青森市とは
青森県青森市は、青森県の県庁所在地。
人口は28万人で、高知市より少し少ない。
本州と北海道をつなぐ要衝で、青函連絡船が有名だ。
現在は東北新幹線と北海道新幹線の起点でもある。
青森市公式ホームページ-Aomori City-
さわやかな潮風が薫る北のまほろば、青森市。
八甲田連峰や陸奥湾などの美しい自然に囲まれ、豊かな「食」とおもてなしの
笑みいっぱいの「青森市」にぜひお越しください。
アウガ
この日は恐山に宿泊していて、チェックアウト後に観光をしながら青森市に入った。
ホテルにチェックインしてから、部屋に荷物を置いて観光に出かけることにした。
青森駅方面に歩いて行く。
あいにくの雨模様だ。
それでも昼ごろよりは小降りになってきているようだ。
すぐに巨大な建物が現れた。
これがアウガだ。
赤い外観は、ニワトリをイメージしているそうだ。
「アウガ」という名前は、Attraction(引きつける力)、Upbeat(上昇、陽気)、Gusto(心からの喜び)、Amusement(娯楽、楽しみ)の四つの英単語の頭文字からつけられ「いつも笑顔と喜びにあふれ、多くの人びとが引きつけられる魅力的な場所」をイメージしているそうだ。
アウガ施設概要/青森市
駅前再開発ビル(通称「AUGA」アウガ)は、青森駅前の再活性化をめざして整備が進められ、平成13年1月26日(金曜日)にオープンしました。
「アウガ」は、地下1階、地上9階建てで、地下には市場や飲食店、1~4階は市の窓口部門を集約した「駅前庁舎」、5~6階は男女共同参画社会の形成を図るための拠点となる「青森市男女共同参画プラザ(愛称カダール)」、6~9階は「青森市民図書館」(9階は書庫)が整備されているほか、522台が収容可能な駐車場もあります。
この建物は拠点施設として商店街を活性化することにより、コンパクトシティを実現する象徴となることが期待されていた。
しかしその思いは頓挫、空きビルと化したため破綻。
青森市が責任を取って、空きスペースに行政施設を入れたという経緯がある。
現在は市役所の出張所や図書館が入っている。
アウガ、ショッピングフロア閉店へ-ほぼ全館が公共施設に
開業当初は「商店街+ファッションビル+公共施設+駐車場」という独自の業態が注目を集め、全国から視察が相次ぎ、いわき市(開発主体は民間)や福井市などの駅前再開発においても類似の複合商業ビルが建設されたり、また、全国の大型空き店舗再生の際に参考にされることもあった。
アウガの経営問題が浮上。
青森市は、市役所の機能の一部をアウガに移し、新築する新庁舎の規模を縮小する考えを表明した。
まずは階段を下りて地下へ。
ここは駅前にあった闇市のような小規模店が移転して営業している。
かつては観光名所として人気があったようだが、空き店舗が目立つ。
ここでお土産に干物などをいくつか買い込んだ。
青森県観光情報サイト アプティネット
青森駅前のアウガの地下に鮮魚・乾物・野菜などの店舗や新鮮素材が味わえる飲食店が並ぶ「新鮮市場」があります。
早朝散歩とともに市場でお買物と朝ごはんを楽しんでください。
その後、エレベーターで図書館を見学。
再開発で商店街活性化を目指すのに図書館を使うという発想は、高知のオーテピアを思い出さずにはいられない。
アウガの姿を見て、改めてオーテピアの先行きが心配された。
ねぶたの家ワ・ラッセ
アウガを出て、青森駅へ。
この先にあるのが、ねぶたの家ワ・ラッセだ。
入り口横の通路には、子供が手書きしたぼんぼりが並ぶ。
中に入ると、土産物店だ。
二階に上がると、顔出し看板が迎えてくれる。
入場すると、ねぶたの説明が並ぶ。
スロープを下りると、ねぶたが並んでいる。
想像以上に大きい。
しかも数多くが展示されていて、迫力満点だ。
青森ねぶた祭 オフィシャルサイト
青森ねぶた祭は、七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。
奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられています。
初期のねぶたの形態は「七夕祭」であったのでしょう。そこに登場する練り物の中心が「ねぶた」と呼ばれる「灯籠」であり、七夕祭は7月7日の夜に穢れ(けがれ)を川や海に流す、禊(みぞぎ)の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行に表れています。
「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民俗語彙分布と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
会場を出て、土産物店で地ビールを買った。
青森港
ワ・ラッセを出て、海に出てみた。
いろいろ散策できそうだ。
この時には雨も上がって、歩く気満々。
しかしツレの具合が今ひとつで、大事をとってホテルに戻ることにした。
翌日は八甲田山の登山の予定なので、無理は禁物だ。
感想
駆け足の観光だったが、思いのほか楽しかった。
とくにワ・ラッセはよかった。
やはり本物は凄い迫力だ。
ぜひねぶたは本番で見てみたいと思った。
次回は青森港沿いを歩いて、海鮮料理を楽しみたい。
最高点の標高: 35 m
最低点の標高: -1 m
累積標高(上り): 82 m
累積標高(下り): -88 m
総所要時間: 01:20:01