長崎は高知から来るにはなかなか遠いため、随分と縁遠かった。
高校の修学旅行のあと一度だけ来たことがあったが、今回が3回目だ。
まずは平和公園を訪れた。
あいにくの小雨模様。
「長崎は今日も雨だった」
まあ、このフレーズは定番だよね(笑)
きれいに整備され、雨にもかかわらず観光客も多い。
その中で平和像のポーズを真似て記念写真を撮るのは、けっこう勇気が要った。
修学旅行で友人達とこのポーズで撮影したことが懐かしい。
平和像から斜面を下って、爆心地公園に向かう。
悲惨な記憶とは裏腹に、桜が今が盛りと咲き誇っていた。
原爆投下当時の地盤が見られるようになっていた。
戦争終結のためというにはあまりにも大きな犠牲に、胸が痛む。
自分の意見を通すため、女や子供などを含む非戦闘員を殺戮したのだ。
昨今のテロと同類の行為にしか思えない。
長崎は日本一路面電車の運賃が安いらしい。
なんと全線120円で、高知と比べると雲泥の差だ。
このため500円の一日乗車券では元が取れなさそうにも思ったのだが、路面電車の一日券を購入し、電車で移動することにした。
まずは定番の出島観光。
そこから乗り換えて、グラバー邸に向かった。
グラバー邸は山の上だった記憶があり、ずいぶん坂を登ることを覚悟していた。
しかし電停を少し歩くとエレベーターが設置されていた。
あっという間に上まで来られた。
これはラクチン。
園内は多くの観光客で賑わっていた。
世界遺産になって、知名度もアップしたようだ。
記憶にあるよりずっと広いし、建物も多い。
どうやら順次移築を進めているようだ。
坂本龍馬が亀山社中や海援隊を組織するには、グラバーの存在は大きかったと言える。
ここは龍馬ファンなら、見逃せない場所だ。
グラバー邸を出て大浦天主堂の前で記念撮影。
そして商店街まで電車で移動し、ランチにした。
わざわざ長崎まで来てマックはなかろうとも思ったのだが、諸事情により仕方ない。
ここから歩いて、眼鏡橋に向かう。
アーチが美しい。
1634年にできたそうだから、龍馬も渡ったことだろう。
ここから再び電車で移動し、亀山社中を目指す。
電停からかなり歩くと聞いていた。
まずは鳥居をくぐる。
このあたりは神社仏閣が多い。
坂道をひたすら登る。
息も絶え絶え、汗ドロドロ。
ようやくブーツ像まで来た。
龍馬になった気分で記念撮影し、亀山社中に向かう。
かなり急坂を登ってこないといけないのだが、多くの観光客で賑わっていた。
龍馬の人気、おそるべし。
ここで帰る予定だったが、せっかくなので龍馬の銅像まで行くことにした。
かなり登る。
ようやく到着。
標高152mだそうだ。
桂浜の銅像とは違い、腕組みをしている。
随分小さいのに驚いた。
桜がきれいだったが、雨のせいでお花見客はいない。
銅像前で記念撮影している観光客が、チラホラ。
なんだかもったいない。
やはり龍馬ファンなら、ここまで歩くべきだった。
最高点の標高: 152 m
最低点の標高: 9 m
累積標高(上り): 503 m
累積標高(下り): -522 m
総所要時間: 05:16:23