オーテピアとは
オーテピアは、高知県立図書館、高知市立図書館が共同で入っている複合施設だ。
県立、市立の図書館が一緒になるのは全国初だそうだ。
オーテピア
高知県と高知市が共同で整備した新図書館等複合施設「オーテピア」は、全国で初めての高知県立図書館と高知市民図書館本館の合築による『オーテピア高知図書館』、『オーテピア高知声と点字の図書館』、『高知みらい科学館』の3つの施設からなる複合施設です。
複合施設として整備することにより、3つの施設がそれぞれの機能を十分に発揮しながら、相互に連携を図ることで、さまざまな人々との交流が深まり、高知県内の生涯学習や文化の発展に寄与していきます。
この場所は高知県高知市追手筋にあり、もともと追手前小学校(おうてまえしょうがっこう)があった場所だ。
追手前小学校は俺の母校であり、よさこい祭りの練習で大人になってからも通った、愛着がある場所。
しかしスプロール化による児童数減少により、近くの新堀小学校と統廃合されてしまった。
しかしながら、中心商店街の空洞化が進み、特認校制度を導入するも、校区内の生徒よりも校区外から通う生徒が増加したことや、学校耐震化などの施設整備に絡む財政事情から、市長は苦汁の決断にて、平成19年、追手前小学校を閉校し、新堀小学校と統合することを決めました。
本市の中心部で1世紀半、教育の中核を担い、約1万2700人余の卒業生を送り出してきた学校の歴史は、本年4月より、あらたにスタートする「はりまや橋小学校」に引き継がれる事になっています。
ながらく空き地として放置されていたのだが、2018年にオーテピアとしてオープンすることになった。
オーテピアの名前は公募で決まったのだが、追手前小学校のオーテと、仲間のピアからとられているそうだ。
そういう意味では、名前も感慨深い。
駐車場
この日は自宅を車で出発し、オーテピアの駐車場に停めた。
自走式だが、大勢の係員が誘導してくれる。
駐車場から入ったところに、館内案内が壁に書かれてあった。
1階には、「オーテピアと追手前小学校の歩み」という展示があった。
文集「そてつ」も展示されていて、懐かしい。
図書館
エスカレーターを上がると、図書館だ。
4階まで続いている。
今回は、ここで利用できる利用証を申請した。
以前使っていた利用証は、使えなくなったからだ。
すぐに発行してくれた。
これで、20冊まで借りられる。
高知みらい科学館
ちなみに5階には、高知みらい科学館が設置されている。
高知みらい科学館│オーテピア
高知の自然と生きものゾーン
高知にすむ生きものたちを通して自然環境や生物多様性を学べる展示や、化石や骨格標本を通して生命のつながりや生物の進化を学べる展示があります。
宇宙・地球・科学体験ゾーン
気象・地震・地球環境など、地球に関する映像やデータを球形ディスプレイに映し出し、手で回転させながら学習できるデジタル地球儀をはじめ、宇宙・地球・光・音・運動・電気・感覚など、さまざまな科学を体験できる展示アイテムがあリます。
高知の科学・ものづくリゾーン
高知にゆかりのある科学者たちを紹介する展示や、高知の企業や学校等の科学・ものづくリの技術を紹介する展示があリます。
プラネタリウムもあるそうだ。
高知県は全国で唯一プラネタリウムがない県だったので、これでようやく一人前の県になれたようだ(苦笑)
高知市に中四国最大級の図書館 科学館も同居
5階建てで延べ床面積は約2万2800平方メートル。2~4階の図書館のほか、1階に録音・点字図書館、5階に科学館が入る。科学館には全国で唯一同県になかったプラネタリウムを設置した。総事業費は約146億円。
以前は大原町にプラネタリウムがあったのだが、現在は競輪場になっている。
子供のための施設を潰して競輪場にするところなど、ギャンブル好きな高知らしい。
高知には競馬場もあるし、競艇の場外舟券売り場もある。
パチンコ屋は、言わずもがなだ。
これで統合型IR施設ができれば完璧だ(笑)
周辺
歩いてオーテピアの外に出てみた。
商店街側は、遊歩道になっていた。
ひろめ市場まで続いているので、観光客にも便利だろう。
高知の観光名所「ひろめ市場」のオフィシャルサイトです。
「ひろめ」の由来 土佐の高知の高知城と言えば、土佐藩主山内家。
その土佐藩の家老であった深尾弘人蕃顕(ひろめしげあき)は、幕末の時代、4代の藩主に仕え寛大で侍達の能力を活かすことに長けた名家老と伝えられています。
彼の屋敷が姿を消した維新後も、この一帯は市民から親しみを込めて「弘人(ひろめ)屋敷」と呼ばれてきました。
平成10年、「この土地を商店街活性化の核に」と地元から提案されたプランに、所有者である財団法人民間都市開発推進機構、ミサワホーム株式会社、地元建設会社等が賛同し「ひろめ市場」が建設されました。
土佐の風土に育まれた食文化・商い文化を受け継ぎ、ひろめる商店街「ひろめ市場」をどうぞ宜しくお願いいたします。
感想
地元ながら、初めて訪れた。
前を通る度に巨大さに圧倒されていたのだが、意外と使いやすい。
図書館なので本を借りるのだが、借りた本は路上にある返却ボックスや各地にある分室でも返却できるので便利になった。
しかし電子書籍化が猛烈な勢いで進んでいることを考えると、先行きが心配だ。
いちおう電子書籍も借りられるようだが、この先、利用者が来なくなる可能性が大きい。
その時に、アウガのようにならなければいいのだが。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/japan/7958/