熊野那智大社とは
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山(わかやまけんひがしむろぐんなちかつうらちょうなちさん)にある神社だ。
熊野三山(くまのさんざん)の一つで、祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産の一部になっている。
一段の滝としては日本一の落差を誇る那智滝(なちのたき)でも有名だ。
熊野那智大社は、田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山の一社として、 全国約4,000社余ある熊野神社の御本社でもあり、日本第一大霊験所根本熊野三所権現として崇敬の篤い社です。古来当社はご祭神「熊野夫須美大神」の御神徳により「結宮(むすびのみや)」と称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇められました。那智御瀧は自然を尊び延命息災を祈る人が多く、また八咫烏の縁起によりお導きの神として交通・海上の安全の守護を祈り、さらに御神木の梛の木は無事息災をあらわすものとして崇められています。熊野の自然と共に神々の恵み深い御神徳のある神社であります。
熊野那智大社 飛瀧神社 那智御瀧 から引用
駐車場
2022年1月7日、この日は補陀洛山寺(ふだらくさんじ)に参拝した。
そこから車で、熊野那智大社にやってきた。
途中に駐車場がたくさんあったが、無料の駐車場が一番奥にあるのでそこまでやってきた。
駐車場はバスターミナルでもあるようで、とても広い。
最高点の標高: 247 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 245 m
累積標高(下り): 0 m
総所要時間: 00:16:31
参道
まず案内看板でルートを確認。
「熊野詣(くまのもうで)」は過去・現在・未来を救済する霊場として3つの熊野大社を巡るもので、熊野那智大社は南方補陀落浄土の地であると考えられている。
「蟻の熊野詣」と言われるほど多くの参拝者が熊野古道を歩いてきた。
参道入口まで歩いてきた。
熊野那智大社に参拝するのも10年ぶりくらいで、ルートを忘れた(汗;)
長い石段にひるむ(汗;)
ヘロヘロになりながら(苦笑)熊野那智大社に到着。
参拝
熊野那智大社と青岸渡寺境内は国の史跡で、世界遺産になっている。
表参道を歩いて行く。
鳥居をくぐってからも、かなり登ってきた(汗;)
ようやく到着。
朱塗りの社殿が並ぶ。
礼殿(らいでん)
熊野那智大社の由緒書き。
内部はこんな感じ。
1867年の建立と推定される御縣彦社(みあがたひこしゃ)は、国の重要文化財になっている。
ご神木
ご神木の大楠。
ご神木の由緒書き。
樹齢850年、樹高27m、幹回り8.5mで、平重盛お手植えとされ、天然記念物に指定されている。
お守りがなくなると言うことは「身代わりになって守ってくれた」ということ。
お守りをねだるおばあ。
ご神木には洞があり、胎内くぐりができる。
ジブリの世界だ〜。
意外と広く、大人でもラクラク入れる。
日本一大きいおみくじを引いてみた。
中吉です。
青岸渡寺
隣接する青岸渡寺(せいがんとじ)に向かう。
本尊は如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)
世界遺産で、西国三十三所第1番札所。
青岸渡寺の由緒書き。
伝承では仁徳天皇の時代(313年)、天竺(インド)から渡来した裸形上人による開基とされる。
本堂内部はこんな感じ。
境内からは、那智滝が見える。
樹齢700年のタブの木。
大黒天堂の中に入ってみた。
火祭り
参拝を終え、石段を下りて那智滝に向かう。
ここから見る那智滝がきれいだ。
火祭りの神輿待機場まで歩いてきた。
扇立て神事を行う聖地だ。
「那智の扇祭り」は熊野那智大社の例祭で、重要無形民俗文化財に指定されました。熊野那智大社でお祀りしている熊野の神々はもともと現在の那智御瀧付近でお祀りされていました。
その神々を今から約1700前に那智山中腹にお遷ししたのが熊野那智大社の始まりとされています。この祭典は熊野の神々が一年に一度もともとお祀りされていた御瀧本に里帰りをし、ご神威新たにする、という神事です。
那智滝
那智滝(なちのたき)の説明看板。
落差133mと、一段の滝としては日本一の落差を誇る。
もともと那智滝を祀る神社として熊野那智大社は始まったとされる。
現在は那智大滝を祀る神社として、飛瀧神社(ひろうじんじゃ)が鎮座する。
飛瀧神社の由緒書き。
那智滝に到着。
滝が大己貴神(おおなむちのかみ)が現れたご神体とされる。
売店
駐車場まで戻ってきた。
店内に入ってみた。
ここで生姜湯で温まる。
車で先に進んだ。
最高点の標高: 343 m
最低点の標高: 196 m
累積標高(上り): 283 m
累積標高(下り): -277 m
総所要時間: 01:12:43