聖神社とは
聖神社(ひじりじんじゃ)は、高知県高岡郡越知町南ノ川(こうちけんたかおかぐんおちちょうみなみのかわ)にある神社だ。
断崖の岩屋に鎮座し、徒歩でないとたどり着けないことから「土佐の投入堂」とも呼ばれている。
越知町南西端の佐川町と葉山村の境界線付近に、かつて幾重もの段々畑が広がる小日浦地区に聖神社があります。集落南東の谷の左岸にそびえる硬いチャートの岩場にできた岩陰の狭い窪みの斜面に柱をてその上にお堂が建てられています。さながら鳥取県の三徳山三佛寺奥の院「投入堂」平安時代後期:国宝を思わせる、県内にはあまり見られない大変珍しい神社です。
神社という名称だが、不動明王(ふどうみょうおう)が祀られている。
その歴史はよく分かっておらず、少なくとも江戸時代には建てられていたと考えられている。
昔は女人禁制だったことから、修験道の神社だったと思われる。
五社神社・大元神社
この日はムラカフェひだかでランチを食べた。
そこから車で、越知町にやってきた。
以前歩いた桐見ダムのダム湖沿いを走る。
途中から道を入り、聖神社を目指す。
途中に、五社神社・大元神社が鎮座していた。
参拝する。
橋からは、美しい新緑と清流が楽しめた。
小日浦ふれあい広場
小日浦ふれあい広場(こびうらふれあいひろば)に到着。
越知町南ノ川にある広場。
春には紅白の花桃が咲き、広場内を色鮮やかに彩る。
手づくりのブランコやベンチもあり、きれいに咲いた花を眺めながら休憩もできる。
ここに車を停めさせてもらう。
ここは約300本の花桃が咲く名所ということだったが、もちろん既に花は散っていた。
高岡郡越知町の小日浦地区で、地元出身の男性らが整備した公園のハナモモ約300本が花の盛りを迎えている。公園にはあずまやもあり、男性らは「花を見ながらゆっくり休憩してほしい」と呼び掛けている。
ブランコなどが整備されていた。
小日浦は高知県越知町の中でも最も山奥に位置する集落で現在3世帯4人が住む地域です。
最も栄えた時には200人が暮らしていたそうです。
集落には段々畑が無数に広がっていましたが、現在はそのほとんどが植林で覆われてしまっています。
集落から山の中ほどへ上がると廃校になった小日浦小学校の跡地があり、現在は記念碑が残されるだけとなり、校庭すらも植林で埋め尽くされてしまっています。
小日浦 | 小日浦 から引用
最高点の標高: 502 m
最低点の標高: 240 m
累積標高(上り): 332 m
累積標高(下り): -77 m
総所要時間: 00:27:02
聖神社入り口
ここから徒歩で車道を聖神社方面に向かう。
聖神社の入り口に到着。
登山靴を履いてきて良かった、と思う道が続く。
そこそこ整備されていて、歩きやすい。
鳥居
鳥居に到着。
下りてきた人が、直進する方がいいと言っていた。
ツレは直進したが、俺は左の道を行くことにした。
こちらの道は、かなり荒れている。
撮影スポット30mの看板。
しかし100mくらい行っても、それらしき場所がない。
こんな景色が見えるはずだったのだが。
登り口からかれこれ13分で展望所に到着しましたが、11月だというのに汗だくです。でも苦労に見合う絶景が。
諦めて、吊り橋の方に向かう。
吊り橋
吊り橋までやってきた。
その先は、トンネルだ。
マンガン鉱採掘跡だそうだ。
トンネルを抜けると、聖神社のへの道がある。
しかしツレはまだ来ていないようだ。
そこで一度吊り橋を戻り、気になっていたはしごを上ってみることにした。
結構凄い滝が見えた。
聖神社
滝を見ていると、吊り橋からツレが手を振っている。
はしごを下りてツレと合流。
どうやらツレの方が先に着いていて、ひとりで聖神社に参拝していたようだ(汗;)
そこで俺だけ、聖神社への山道を進む。
ところが!この道が鎖場。
とんでもなく険しい道だった。
ようやく聖神社に到着。
岩屋の下に鎮座する。
説明看板。
内部はこんな感じ。
昭和63年に改修したようだ。
窓から外を見ると、こんな感じ。
外にある祠にも参拝する。
カメラ越しだとイマイチ感動が伝わらないのがもどかしい。
下山
山道を下り、ツレと合流。
鳥居まで下りてきた。
車道まで下りてきた。
川の反対側に、なにやら建物があった。
最高点の標高: 557 m
最低点の標高: 434 m
累積標高(上り): 335 m
累積標高(下り): -329 m
総所要時間: 01:34:44
帰路
道路を上り、小日浦ふれあい広場に向かう。
車に戻ると、ちょうど管理をしている人がいて少し話をした。
管理している人に聞くと、花の季節には車が1,500台も来たそうだ。
ここにどうやって停めたのだろうか(驚)
お礼を言って、帰路につく。
せっかくなので来た道とは反対に、津野町に抜ける道を選択。
ところが、この道がとんでもなく恐ろしい道だった。
標高は1,000mくらいしかないのだろうが、まるで2,500mくらいのルートを走っている雰囲気。
何度も間違っていないか、ナビを確かめたほどだ。
それでもなんとか風車が見えてきて、ホッとする。
そこから下りたのだが、ナビが指示した道はいつも通っている道ではなかった。
この道も細くクネクネ曲がっていて、怖いことこの上ない。
最短コースなのだろうが、全くおすすめしないルートだった。
もしこのルートを通るなら、ご注意を。
最高点の標高: 909 m
最低点の標高: 3 m
累積標高(上り): 825 m
累積標高(下り): -1313 m
総所要時間: 01:21:15
感想
土佐の投入堂というキャッチフレーズだったが、本当に登山のようになってしまった。
道路から20分で行けるのだが、最後の聖神社に上がる部分はかなり危険。
登山靴で行くことをおすすめする。
拝殿は比較的新しく建て替えられたものなので、それなり。
立地といい途中の険しさといい、万人にはお勧めできない。
それだけに、参拝した時の感動はブログでは十分に書けないほどだった。