千本山とは
千本山(せんぼんやま)は、高知県安芸郡馬路村魚梁瀬(こうちけんあきぐんうまじむらやなせ)にある四国百名山だ。
標高は1,084m。
藩政時代は立ち入りが制限され、日本三大美林となっている美しい山林が保たれている。
平家落人(おちうど)の里と伝えられる魚梁瀬集落の奥山では、戦国時代から築城や社寺仏閣の造営に適した良質の巨木が産出されています。「千本山」の由来も「数え切れないほどの木のある山」の意味で“千本”の字が当てられたと言われています。そのため、当時の領主により厳重に「藩林」、「留山(とめやま)」として一般者の立入りが禁じられてきた歴史があります。現在の千本山は、そうした藩政時代に一度伐り尽くした山を、留山として厳重に管理し、再生したヤナセスギの森林だと言われています。
千本山風景林:林野庁 から引用
駐車場
この日は魚梁瀬ダムとダム湖を見学した。
そこから車で、千本山の登山口を目指す。
登山口に到着。
車は10台ほど停められそうだ。
トイレも設置されていた。
登山道の説明看板。
登山道
ここから登山開始だ。
千年橋を渡る。
橋を渡ったところに、「橋の大杉」という巨木がある。
樹高54m。
登山口から西川に架かる千年橋を渡ると、すぐに千本山を代表する「橋の大杉」に出会える。
これは林野庁指定の「森の巨人たち100選」に選ばれている杉であり、樹齢は250年以上、樹高は54m、胸高直径は2m以上もある。
展望台まで60分の看板。
ベンチもあり、非常にきれいに整備された登山道が続く。
親子杉
巨木の中を歩いて行く。
危険なところには木道が設置されている。
親子杉に到着。
根元が合体した、親子杉です。
タコ足になった杉を発見。
鉢巻落としに到着。
杉を見上げると、あまりの高さに頭に巻いていた鉢巻が落ちたことから名付けられたという。
展望台
展望台に到着。
斜面に突き出すように展望台が設置されている。
わずかにダム湖が見えるだけだ。
ここでしばしコーヒータイム。
真優美杉という看板が立てられた杉があった。
展望台のある傘杉堂の隣には「夫婦杉」、展望台との間には女優の中野良子さんが命名した木肌が特徴的で美しい「真優美杉」がある。
傘杉堂に何やら不思議な物体があった。
下山
今回の登山はここまで。
山頂は展望がないと言うことだったので行かず、下山は元来た道を戻る。
千年橋まで戻ってきた。
橋を渡る。
登山終了だ。
車で丸山公園に向かった。
感想
素晴らしいルートだ。
杉林が美しく、登山道もよく整備されていて気持ちよく歩くことができた。
山頂からの展望がないと言うことで今回は山頂には行かなかったが、展望台まで歩くだけでも十分楽しめる。
魚梁瀬の素晴らしさが、ギュうっと濃縮された感じだ。
最高点の標高: 908 m
最低点の標高: 565 m
累積標高(上り): 390 m
累積標高(下り): -389 m
総所要時間: 02:16:50