蔵王山とは
蔵王山(ざおうざん)は、宮城県と山形県にまたがる日本百名山だ。
読み方が山形県側と宮城県側でちがっているそうだ。
山形と宮城:蔵王山の呼称は「さん」?「ざん」? – 毎日新聞
山形、宮城両県にまたがる活火山「蔵王山」の呼称をめぐり、国が既存の「ざおうざん」に加えて「ざおうさん」も正式な読み・表記として認めることになった。「さん」の読みが一般的という山形側の要望がきっかけで、同じ系列のテレビ局でも県境をはさみ山形側が「さん」、宮城側が「ざん」とアナウンサーが地元に配慮する状況になっている。
車で山頂近くまで行ける事から、人気が高い。
最高峰は熊野岳(1,841m)だ。
蔵王の名は、蔵王権現を山に勧請したことから命名された。
蔵王連峰
蔵王の名称は、白鳳8年(679年)、大和国・吉野山から役小角が蔵王権現を現在の不忘山(宮城県側)に奉還し、周辺の奥羽山脈を修験道の修行の場としての「蔵王山」と称したことに由来する。
鬼怒川温泉から車で移動
前日は鬼怒川温泉で宿泊していた。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/onsen/7599/
ホテルで朝食。
東北自動車道で蔵王を目指す。
蔵王エコーラインを通り、12:00駐車場に到着。
まずはすぐ上のレストハウスに立ち寄る。
入り口にはこんにゃくののぼりが。
休憩スペースが広い建物だ。
お釜
レストハウスを出て、すぐ上が刈田岳(かっただけ)(1,758m)だ。
刈田岳 – かつただけ:標高1,758m
古くは刈田嶺、不忘山(わすれずの山)と呼ばれていた。江戸時代の文化、文政のころには、年間1万数千人の登拝者があったという記録もある。
この山は昭和37年の蔵王エコーラインの開通、同39年の蔵王ハイラインの開通により、山頂までわずか200m足らずの歩行で登れるようになった。当然登山の対象とはなり得ず、完全に観光地化された。
しかし後から登る事にして、まずは最高峰の熊野岳を目指す。
すぐにお釜が見えてきた。
御釜 (蔵王連峰)
御釜(おかま)は、宮城県刈田郡蔵王町と同県柴田郡川崎町の境界付近(境界未定地域)にある火口湖のことで、五色沼(ごしきぬま)とも呼ばれる。蔵王連峰の観光のハイライトとして知られる。
蔵王のシンボルで、もう30年以上前になるが以前来た時もこの湖を見た記憶がある。
その時はまだ登山はしていなかったので、これを見てすぐ帰ったのだろう。
お釜の脇の登山道を進む。
熊野岳
登山道は非常によく整備されている。
斜面を登る。
避難小屋に到着。
中は思ったより広く、十分宿泊できそうだ。
風が強かったので、避難小屋の風下に陣取ってランチ。
寒かったのでラーメンで温まった。
食事を済ませ、山頂に向かう。
祠が見えてきた。
山頂に到着。
碑が建っていた。
まずは参拝。
なかなか大きな祠だ。
刈田岳
強風で寒かったので先に進む事はやめ、下山する事にした。
元来た道を戻る。
レストハウスを過ぎ、刈田岳に登る。
参拝する。
刈田嶺神社 (七ヶ宿町)
刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)は、奥羽山脈・蔵王連峰の宮城県側、刈田岳(標高1,758m)山頂にある神社。山麓の遠刈田温泉にある「刈田嶺神社」と対になっており、当社を「奥宮」、遠刈田温泉の同名社を「里宮」と言う。神体は、夏季に山頂の「奥宮」に、冬季は麓の「里宮」にと、両宮の間を季節遷座している。
信仰の山らしい景色だ。
多くの参拝者が訪れるらしい。
記憶があやふやだが、以前来た時はここからお釜を眺めたのだろう。
下山後、蔵王温泉で宿泊した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/onsen/7659/
感想
北海道で登山するつもりが、まさかの地震で予定変更。
急遽登ったのだが、手軽に登れてそれでいて達成感があってよかった。
蔵王自体はスキーで何度か訪れていたのだが、最高峰の熊野岳まで来たのは初めてだ。
眺望が素晴らしく、あらためてお釜の存在感も実感した。
周囲の山並みも美しいので、時間がある時に縦走してみたいと思った。
最高点の標高: 1839 m
最低点の標高: 1659 m
累積標高(上り): 286 m
累積標高(下り): -214 m
総所要時間: 02:44:51