南光坊とは
別宮山金剛院南光坊(べっくざんこんごういんなんこうぼう)は、愛媛県今治市別宮町(えひめけんいまばりしべっくちょう)にある真言宗御室派の寺だ。
四国八十八ヶ所霊場第55番札所で、本尊は大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)
四国霊場のうち「坊」がつく寺院はこの南光坊だけである。正式には光明寺金剛院南光坊という。今治市の中心街にあるが起源は古く、航海の神、総鎮守・伊予一の宮の大山祇神社と深くかかわる歴史を有する。
推古天皇御代二年甲寅(594)に勅により大三島に造立されて。其の後、越智玉澄公が文武天皇の勅を奉じて、大宝三年(703)風波のため祭祀がおろそかになるのを憂いて当地に勧請し、「日本総鎮守三島の地御前」と称して奉祭した。弘法大師は四国巡錫の時別館参拝し、坊で御法楽をあげられて四国霊場第五十五番札所と定めた
駐車場
2020年12月11日、この日はミスター・バーク今治店でランチを済ませた。
そこから車で、南光坊の駐車場にやってきた。
駐車場は分かれているが、台数は置けそうだ。
参拝
本堂。
薬師堂。
金毘羅堂。
大師堂。
筆塚。
書道家川村驥山が当寺に訪れた時、当時の住職と意気投合その縁で菅笠を譲ってもらい後年に筆塚が建てられた。
書道界初めて芸術院賞を受けた書家で、昭和29年娘を伴い遍路の途中に南光坊の住職と出会い、奉納した菅笠。あまりの達筆に驚いた住職の望みに応えた。
山門はとても大きい。
四天王が配置されている。
2002年に安置された。
境内
案内看板で、今後のルートを確認。
隣接する大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に向かう。
南光坊はもともと大三島に鎮座する大山祇神社の別宮だった。
明治の神仏分離令で分離、独立した。
拝殿は、天正3年(1575)来島城主の村上三郎九郎越智通総が再建し奉った(棟札)もので、当地方唯一の純和様神社建築で、県指定有形文化財である。
隣接の南光坊(55番札所)は、当社の供僧八坊の内の一坊。
古くは弘法大師、正応2年(1289)には、一遍上人が、当社を参詣されたこと、当社が番外札所とされていること等に相まって両所参りが習わしである。
境内の大楠は、樹齢350年以上と推定されている。
別宮大山祇神社 « 愛媛県神社庁 から引用
由緒書き。
1575年に村上水軍が再建したという拝殿。
本殿。
清高稲荷神社。
荒神社(こうじんじゃ)
阿奈婆神社〔あなばじんじゃ)
ご神木のクスノキは樹齢300年以上。
奈良原神社(ならはらじんじゃ)
参拝を終え、先に進んだ。
最高点の標高: 711 m
最低点の標高: -3 m
累積標高(上り): 1175 m
累積標高(下り): -1187 m
総所要時間: 03:26:58