九重とは
九重連山は九州を代表する山だ。
「九重」と「久住」おなじ「くじゅう」でも漢字が違っていてややこしい。
竹田市観光情報−緑の大自然(くじゅう連山)
現在では、火山群や周辺地域全体を指す場合に「くじゅう連山」や「九重連山」を用い、その主峰である単独の山を指す場合に「久住山」を用いるのが一般的です。
国立公園名は、「阿蘇くじゅう国立公園」、ラムサール条約への登録名は「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」とされています。
長者原でだんご汁を食す
前日は下関から車で九州に入り、長者原近くに宿泊していた。
本来なら登山したいところだが、あいにくこの日は雨模様。
仕方がないので無理はぜず、九重観光をすることにした。
まずは登山口にあるレストランに。
名物の団子汁を食べるためだ。
少し寂れた感じの外観に引いたが、入ってみる。
出てきたのがこれ。
なかなかおいしかった。
食後は、湿原の散策をすることに。
レストランの湿原側は、湧き出す温泉で蒸気が満ちていた。
お地蔵様も。
九重地蔵と呼ばれている。
筑後川源流の碑。
ここから筑後川は143kmも流れていくのだ。
牧場でアイスクリーム
長者原をあとにし、車で牧場に向かう。
デザートにアイスクリームを食べるためだ。
近くの牧場で自家製ジェラートを販売しているとのことだったので、そこに向かった。
奥まったところで販売しているので、少し分かりにくい。
10月ということもあるだろうが、種類は2種類だけだった。
ミックスで盛ってもらう。
意外とサッパリした味だった。
紅葉巡り
牧場をあとにし、九酔渓に向かう。
九酔渓 | 九重町
玖珠川流域の両岸約2キロにわたって断崖絶壁が直立にそそり立つ「九酔渓」。ヘアピンカーブの連続するこの渓谷は、別名「十三曲がり」と呼ばれる新緑と紅葉の名所。モミやツガ、カツラなどの原生林は四季折々に様々な姿を見せてくれます。とりわけ紅葉シーズンには多くの観光客が訪れ、渓谷を見下ろす峠の展望台からの眺望は、渓谷とマッチして格別な趣があります。
温泉施設があった。
紅葉の名所とのことだったが、残念ながらこの通り。
少し早すぎたようだ。
仕方ないので、天狗の滝に行ってみることにした。
天狗の滝 【九酔渓】 | 九重町
滝に向かって左手の中段辺りの岩が、光線の当たる角度によって天狗に見えることから名付けられました。この辺りを荒し回った天狗の伝説があります。
道中にかかる絵馬が壮観だ。
駐車場からすぐに着いた。
思ったより小さめ。
願いが叶うらしい。
九重夢吊り橋
さらに車で九重夢吊り橋へ。
ここは日本一らしい。
九重“夢”大吊橋公式サイト
筑後川源流域にあたる、鳴子川渓谷の標高777m地点に架かる長さ390m、川床からの高さ173mでともに日本一の規模を誇る日本一の人道専用吊橋。橋の上からは日本の滝百選に選ばれた震動の滝の雄滝や雌滝、紅葉で有名な九酔渓の絶景、また天気の良い日には九重連山の壮大な景観を眺めることができます。
駐車場には、観光バスがひしめく。
大勢の観光客で溢れている。
入場料は500円。
看板もデカイ。
高所恐怖症の身には毒でしかない(苦笑)
遠く3つの滝を見ることができる。
そのうちの一つは、震動の滝というそうだ。
震動の滝 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト
鳴子川渓谷にかかる震動の滝は、落差83mの雄滝、落差93mの雌滝からなる九重町を代表する名瀑です。また、雄滝は日本の滝100選にも選ばれています。
水量の多い時は周囲を震動させるほどの迫力があることから名づけられました。秋は紅葉の名所としても有名で、「九重“夢”大吊橋」の上からは、赤や黄に色づいた九酔渓の岸壁の間を流れる雄滝と雌滝の両方を眺めることができます。
ようやく対岸にたどり着いた。
しかし、渡ったらもう一度戻らないといけない。
お金を払って怖い思いをする、なんと理不尽なんだろう。
斜めから見ると、その長大さがよく分かる。
地熱発電所
吊り橋をあとにし、地熱発電所見学に向かった。
八丁原発電所展示館
八丁原発電所は、高原と温泉の町・九重町に位置するわが国最大の地熱発電所です。九州電力の2番目の地熱発電所として昭和52年に運転を開始しました。
団体さん用の看板も設置されている。
社会見学など、学校で来るのかも知れない。
この日は閑散としていた。
まずホールでビデオを見ながらレクチャーを受ける。
その後、施設案内。
日本最大、ということだったが、逆に小さく感じられたことに驚きだ。
小松地獄
見学を終え、近くの地獄巡りに出かけた。
標高1,100メートルの大自然の中に吹き上がる蒸気と噴出する不気味な熱泥。 岩肌にこびり付いた噴出物の色合いは、地獄のような雰囲気を醸し出しています。
周辺には九重“夢”温泉郷のひとつ筋湯温泉郷や八丁原地熱発電所などがあります。筋湯温泉の各旅館では、小松地獄の噴気を利用して鶏一羽を丸ごと蒸す名物料理「極楽温鶏」が味わえます(要予約)。
駐車場が工事中だったが、係員が丁寧にルートを教えてくれた。
よく整備された山道を行く。
もうもうと蒸気が立ち上っている。
たまご蒸しができるようだ。
生卵を買ってくれば良かったと、少し後悔。
地獄らしい、豪快な景色が続く。
非常によく整備されていて、観光客がいないのが意外なくらいだ。
夢吊り橋とは大違いだ。
昔は宿泊施設だったのだろう、廃屋があった。
もったいないものだ。
元来た道を戻る。
感想
天気が悪かったので登山できず、仕方なく観光する日にした。
しかし思っていた以上に楽しかった。
紅葉には少し早かったが、どこも景観がよく、見応えがあった。
ゆっくり観光して楽しむにも、いい場所だ。