大谷寺とは
天開山千手院大谷寺(てんかいざんせんじゅいんおおやじ)は、栃木県宇都宮市大谷町(とちぎけんうつのみやしおおやまち)にある天台宗の寺だ。
坂東三十三箇所第19番札所で、本尊は千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)
大谷寺本尊千手観音(高さ4m)は、平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられています。古くから大谷観音と称され、鎌倉時代に坂東19番の霊場となり、多くの人々から尊崇されてきました。最初は、岩の面に直接彫刻した表面に赤い朱を塗り、粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り、一番表には金箔が押され金色に輝いていました。最新の研究では、バ―ミヤン石仏との共通点が見られることから、実際はアフガニスタンの僧侶が彫刻した、日本のシルクロ―ドと考えられています。
駐車場
この日は大谷景観公園から、大谷寺に歩いてきた。
山門の前に、広い駐車場がある。
日本最古の石仏の看板。
宇都宮の中心から車で約30分。石の里・大谷にある寺社、大谷寺は洞窟に包まれるように建てられた非常にめずらしいお寺です。神秘的な本堂内には自然の岩壁に彫られた美しい磨崖仏が10体あり、全てが国の特別史跡かつ重要文化財となっております。中でも本尊の千手観音は日本最古の石仏であり、弘法大師の作とも伝えられています。
大谷寺の洞窟に見られる遺跡からは、縄文人が生活した跡があり、併設された宝物館では、大谷寺から発掘された1万年以上前と推定される人骨が展示されています。
大谷寺|観光情報検索 | とちぎ旅ネット から引用
境内
中に入る。
塀の向こうが、石仏のある洞窟だ。
参拝
本堂。
洞窟に建てられている。
残念ながら、内部は撮影禁止だった。
この千手観音像は国の重要文化財に指定されている。
宝物館
参拝を終え、宝物館へ。
人骨が展示されており、古くから集落があったことが分かる。
昭和40年4月防災工事中にお堂の下から出土しました。身長154cm、年令20歳位の男性と考えられています。小さく丸めるように、ちょうど母親の胎内にいるように埋葬されていました。
宝物館の先は、池がある。
弁天堂。
白い蛇の像。
境内にある弁財天と池。弘法大師の秘法によって退治された毒蛇が、心を入れ替えて白蛇となり、ここでお仕えしているらしい。
その奥には、御止山(おとめやま)の登山口がある。
残念ながら、閉山中。
寺をあとにし、大谷公園に向かった。
その後、東北自動車道を進む。
感想
日本最古の石仏ということで、ありがたい。
古くから信仰を集めている場所なので、必見だ。
新型コロナウイルスのせいでいろいろ大変そうだが、賑わいが戻るといいね。
最高点の標高: 177 m
最低点の標高: 150 m
累積標高(上り): 91 m
累積標高(下り): -90 m
総所要時間: 01:33:33