熊野速玉大社とは
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県新宮市新宮(わかやまけんしんぐうししんぐう)にある神社だ。
熊野三山(くまのさんざん)の一つで、世界遺産になっている。
祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
熊野本宮大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成する大社。神倉神社のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を勧進するため、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられています。主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。境内には天然記念物に指定される樹齢1000年のナギの巨木があります。
熊野速玉大社|新宮市観光協会 から引用
駐車場
2022年1月7日、この日は道の駅パーク七里御浜で車中泊していた。
そこから車で、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)にやってきた。
境内
朱塗りの神門。
世界遺産の石碑。
朱塗りの十二の社殿が建てられている。
「熊野詣(くまのもうで)」は過去・現在・未来を救済する霊場として3つの熊野大社を巡るもので、熊野速玉大社は東方浄瑠璃浄土の地であると考えられている。
「蟻の熊野詣」と言われるほど多くの参拝者が熊野古道を歩いてきた。
自然信仰を原点に神社神道へと展開していく熊野信仰は、六世紀に仏教が伝わると早くから神仏習合が進み、「熊野権現信仰」が全国に広まっていきます。「権現」とは、神が権り(仮)に姿を仏に変え、衆生を救うために現れるという意味で、過去・現在・未来を救済する霊場として熊野は広く人々に受け入れられていきます。
さらに、強者弱者、地位や善悪、信不信を問わず、別け隔てなく救いを垂れる神仏として崇敬され、人々は難行を覚悟で、熊野をめざし、「蟻の熊野詣で」の諺も生まれました。
ようこそ 人生甦りの熊野速玉大社へ! – 熊野速玉大社公式サイト|和歌山県新宮市鎮座 根本熊野大権現 世界遺産 から引用
参拝
拝殿。
祭神の熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)は伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)のことで、本地仏は薬師如来(やくしにょらい)
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)は伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)のことで、本地仏は千手観音(せんじゅかんのん)
拝殿の正面に見えるのが速玉宮で、熊野速玉大神が鎮座する。
熊野夫須美大神は、その左にある結宮に鎮座されている。
由緒書き。
神倉山のゴトビキ岩に熊野速玉大神と熊野夫須美大神が降り立ち、祀られることとなった。
拝殿の右側には、摂社が並ぶ。
参道
さざれ石。
国歌に歌われる「さざれ石」は、小石が巌(いわお)になるほど長い年月、という意味なので、どこにでもある(苦笑)
参道を進むと、梛(なぎ)の大木がある。
高さ20m、幹周り6m、推定樹齢1,000年という大木で、ナギとしては国内最大であるとされる。
平重盛のお手植えで、夫婦円満のご利益がある。
平重盛お手植えのナギの木。左右対称の葉の形から夫婦円満のご利益があるとか。
熊野速玉大社|新宮市観光協会 から引用
曼荼羅。
熊野三山は熊野大社、熊野速玉大社、那智大社だが、今回は熊野大社には行かず、このあと那智大社に参拝する予定。
八咫烏神社。
大鳥居まで歩いてきた。
熊野大権現の「権現」は、神が権り(仮)に姿を仏に変え、衆生を救うために現れるという意味。
熊野稲荷に参拝する。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 9 m
最低点の標高: 6 m
累積標高(上り): 3 m
累積標高(下り): -3 m
総所要時間: 00:14:20