。

しかし舗装路と言ってもすれ違いに困難を伴ういかにも高知県の道らしい道なので、運転に自信が無い人には向かないかも知れない。

山頂直下にキャンプ場があり、無料で利用できる。

今回はこのキャンプ場で日帰りキャンプを楽しむことにした。

簡素なキャンプ場

梶ヶ森キャンプ場は芝生が張られたフリーゾーンキャンプ場。設備は駐車場と炊事場、トイレだけと、きわめてシンプル。水道もない。

炊事場

炊事場にはかまどが並んでいるが、水道も流しもない。

竈

トイレはくみ取り式で、1台だけバイオトイレが設置されている。

バイオトイレ

雨の合間を突いてキャンプ場へ

この日の天気予報は曇り時々雨。台風16号の影響で秋雨前線が活発化しており、連日雨が降っていた。そのため、わずかな雨の合間を縫ってキャンプすることにしたのだ。

梶ヶ森キャンプ場に来るのは3回目。最初は龍王の滝駐車場に車を停め、山頂まで登山をした。この時はまだ登山を始めたばかりで体力不足を痛感したものだった。

2回目はドライブ。車で山頂に行き、少しキャンプ場の周囲を散歩した。

そして今回は、BBQを目的とした。

豊永駅を過ぎた時には雨は降っていなかったが、山腹から上はガスの中。少し心配をしながらも、天気予報を信じてキャンプ場に向かう。

駐車場に着いたのは12時。他の車もテントも見当たらない。まあ、この天気なら当然か。

駐車場

さっそくタープを張り、炭に火を入れる。ところが、炭の着火に大苦戦。どうやら、天気のせいで炭がしけっていたようだ。あいにく着火剤は持ち合わせておらず、悪戦苦闘。結局BBQをスタートしたのは13:30を過ぎていた(大汗;)

ようやくBBQにありついた。普段より焼肉がおいしく感じられる。

BBQ

残った炭にアルミホイルで包んだサツマイモを突っ込んで焼き芋を作る。

鳴門金時は、やっぱり甘いね。

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暴風雨に見舞われる

そうこうしているうちに、雨が激しくなってきた。

慌てて焚き火台をタープの下に避難させる。

すぐに風も強くなり、まるで台風状態に。

暴風雨

俺のスクリーンタープはウィンドウ部分は脇から風が入り込んでしまうので、風にバタバタとはためいてしまい破れそうに。

タープごと飛びそうになり、何度もペグを打ち直す。

一方、少し前にやってきた香川ナンバーの車のカップルは、スノーピークのテントを張っていた。あちらは、この暴風雨にもビクともしていないようだ。強風に悪戦苦闘している我が身が少し悲しい。

風上側はモロに風を受け、まるで帆船の帆のように。

スクリーンタープ

いよいよ風が強まり、風上のフレーム部分がつぶれてしまった。

さすがに限界。

Yahoo!天気の雨雲レーダーで見ると、3:30頃に雨雲が一瞬切れるようだ。それまで、タープの中でひたすら耐える。

タープで雨をしのぐ

すると!予報通りに雨がやんだ。

すごいぞ、Yahoo!天気

そそくさと撤収し、下山した。

結局BBQしただけで、山頂にも行かず、何も見ず。

なかなか悲しいデイキャンプとなった。

これも経験か。

3年後に再度訪れ、リベンジを果たす。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/camp/camp-site/14251/