宗安禅寺 ⇒ 上流から流れてきた不動尊を祀る
宗安禅寺とは
朝日山宗安禅寺(ちょうにちざんそうあんぜんじ)は、高知県高知市宗安寺(こうちけんこうちしそうあんじ)にある臨済宗妙心寺派の寺だ。
本尊は不動明王(ふどうみょうおう)で、四国三十六不動第17番札所となっている。
宗安寺:四国三十六不動尊第17番札所、宗安寺のお不動さんとして高知市民に親しまれています。春・秋の大祭等、ご参拝下さい。高知川上不動尊
この本尊は、宗安禅寺の横を流れる鏡川の上流から流れ着いたと伝わる。
このため、川上不動尊(かわかみふどうそん)とも呼ばれている。
当不動尊は鏡川上流領家郷から洪水で流され、
現在地の大藤に掛り、安置された伝承から川上不動の名がある。
弘法大師の木像で、彩色持国天、増長天の二天像とともに、
国の重要文化財に指定されている。
創建は古く、807年とされている。
大同2年(807年)の創建とも伝えるが、草創の事情は定かでない。中世には裏山の不動堂とともに修験の道場となっていた。戦国時代、朝倉城主の本山梅慶(本山茂宗)が当寺を保護し、同家の菩提寺となった。この際に禅寺に改められたとみられる。
非常にきれいに整備されており、個人的に大好きでよく参拝している寺だ。
駐車場
この日は自宅を車で出発し、宗安禅寺にやってきた。
駐車場はとても広い。
境内
山門も大きい。
石碑には国宝の文字があるが、現在は国宝ではない。
ご神木(寺なのでご神木とはいわないだろうが)には鈴がかけられ、前に祠がある。
不動堂
この日は2020年1月8日で、不動堂の前には門松が立てられていた。
由緒書き。
その他の建物
庫裡。
祠。
参拝を終え、駐車場に戻る。
感想
禅寺らしく、いつもきれいに清掃されていて気持ちいい寺だ。
流れ着いた不動明王を本尊とするなど、なんだか運命的なものを感じる。
高知市では非常に信心されていて、すぐ前を流れる鏡川の河原は遊泳場として夏になると子供達が泳いでいる。
途中の道は少し細い部分もあるが、ぜひ参拝して欲しい。