筑波山とは
筑波山(つくばさん)は、茨城県つくば市にある日本百名山だ。
標高は877mと低いが、関東平野からよく見えるため「東の富士、西の筑波」として、古くから信仰の対象となっている。
麓の筑波山神社からケーブルカーが出ており、手軽に山頂に立てる事から人気が高い。
また神社から徒歩で登ってもコースタイムは登り90分、下り70分しかないため、初心者コースとしてよく登られているようだ。
今回は東側のロープウェイを使って登る事にした。
筑波山へ移動
この日は東京を車で出発し、まず耳守神社に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/japanese-shrines/7514/
参拝後、筑波山を目指す。
途中の丸亀製麺でランチ。
車で移動中に立ち寄るのに、ちょうどいい場所だ。
さらに進むと、山道に入る。
思ったより寂れた道で不安が募る。
やがて道路が合流する場所に出た。
どうやら、裏道だったようだ。
ここからは、人気の山らしいきれいな道路が続く。
やがて、つつじヶ丘駅駐車場に到着。
ロープウェイ
筑波山は男体山、女体山の2つのピークを持つ双耳峰だ。
筑波山神社から上るケーブルカーは2つの峰の鞍部に続いているが、今回はロープウェイで最高峰の女体山を目指す。
まずは案内看板でルートを確認。
駐車場の目の前がロープウェイ乗り場だ。
建物に入ると、いかにも観光地という感じだ。
チケット売り場で往復チケットを購入する。
20分間隔で出ているようだ。
比較的大きなロープウェイだ。
見晴らしがいい。
快適だ。
もやがかかっていて残念だ。
きれいに晴れていれば、関東平野が一望できるだろう。
女体山
やがて山頂駅に到着。
階段を下り、登山口に向かう。
山頂まで5分で着くようだ。
向こうに見えるのが、男体山のようだ。
登山道(というか遊歩道)を進む。
社が見えてきた。
まずは参拝。
山頂に到着だ。
かろうじて景色が見える。
ロープウェイ乗り場もすぐそこだ。
男体山
あまりに簡単に終了したので、せっかくなので男体山にも行く事にした。
ガマ石前を通過。
茶店があった。
ここには、せきれい石という岩石がある。
奇岩 セキレイ石(せきれいいし)
この石の上に鶺鴒(せきれい)が留まり、男女の道を教えたといわれます。
イザナギ、イザナミは鳥に教えてもらったようだ(笑)
筑波山
筑波山は古来より農閑期の行事として大規模な歌垣(かがい)が行われ、近隣から多数の男女が集まって歌を交わし、舞い、踊り、性交を楽しむ習慣があった。これは今年の豊穣を喜び祝い、来る年の豊穣を祈る意味があった。
やがて鞍部に到着。
多くの茶店が軒を並べている。
ケーブルカーは、ここに着く。
ここから岩場を登る。
社が見えた。
参拝する。
女体山が見える。
筑波山神社
同じ道を戻り、ロープウェイで駐車場に戻る。
車で下山し、筑波山神社(つくばさんじんじゃ)に向かった。
駐車場が整備されている。
60分間無料なのが嬉しい。
道路から坂道を上がるところが少しわかりにくいので、要注意だ。
駐車場から神社まで少し歩く。
神社が見えてきた。
立派な社殿だ。
茨城県つくば市 神社 筑波山 結婚式 厄除け 祈祷 筑波山神社
筑波山神社は、東の霊峰「筑波山」を御神体として仰ぎ、約3千年の歴史を有する古社で、境内は中腹の拝殿より山頂を含む約370haにおよび、山頂よりの眺望は関東一円に及びます。高く尊い御神徳により、年間を通して多くの方が参拝に訪れます。結婚式や縁結び、交通安全、厄除け等の祈祷も毎日斎行いたします。
このすぐ上に、ケーブルカー乗り場がある。
祭神は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)だ。
境内は広い。
さざれ石も鎮座する。
茨城県つくば市 神社 筑波山 結婚式 厄除け 祈祷 筑波山神社 由緒
筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。御山から受ける恵みの数々は、まさに神からの賜物でありました。その山容が二峰相並ぶため、自然に男女二柱の祖神が祀られました。
その後祖神は「いざなぎの神、いざなみの神」と日本神話で伝えることから、筑波の大神も「いざなぎ、いざなみ両神」として仰がれています。
第十代崇神天皇の御代(約二千年前)に、筑波山を中心として、筑波、新治、茨城の三国が建置されて、物部氏の一族筑波命が筑波国造に命じられ、以来筑波一族が祭政一致で筑波山神社に奉仕しました。
第十二代景行天皇の皇太子日本武尊が東征の帰途登山されたことが古記に書かれ、その御歌によって連歌岳の名が残ります。
由緒書き。
これによれば、伊弉諾、伊弉冉降臨の地という事だ。
もっとも「おのころ島」は淡路島だ。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/ichinomiya/3709/
なので、場所的にもヤマトタケル以降からのあとづけだろう。
石段を下りて振り返る。
なにやら得体の知れないものがある。
宇宙の卵だ。
宇宙の卵
つくばで開催された科学万博(1985年)で飾られていたモノで、どのような科学的な意味合いがあるのかわかりませんが、強化プラスチック製で、重さが6トンもあるそうです。
筑波博の各パビリオンの地鎮祭を行って、会期中も安全祈願を続けていたという縁によるものだそうです。
摂社にも参拝する。
厳島神社。
恵比寿神社。
愛宕山神社。
出世稲荷。
朝日稲荷神社と言うようだ。
参拝を終え、宿泊地の鬼怒川温泉に向かった。
感想
ロープウェイを使ったので、日本百名山の中で最も簡単に登れた山になった(過去では剣山が最も楽だった)
人気の山という事で登山客(観光客?)も多く、賑わっていた。
少しもやがかかっていて眺望は今ひとつだったが、その魅力も少し分かった気がする。
筑波山神社は、さすがの荘厳さだった。
ここは外せないスポットだ。
ぜひここから登るべきだったと、少し後悔した。
最高点の標高: 874 m
最低点の標高: 535 m
累積標高(上り): 478 m
累積標高(下り): -467 m
総所要時間: 01:35:43