八甲田山とは
八甲田山(はっこうださん)は、青森県青森市の山だ。
日本百名山で、最高峰は大岳(おおたけ) (1,584m)、コースタイムは5時間だ。
青森県観光情報サイト アプティネット
那須火山帯の中の、八甲田火山群地域を八甲田連峰と称します。
そして、大岳(1,585m)を主峰として高田大岳、井戸岳、赤倉岳、前嶽、田茂萢岳、小岳、硫黄岳、石倉岳、雛岳と10の山々を北八甲田、櫛ヶ峰をはじめ6峰の山々を南八甲田といいます。
それぞれの山は円錐状か台形状になっており、中でも、高田大岳と両側に同じ間隔である小岳、雛岳と噴火口の無い三峯が連なっているのは、火山帯としては珍しいものです。
中腹には毛無岱(けなしたい)などの高層湿原が広がっており、紅葉の名所としても知られる。
八甲田ロープウェーがかかっており、比較的簡単に登山できることから人気が高い。
八甲田ロープウェー株式会社
八甲田ロープウェーは十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、人口約31万人の青森市から車で奥入瀬渓流・十和田湖方面に向かい、40分ほどでロープウェー山麓駅に到着いたします。
ロープウェーは昭和43年10月に開業し、冬から春にかけては雄大な山岳スキー、雪解けとともに数多くの高山植物が咲き乱れ、山頂公園駅を基点とした自然遊歩道(八甲田ゴードライン)を利用して、高層湿原と高山植物ウォッチングが30分から60分ほどで手軽に楽しめます。
また足を伸ばすと赤倉岳、井戸岳、そして北八甲田の主峰・大岳山頂から上毛無、下毛無の湿原を巡り、酸ヶ湯温泉へ下山するコースも人気があります。
また周囲は豪雪地として知られ、新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」を原作とする映画「八甲田山」は、高倉健主演で大ヒットした。
登山口には、雪景色が有名な酸ヶ湯温泉がある。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/onsen/7766/
2013年2月に観測史上最高の積雪566mmを記録した。
駐車場
この日は青森駅前のホテルに宿泊していた。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/etc/7930/
ホテルで朝食を済ませ、車で八甲田山を目指す。
酸ヶ湯温泉前から少し坂道を上ったところに、無料駐車場がある。
酸ヶ湯温泉の駐車場に、8:44到着。
この日は好天に恵まれていることもあり、既に車が停まっていた。
まずはトイレを借りる。
水洗できれいなトイレだ。
和式の便器。
温水便座ではないが、洋式もあった。
登山開始
まずはルート確認。
インフォメーションセンター。
登山口から、いざ登山開始。
まず、鳥居を抜ける。
八甲田山は山自体が神域だ。
つまり、ここからさきは全て境内と言うことになる。
始めは整備された道が続く。
もっとも前日までの雨で、こんな状況ではある。
眺めのいい登山道だ。
人気があるのもうなずける。
と、蛇を発見。
地獄谷
しばらく上っていくと、荒涼とした場所に出た。
どうやら硫黄分を含むガスが流れ出るため、こんな状態になるようだ。
地獄谷(じごくだに)と呼ばれている場所だ。
そういえば、流れている川の石の色は黄色っぽい。
だから、草木が生えないようだ。
ガスを吸い込まないように、足早に進む。
湿原
地獄谷を登り切ると、木道が現れた。
仙人岱(せんにんたい)という湿原だ。
水場がある。
ここでペットボトルに水を補給。
「辰五郎」という名が付いているそうだ。
この付近は7月まで雪が残るため高い木が生育できないとの説明があった。
池塘(ちとう)が美しい。
あいにく、ガスが広がってきた。
小岳 (こたけ)との分岐に到着。
今回は直接大岳を目指す。
山頂へ
湿原から大分標高を上げてきた。
少し晴れ間も見えてきて、山頂からの展望が楽しみだ。
あと少しだ。
鏡沼に到着。
爆裂火口の後だそうだ。
祠に参拝。
11:16八甲田山最高峰の大岳山頂に到着。
残念ながら、周囲は真っ白だ。
かろうじて周辺の山が見える程度だ。
パノラマでも撮ってみたが、どこを見ても雲がかかっている。
山頂で、コンビニで買ってきたおにぎりとカップ麺でランチ。
卵焼きとバナナも付けてみた。
下山開始
ランチを済ませ、下山することにした。
展望は開けないままだ。
赤倉岳への分岐に到着。
ここの避難小屋のトイレを借りる。
利用したツレの報告では、なかなかの怖さだったそうだ(汗;)
そうこうしていると、少し雲も切れてきた。
斜面をどんどん下っていく。
上毛無岱
ロープウェイ乗り場への分岐に到着。
ここから先は、湿原が広がっている。
上毛無岱(かみけなしたい)という湿原だ。
こころなしか草紅葉っぽくなっている。
ひたすら木道を進む。
ところどころに、こんな休憩所が設置されている。
さっき登ってきた大岳の雄姿が美しい。
湿原の説明看板。
下毛無岱
やがて階段にさしかかった。
下毛無岱(しもけなしたい)という湿原が広がっている。
じつに素晴らしい眺めだ。
ここからの眺めは必見だ。
階段を下りきると、木道が続く。
きのせいか池塘の雰囲気も上毛無岱とは違っているようだ。
ちらほら紅葉も見受けられる。
下山後のお楽しみ
さらに登山道を進む。
酸ヶ湯温泉が見えてきた。
14:38酸ヶ湯温泉に到着。
と、ある物を見つけた。
そう、登山後のお楽しみだ。
頼んだのは、いつものソフトクリームだ。
翌日は岩木山の登山の予定なので、宿泊先を目指して車で移動した。
感想
すばらしい山だった。
登って楽しい山だった。
湿原歩きも、気持ちよかった。
しかし残念ながら、山頂から陸奥湾や他の山々を見られなかった。
それが心残りだ。
手軽に登れるので、また来てみたい。
最高点の標高: 1585 m
最低点の標高: 892 m
累積標高(上り): 755 m
累積標高(下り): -764 m
総所要時間: 06:11:54