八ヶ岳とは
八ヶ岳は首都圏から近く、山梨に入るとすぐにその威容を見ることができることから、よく親しまれている山だ。
八ヶ岳アルペンナビ/八ヶ岳観光協会
本州のほぼ中央、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳は個性的な山々が連なる山塊。標高3000m級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳と、原生林や池沼が神秘的な雰囲気を漂わせる北八ヶ岳という、2つの異なる顔を持つ人気のアルペンスポットです。首都圏や中京地区からのアクセスが良く、1泊2日という短い日程でも登山の醍醐味が味わえます。
その名から8つの山から構成されているように思えるが、実際にはそうではない。
八ヶ岳
「八ヶ岳」の由来は、「八百万」などと同じように、山々が多く連なる様子から「たくさん」という意味で「八」としたとも、幾重もの谷筋が見える姿から「谷戸(やと)」にちなんで名づけられたとも、文字通り八つの峰に見えるからとも、複数のいわれが存在する。
最高峰は赤岳(標高2,899m)だが、今回は赤岳ではなく天狗岳を目指した。
唐沢鉱泉から登山開始
早朝に宿泊地を出発し、唐沢鉱泉を目指す。
一部未舗装路があり、車体をこすらないかビビりながら車を進める。
こういうとき、SUV車がうらやましい。
6:50駐車場に着いた。
すでに満車で、道路脇の縦列駐車の列に加わることにした。
土曜日とはいえ、さすが人気の山だ。
駐車場の上に、唐沢鉱泉の建物がある。
ここには立ち寄り湯があるので、登山後が楽しみだ。
温泉が混じった河原は、すごい色になっている。
泉質も良さそうだ。
快適な登山道
登山客が多いだけに、登山道はよく整備されている。
苔が美しい。
8:20渋の湯からの合流地点に到着。
まだまだ登りが続く。
9:30黒百合平に到着。
テレビの山旅番組でよくみかける黒百合ヒュッテだ。
感慨深い。
温度計を見たら、18度もあった。暑いはずだ。
9月上旬とは言え、この日は暖かな日だ。
黒百合ヒュッテを後にし、先に進む。
東天狗岳へのダイナミックな登山道
ここからは今までの樹林帯の登山道から一転し、ダイナミックな景色が広がる。
天狗の奥庭と呼ばれる場所から、目指す天狗岳がよく見えた。
展望も素晴らしい。
昨年登った蓼科山もよく見えた。
岩場を行く。
北八ヶ岳が一望できる。
あと少しだ。
と思ったら、山頂はもっと先だった(汗;)
12:00東天狗岳山頂に到着。
山頂から南を見ると、硫黄岳の爆裂火口がよく見える。
その向こうが最高峰の赤岳だ。
いつかあそこに立つ日も来るだろう。
西を見ると、西天狗岳だ。
向こうに見える西天狗岳の方が標高は高いようだ。
北を見ると、蓼科山に続く稜線が美しい。
ここでランチすることにした。
絶景の中では、カップ麺も美味しく感じられる。
西天狗岳、そして下山なのだが・・・
ランチが済んで、西天狗岳に向かう。
13:20西天狗岳山頂に到着。
ここからは硫黄岳の眺めは今ひとつだ。
やはり東天狗岳でゆっくりしてよかった。
予定より遅くなったので、急いで下山することにした。
14:27第二展望台に到着。
15:07第一展望台に到着。
諏訪の街が美しい。
しかし!
岩場続きの登山道に大苦戦。
途中で登山靴の底が剥がれて困っていた人がいたので、手持ちの結束バンドをあげたりしてさらに遅くなる。
ようやく唐沢鉱泉に着いたのは17:11だった。
あたりは既に薄暗くなっていて、他の登山客も見当たらなくなっていたので心細かった。
ようやくホッとしたというのが実感だ。
温泉で一息入れて、次の宿泊先に向かった。
感想
さすがに人気の山だけあって、整備が行き届いていた。
眺望もよく、達成感は100%だ。
しかし前日に霧ヶ峰、美ヶ原と2座登っていた疲れが出て、下りはヘロヘロ。
体力のなさを痛感することになった。
次回は最高峰の赤岳を目指したい。
最高点の標高: 2654 m
最低点の標高: 1857 m
累積標高(上り): 1034 m
累積標高(下り): -1026 m
総所要時間: 10:28:01