土佐神社とは
土佐神社は、高知県高知市の土佐国一ノ宮だ。
祭神は味鋤高彦根神(あじすきたかひこねのかみ)、一言主神(ひとことぬしのかみ)だ。
高知では、志那祢様(しなねさま)と呼ばれている。
高知一宮 土佐神社
土佐の一ノ宮にある土佐神社です。5世紀の創建と伝わる古社で広大な境内をもち、国道脇の楼門から長い参道が続く。正面奥には樹齢数百年の杉や檜が鬱蒼と茂る中、本殿、拝殿、幣殿、鼓楼、楼門など重要文化財の建築物が立ち並ぶ。幣殿・拝殿は左右に翼拝殿を設けた、入りとんぼという珍しい建築様式。
境内
国道にある楼門から、神社に向かう。
この道が細く、すれ違えないので注意が必要だ。
長い参道の先に、駐車場がある。
駐車場の奥が、境内だ。
立派な鳥居をくぐる。
由緒書き。
土佐神社 御祭神
土佐神社の創祀については、明らかでありませんが、境内東北方の礫石と呼ばれる自然石を磐座として祭祀したものと考えられ、古代に遡ると言われています。
延喜の制が布告された平安時代、醍醐天皇の御代には式内大社に列せられ都佐坐神社と称され、特に皇室の崇敬あつく勅使の参向もしばしばあり、朱雀天皇の御代天慶三(940)年には、神階を正一位に進ませられています。
鎌倉時代初頭には神仏習合時代に入り、土佐国総鎮守一宮とされました。当社・神宮寺・善楽寺にて一宮を形成、土佐高賀茂大明神と称えられました。
室町時代には、武門の崇敬あつく、正親天皇の御代元亀元(1570)年には、長宗我部元親が、本殿、幣殿、拝殿を再興、安土桃山時代後陽成天皇の御代慶長六(1601)年には、山内一豊封をこの地に享けると共に以前の社領を免許し、二代忠義に至って摂社、末社を始め、鳥居、楼門、鼓楼を増築して、土佐の国最上の祈願所としました。
明治元年、神仏分離令により、永年続いた神仏習合時代が終わり、明治四年には土佐神社と改称、社格を国幣中社に列しました。戦後、昭和二十一(1946)年官国幣社の制度が廃止され、現在では神社本庁の別表神社とされています。
以前は無かった看板。
昨今の戦国ゲームブームの影響だろう。
鼓楼。
国の重要文化財に指定されている。
拝殿。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」のロケ地、という看板がある。
人気俳優の福山雅治が坂本龍馬役をするという事で、放映当時は高知県内でもかなり話題になっていた。
森めぐり
参拝を済ませ、森めぐりをすることに。
本殿を見ながら進む。
摂社に参拝。
その先が、鎮守の森だ。
巨木に守られている。
ご神木。
ちょうど本殿の背後に屹立している。
神明宮にも参拝。
境内まで戻ってきた。
輪抜けをする。
大木の切り株がくりぬかれていて、そこを3度くぐる。
土佐神社は、輪抜け様で有名だ。
新着情報
平成30年6月30日(土) 16:00~
●茅の輪
茅の輪くぐりは、半年の知らず知らずのうちに身についた穢れを払い、残る半年間をたくましく生活していこうという日本の伝統神事です。
当社の茅の輪は、直径三メートルです。
特別授与品として、茅の輪守りなどもございます。
6月30日は終日、輪を抜けることができます。夕刻からは40店舗ほどの夜店が出店します。
●絵馬灯篭
参道境内に130基の絵馬灯篭を奉納。
絵馬は、地元子ども会並びに一宮地区の保育園・幼稚園児(年長組)により描かれました。
蝋燭の炎に揺れる、可愛らしい灯篭を是非ご覧ください。
この輪抜け様当日は雨が降ることで有名だ。
特異日と言っていいだろう。
森めぐりの締めくくりは、厳島神社だ。
中島に鎮座する。
このあとは、隣の善楽寺に参拝した。
感想
さすが一ノ宮、規模も格式も素晴らしい。
歴史も古いが、それ以外に信者を引きつける物が数多くある。
ぜひ参拝して欲しい。