室生寺⇒紅葉が素晴らしい、が、帰りの山道に大苦戦

室生寺

室生寺は奈良県の寺院。女人高野として知られる。これは女人禁制であった高野山に対し女性の参詣が許されていたことに由来する。

この日はまず大野寺を訪れた。

大野寺⇒磨崖仏がそびえる寺は紅葉に染まっていた
大野寺(おおのじ)は奈良県の寺院。 磨崖仏で知られる。 宇陀市観光サイト|観光案内|社寺|大野寺(おおのじ) 白鳳9(...

大野寺の前からバスに乗り、室生寺に向かう。

20分ほどで到着だ。バス停の前には、帰りのバスを待つ人が行列している。

この日は11月の下旬、紅葉が見頃を迎えていた。バス停の前の川沿いも、美しい紅葉が見られる。

バス停から少し歩くと、室生寺に架かる橋が見えてきた。

この橋を渡ると室生寺の境内だ。

紅葉に包まれている。

仁王門をくぐる。非常に大きな門だ。

金堂が見えてきた。

平安時代前期の建立と伝わる国宝だ。

伽藍と境内 | 女人高野 室生寺

鎧坂を登ると、穏やかな柿葺(こけらぶき)の金堂が石段の上に次第に競り上がって、全貌の見える小さな平地に出る。高床の正面一間通りは江戸時代に付加した礼堂で、これが無かった時代には、この石段上から堂内の仏 …

鎧坂を登ると、穏やかな柿葺(こけらぶき)の金堂が石段の上に次第に競り上がって、全貌の見える小さな平地に出る。高床の正面一間通りは江戸時代に付加した礼堂で、これが無かった時代には、この石段上から堂内の仏像の姿が拝めたようだ。

弥勒堂。

鎌倉時代前期に建てられた重要文化財だ。

本堂。灌頂堂とも呼ばれる。

潅頂堂 | 女人高野 室生寺

金堂からさらに石段を登ると本堂がある。ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う堂で、真言寺院の中心であるところから本堂、或いは灌頂堂と言い延慶元年(1308)の建立。五間四方入母屋造りの大きな建 …

金堂からさらに石段を登ると本堂がある。ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を行う堂で、真言寺院の中心であるところから本堂、或いは灌頂堂と言い延慶元年(1308)の建立。五間四方入母屋造りの大きな建築で、和様と大仏様の折衷様式を示す。

紅葉に映える。

五重塔。意外と小さい。

一通り参拝を終え、階段を下る。上から見る紅葉も素晴らしい。

錦絵のようだ。

仁王門を内側から見る。

多くの参拝者が紅葉を写真に収めていた。

境内を出て橋を渡る。対岸には門前町が広がる。建物にも紅葉が映っている。

帰りはバスを使わず、徒歩で東海自然歩道で大野寺まで帰ることにした。

ところが!

この東海自然道がくせ者だった。

ガイドブックでは家族でハイキングできる道、と書かれていた。いかにも緩やかな散策道のような書き方で油断していた。登山靴ではなくスニーカーだったのだが、いざ道を歩いてみるとかなり険しい。

ようやく峠に着いた。この頃には既にヘトヘト。

下りもうっそうとした道を行く。

途中で二人組の女性を追い抜いた。結局道すがらで出会ったのは、この二人だけだった。室生寺の混雑が嘘のようだ。

ようやく東海自然歩道を抜け、林道に出た。正直ほっとした。

車道に出た。これで安心だ。

橋が架かっていたが、コンクリート製なのにまるで吊り橋のように湾曲している。

歩行者専用だが、面白い。

かやぶき屋根の家が見えてきた。

ここまで来れば、駐車場はあと少しだ。

大野寺の磨崖仏が見えた。

東海自然歩道を通る場合は、しっかり準備して臨もう(苦笑)

合計距離: 6456 m
最高点の標高: 554 m
最低点の標高: 238 m
累積標高(上り): 312 m
累積標高(下り): -424 m
総所要時間: 02:20:59
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