瓶ヶ森 ⇒ ファミリーハイキングのメッカ

瓶ヶ森

瓶ヶ森とは

瓶ヶ森(かめがもり)は、高知県吾川郡いの町にある日本三百名山だ。

標高は1,897m。

標高が高い割に登山口から簡単に山頂に立てることから、ファミリーハイキングが人気だ。

いつも近くを通るのだが、あまりに親しみが深すぎてかえって足が遠のいていた。

今回、随分久しぶりに登ることにした。

土小屋へ

この日は自宅を車で出発した。

駐車場に到着。

とても広い駐車場だが、平日と言うこともあり1台しか停まっていない。

ここが登山口だ。

少し登ると、UFOラインに出る。

広場になっている。

ベンチも設置されていて、ゆっくりできそうだ。

トイレも設置されている。

くみ取り式なので、こんなものか。

登山ルートはこんな感じ。

この山は吉野川の源流地点だ。

キャンプの注意看板。

もっともこの場所ではキャンプはできないので、氷見二千石原にあるキャンプ指定地まで行く必要がある。

男山

9:42登山開始。

分岐点を、男山(おやま)方面に向かう。

笹ヶ峰に続く稜線を見ながらの気持ちのいい登山だ。

しかしお天気が回復したため、強烈な日差しが。

男山の山頂が遠く感じる。

このルートは一部だけだが鎖場がある。

そこを登り切ると、氷見二千石原の先に石鎚山の雄姿が見える。

北に目をやると、雲の下にしまなみ海道も見えている。

あと少しだ。

山頂の避難小屋を通過。

10:08男山の山頂に到着。

四国山地の山並みと、そこを走るUFOラインがよく見える。

と、その時、滝雲が現れた。

女山へ

実は男山は瓶ヶ森の最高地点ではない。

もう少し先にある女山(めやま)が、瓶ヶ森の山頂だ。

男山をあとにし、女山に向かう。

ほぼ水平のなだらかな笹原歩きだ。

振り返ると男山が眼下にある。

遠くから見ると男山の方が高く見えることもあるが、こうしてみると随分低いことが分かる。

石鎚山方面には雲がひろがって来た。

笹ヶ峰方面との分岐を過ぎると、山頂だ。

10:29女山の山頂に到着。

誰もいない。

かろうじて石鎚山の山頂部分は見えている。

しかし今治方面には雲がかかり、雲の先に瀬戸内海と広島がかろうじて見えている。

少し早いが、山頂でランチ。

山屋紅のお弁当だ。

あまりに暑いので、ツェルトを張って日陰を作る。

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タープとして使うには、高さが足りない。

ポールを利用するにも、ガイラインがない。

やはりガイラインを持ってくるべきだったと、後悔。

氷見二千石原

ランチを食べていると、ボツボツと他の登山者もやってきた。

食事を済ませ、下山することに。

雲海を見下ろしながらの笹原歩きだ。

人気のハイキングコースらしく、整備された道が続く。

大迫力だ。

美しい景色が広がる。

瓶ヶ森ヒュッテ

登山道から外れ、瓶ヶ森ヒュッテに向かった。

登山道から少し下る。

屋根が見えてきた。

まだ新しそうだ。

中に入ってみる。

杉板の壁がきもちいい。

中もきれいだ。

入り口に、昔の看板が掛かっている。

積雪期にも利用できるよう、2階からアプローチできるようになっている。

こんな施設があれば、安心だ。

トイレもある。

バイオトイレだ。

以前の避難小屋。

荒れ果てて、緊急時以外は使いたくない感じだ。

その先に、第一キャンプ場がある。

霧に包まれて分かりにくいが、5張りほどのスペースがあるようだ。

ゆったりしているが、トイレも水場もないので不便そうだ。

白石小屋

先に進む。

ここから白石小屋方面に下っていく。

思ったより遠い。

ようやく屋根が見えてきた。

キャンプ場を通過。

ここも5張りくらいだろうか。

ちゃんと刈り込まれている。

キャンプ場を利用するには小屋で許可が要ると書いてある。

しかし小屋はこの状態だ。

入り口も閉ざされている。

許可の取りようがない気がするのだが・・・

瓶壺

瓶壺(かめつぼ)を目指す。

この道が分かりにくく、しばし迷う。

ようやく標識を見つけた。

瓶壺に到着。

岩に直径1mほどの穴が開いている。

ひしゃくが置いてあったので、頭に水をかぶってみた。

ジリジリと日に焼かれたあとだけに、気持ちがいい。

下山

瓶壺をあとにし、駐車場に向かう。

登り返して登山道に出れば、あとは水平道だ。

12:49車道まで下りてきた。

駐車場は目の前だ。

感想

随分久しぶりに登った。

やはり景色は素晴らしい。

ただ標高が高いとは言え、晴れると暑かった。

6月は、直射日光がとても厳しい。

夏に登る時は、十分にご注意を。

合計距離: 3806 m
最高点の標高: 1897 m
最低点の標高: 1662 m
累積標高(上り): 375 m
累積標高(下り): -367 m
総所要時間: 03:15:30
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