津和野とは
津和野は島根県鹿足郡津和野町で、山陰の小京都として知られる。
俺の世代だと、an・anやnon・noで萩とセットで紹介され、一大ブームとなったことを覚えているだろう。
前日はその萩を観光し、道の駅阿武町で宿泊していた。

道の駅津和野温泉
まずは車で、道の駅津和野温泉を目指す。
萩からの道は山を抜ける険しい道で、思った以上に遠かった。
ようやく道の駅津和野温泉に到着。
紅葉がきれいだ。
この日は雨で11:26とお昼には少し早い時間だったが、意外と車が混み合っていた。
リフォームのイベントが行われていたので、その客かも知れない。
ちょっと早いが、ランチをすることに。
売店の先がレストランだ。
ローストビーフを頼む。
なかなかおいしい。
太皷谷稲成神社
お腹が満たされて、最初の目的地を目指す。
太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)だ。
太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)
国道から見てもひときわ鮮やかに浮かび上がっている太皷谷稲成神社。日本五大稲荷のひとつに数えられています。
稲荷ではなく「稲成」と表記しますが、読み方は同じ「いなり」と読みます。稲成の「成」には、津和野藩主亀井矩貞公の思いにより、お願い事がよく叶う、つまり願望成就・大願成就などの意味が込められています。
商売繁盛、開運厄除の神として信仰を集めており、特に正月は毎年数十万人の参拝客が押し寄せます。
クルマでも登れますが、徒歩で登る参道は、朱塗りの鳥居がまるでトンネルのように続き壮観。
境内からは津和野の町並みが、箱庭のように広がります。
日本五大稲荷のひとつだそうだ。
津和野の街が一望できる。
参拝者も多い。
振り袖姿の女性も。
朱色の社に良く映える。
境内は意外と広い。
拝殿も立派だ。
きらびやかだ。
鳥居が続く参道。
伏見稲荷を思わせる景色だ。
津和野めぐり
神社をあとにし、津和野の街を散策することにした。
車は土産物店の駐車場に停めさせてもらった。
沙羅の木 本店
殿町通りカトリック教会前の文豪森鶴外を偲ぶ文芸茶房。特選ブレンドコーヒーと昭和50年より変わらぬ味わいのコーヒー及ゼリーがおすすめ。
オリジナル和紙商品をはじめ、津和野のお土産品を多数取り揃えております。店内の奥には、ちょっと一息ついていただけるレストランコーナーもあります。
古い街並みが続く。
道路は御影石張りで、随分立派だ。
側溝には大きな鯉が泳ぐ。
30年ほど前に来た時に驚いたのだが、今も変わらぬ景色だ。
津和野町の役場。
殿町通り・多胡家老門(たごかろうもん)
養老館前のあたりは殿町と呼ばれ、かつて家老屋敷が隣接していたところ。なまこ塀と掘割りに泳ぐ鯉など、津和野のシンボル的スポットです。
多胡家は亀井氏 11代にわたって家老職を務め、藩財政に大きく貢献した家柄。瓦葺きで、間口4m、長さ26mの立派な武家屋敷門が今も残っています。同じく家老だった太岡家が隣接しており、門を入ると古いたたずまいが印象的な町役場になっています。
渋すぎる役場だ。
町外れまで来た。
津和野大橋だ。
津和野大橋
清流津和野川にかかる橋で、大勢の観光客が橋上の歩道から鯉に餌をあげています。整備された土手から川まで降りると、ひとかかえもあるような大きな鯉やウグイが群れ集まって、目を楽しませてくれます。
民俗芸能の鷺舞の銅像が建っていた。
街に戻り、先に進む。
汽笛が聞こえた。
津和野にはSLが走っている。
ちょうど蒸気機関車が来たようだ。
シャッターチャンスと思ったら・・・
少し遅かったようだ(涙)
駅に停車しているので見に行こうかとも思ったが、断念。
気を取り直し、先に進む。
永明寺
永明寺(ようめいじ)に到着。
覚皇山 永明寺(かくおうざん ようめいじ)
深い木々に囲まれたなだらかな坂を上り、門をくぐれば、目の前に大きな境内が広がります。
ここは吉見、坂崎、亀井氏といった歴代の津和野城主の菩提寺。いま ではめったに見られない巨大な茅葺きは、息をのむ美しさ。さらに、障子や白壁の白、周りの木々や石垣、古い柱などが、見事なコントラストを描いています。
奥には、石見人「森林太郎」と彫られた森鴎外の墓もひっそりと佇んでいます。また寺宝館には、仏像や古文書が展示されています。
少し紅葉していた。
これぞまさしく木魚。
ここには森鴎外の墓所がある。
花が手向けられていた。
参拝して、寺をあとにする。
車を停めてあった土産物店に戻る。
せっかくなので、コーヒータイム。
名物は源氏巻だが、ここではチョコレートケーキをチョイスした。
ことぶきや(沙羅の木 )
山陰の小京都 津和野の地にて元禄時代より伝わる銘菓 源氏巻だけを作りつづけております。この度60年ぶりに老舗のことぶきやを復活させました。ことぶきやのおいしい源氏巻をご賞味下さいませ。 製造工程の見学も出来ます。
出雲へ移動
津和野観光を終え、この日宿泊する出雲に向かう。
泊まるのは、出雲大社の参道にあるモーテルだ。
このチェーンは、車で移動するのに便利なのでよく利用している。
設備は必要十分で、部屋も広く、おすすめだ。
夕食は、コンビニで買ってきた惣菜で済ます。
感想
津和野も随分と久しぶりだった。
その頃よりも立派に整備されていて、逆にモダンになりすぎたように感じた。
それでも小さな町なので、ゆっくり歩くのにはいいだろう。
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