温根内ビジターセンターとは
温根内ビジターセンター(おんねないビジターセンター)は、北海道阿寒郡鶴居村温根内(ほっかいどうあかんぐんつるいむらおんねない)にある施設だ。
釧路湿原国立公園として指定されている。
釧路湿原の西側に位置し、身近に湿原の動植物を観察することができます。
湿原と森の接点に位置する温根内ビジターセンターは、訪れる人々が四季折々にうつろう湿原について知ることができる情報ステーションであり、休憩や交流の場となっています。
温根内ビジターセンター から引用
温根内ビジターセンター
北海道阿寒郡鶴居村温根内
0154-65-2323
駐車場
2022年6月28日、この日は釧路市湿原展望台から釧路湿原を周回した。

そこから車で、温根内ビジターセンターにやってきた。
駐車場はとても広い。
温根内ビジターセンター
まず案内看板でルートを確認。
ここに来る前に歩いた釧路市湿原展望台からの周回ルートも記載されていた。
さっきは釧路湿原を上から見下ろすコースだったが、温根内は湿原内を歩くコースとなるそうだ。
まず階段を下りていく。
温根内ビジターセンターまで歩いてきた。
しかしこの日は月曜日で、休館日(汗;)
真新しく、非常にきれいな建物だ。
ここから全長3.1㎞、約1時間半でぐるりと1周できる木道のコースが設けられている。
温根内ビジターセンターは休館していたが、外から入れるトイレがあったそうだ。
木道
ミズバショウのような花は、ヒメカイウという花だ。
サトイモ科独特の見た目をしているこの植物はヒメカイウ。小さな水芭蕉という感じですね。開花は6月~7月です。水芭蕉との違いはしっかりと区別するのは難しいですが、水芭蕉はまとまって咲くのに対し、ヒメカイウはぽつんと咲くことが多いです。白い花びらのように見える部分は仏炎苞。よくあるサトイモ科のカラーのように筒にはなっていません。
展望が開けた。
こんな植物が見られるそうだ。
釧路湿原(くしろしつげん)は約2万6000haあり、日本最大の湿原だ。
釧路湿原国立公園として指定されている。
カキツバタが咲いていた。
アヤメ、カキツバタ、ショウブは似ているが、見分け方がある。
花びらの付け根が黄色いのが菖蒲。
花びらの付け根が白いすじなのがカキツバタ。
花びらの付け根が編み目になっているのがアヤメ。
展望台
展望台まで歩いてきた。
ここまではバリアフリー木道で幅が広く、車椅子でも行きやすい木道だった。
この先は幅も狭く、車椅子だと厳しそうだ。
ここでUターンし、戻ることにした。
軌道跡
分岐点を左折する。
この先の森との境目を、以前は森林鉄道が走っていたそうだ。
鶴居村営軌道(つるいそんえいきどう)は、かつて北海道釧路市と鶴居村にあった簡易軌道。鶴居村は1921年(大正元年)から団体移住が、許可移民事業による入植は1924年(大正13年)から始まり、交通機関の整備が必要とされていた。北海道庁は、輸送手段として殖民軌道の敷設を決定する。根室本線新富士駅から分岐する路線を着工し、1929年(昭和4年)5月に完成している。当初は馬力による輸送だったが、距離が長大なこともあり、バスを改造した木炭ガス動力の気動車を導入する。戦後は、旅客以外にも牛乳の出荷に使われたり、道路未整備のため郵便の輸送も行っていた。1960年代には輸送量増加に対応するため、自走客車やディーゼル機関車を導入したが、沿線の道路整備が進み、1968年(昭和43年)に全線を廃止している。
廃線探索 鶴居村営軌道(歩鉄の達人) から引用
これが軌道の跡。
木道もあるが、せっかくなので軌道跡を歩くことにした。
温根内ビジターセンターまで戻ってきた。
トイレは温水便座でとてもきれいだ。
車で先に進んだ。
