龍野とは
龍野とは、兵庫県たつの市のことだ。
四国から高速道路で関西方面に向かう際には、ここを通ることが多い。
たつの市/市の概要
たつの市は、南北に流れる自然と歴史が豊かな揖保川とともに発展してきた経緯があります。この地域にとって貴重な存在である揖保川を軸に、北部の山々や原生林・鶏籠山などの豊かな緑、瀬戸内海国立公園にも属する関西随一の遠浅海岸・新舞子浜、梅林などの自然資源や、国指定史跡の新宮宮内遺跡、国指定重要文化財の賀茂神社、永富家住宅、堀家住宅、また、龍野城と脇坂藩5万3千石の城下町に連なる古い町並み、江戸時代に海の宿駅として栄えた室津港などの歴史的資源も豊富に有しています。これらの地域資源を生かし、3箇所ある国民宿舎を利用して多くの人がこれら魅力的な自然・歴史資源を訪れるなどの交流が行われています。
風土が生み出した手延素麺や醤油醸造、皮革産業、かばん産業といった地場産業が根づく一方で、ハイテク産業や電機産業も発展を続けています。特色ある農業も盛んで花きや紫黒米、軟弱野菜、トマト、大根などが栽培されています。
実は高速道路で通るだけで、高速道路を下りたことは一度もない。
今回、全く予備知識無しで訪れてみた。
街並み
この日は近くのモーテルに宿泊していた。
ファミリーロッジ旅籠屋・たつの店
アメリカンスタイルの素泊まりの宿。
自動車旅行に最適な
ロードサイドのミニホテルです。
車でモーテルを出発、市街地にある駐車場に向かった。
観光案内板。
川向かいに、ヒガシマル醤油の工場が見える。
かすかに醤油の香りも漂ってきていた。
ヒガシマル醤油
ようこそ、ヒガシマル醤油のホームページへ。豊富にそろった和食レシピ、商品情報、会社情報、CM、通信販売などをわかりやすくご紹介しています。
駐車場から市街地に向け歩いて行く。
水路沿いの気持ちのいい道だ。
すぐに古い街並みが広がる。
昭和にタイムスリップしたようだ。
たつの市は桜が美しいことで知られるが、この日はまだ桜に早く、梅が咲いている状態だった。
ヒガシマル醤油
ヒガシマル醤油に到着。
わざわざ「うすくち」と書かれている。
レンガ造りの建物。
醤油資料館だ。
うすくち龍野醤油資料館|知る・楽しむ|【ヒガシマル醤油】
うすくち龍野醤油資料館では、醤油のふるさとならではのさまざまな資料をわかりやすく展示し、先人たちの醤油づくりの足跡をたどることができます。
まず、ビデオで概要を見る。
思ったより広い。
看板に歴史を感じる。
奥に行くと、醤油造りに使う道具が展示されている。
散策
向かいの本行寺に参拝。
きれいなお寺だ。
往時の隆盛が偲ばれる。
旧地名図。
その先に如来寺。
大正ロマン舘。
1880年の建物だそうだ。
たつの市/たつの市 醤油の郷 大正ロマン館
龍野醤油同業組合(現:龍野醤油協同組合)が大正13年に建設した旧組合事務所は、大正ロマンを感じさせる当時の面影を残したモダンな洋館で、龍野の醤油産業の発展の歴史を示す重要な歴史遺構であり、同敷地内の旧醸造工場(大正4年)とともに国の登録有形文化財に登録されています。
昭和59年からは「うすくち龍野醤油資料館別館」として活用され、龍野のランドマークとしても愛されてきた建物を大切に守りながら、多くの方が本市の魅力を体感できる新たな観光交流拠点としてオープンしました。
三木露風の生家。
赤とんぼだけに、赤い鎧が飾られていた。
きれいに維持されている。
庭も見える。
たつの市/たつの市三木露風生家
童謡「赤とんぼ」の作詩者『三木露風』の生家は、鶏籠山(けいろうざん)の麓にある龍野城の埋門(うずみもん)の坂を下りたところにあり、明治4年頃から明治22年の間に建築されたものと推察されます。
龍野城
龍野城への道。
たつの市/観光案内 歴史を見る
鶏籠山(けいろうさん)の山城と山麓の平山城とのニ期に分かれます。山城は約500年前赤松村秀(あかまつむらひで)によって築かれ、現在の平山城は寛文(かんぶん)12年に信州飯田から脇坂安政公(わきざかやすまさこう)が移って築城したとされています。心のふるさと龍野の象徴として、本丸御殿(ほんまるごてん)、白亜(はくあ)の城壁、多聞櫓(たもんやぐら)、埋門(うづみもん)、隅櫓(すみやぐら)などを復元しています。
花がきれいだ。
鎧が展示されている。
復元だが、趣がある。
坂道を下る。
三木露風の旧邸跡。
龍野神社
石段を登る。
桜は全く咲いていなくて、残念だ。
満開になると、さぞ美しいだろう。
ようやく拝殿に到着。
祭神は、建安治主大神(けんやすはるぬしのおおかみ)だ。
その先に、野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ) が鎮座する。
たつの市/観光案内 歴史を見る
相撲の元祖、野見宿禰(のみのすくね)が故郷の出雲( いずも )に帰る途中この地で病死し、出雲から多くの人々が来て川からリレー式に石を運び墓を築いたとされています。「野に立つ人」「立野」が、いつしか「龍野」になったそうです。
登るのが大変そうなので、ここで合掌する。
聚遠亭(しゅうえんてい)
たつの市/観光案内 歴史を見る
その昔、ここからの眺望絶佳をたたえて「聚遠の門(しゅうえんのもん)」と呼ばれ、いつの頃からか 聚遠亭( しゅうえんてい )と名づけられました。 心字池(しんじいけ)の上にある茶室は、庭園、池、杉垣根などと調和した書院造りを模した数奇屋風(すきやふう)の建築です。
かなり広い。
ここでお茶を頂きたいものだ。
別館。
床下が見えるようになっている。
抜け穴だったらしい。
そうめんの里
駐車場に戻り、車でそうめんの里に向かう。
そうめんの里 | 【揖保乃糸ホームページ】兵庫県手延素麺協同組合
揖保乃糸 資料館「そうめんの里」は、西播磨地域の伝統産業であり、全国各地で親しまれている「手延べそうめん」の伝統の技と味わいを体験する施設です。そうめんの歴史と製造工程を詳しく学習していただければ幸いにぞんじます。
とても大きな建物で、遠くからでも目立つ。
お昼時ということもあり、車も多い。
レストランに直行。
店内から中庭が見える。
鯛そうめんにした。
鯛がアラ煮なのに驚いた。
四国では塩焼きが普通なので、とても珍しかった。
食後、そうめんを土産に買う。
工場見学はしなかった。
感想
交易の要衝として古くから栄えただけあり、街並みが美しかった。
のんびり散策するにも安心できる町だ。
次回はぜひ桜が満開の時に訪れたい。
最高点の標高: 37 m
最低点の標高: 25 m
累積標高(上り): 20 m
累積標高(下り): -17 m
総所要時間: 00:41:17