五台山とは
五台山(ごだいさん)は、高知県高知市にある山だ。
標高は146mと低いが、高知市の町を一望できるため人気がある。
五台山 – 高知市公式ホームページ
高知市南東部に位置し,桜やツツジの名所となっています。
山麓には四国霊場第31番札所の竹林寺や,日本で初めて植物に学名をつけた世界的植物学者,牧野富太郎博士の偉業を記念して作られた県立牧野植物園や記念館があります。
山頂には展望台があり,そこから眺める高知市街地や浦戸湾は絶景です。
護国神社
五台山に登るにはいくつかルートがあるが、今回は護国神社から登るルートを選択した。
高知県護国神社
明治元年、土佐国主山内豊範公は、高知致道館で戊辰東征の陣没藩士105柱の霊を招魂。その神霊を永く鎮祭するため、現在の高知市五台山大島岬の地を社域と定め、翌明治2年、大島岬神社と称し、社殿竣工とともに神霊を鎮座地に奉遷した。
昭和14年、高知県護国神社と改称。
ランチを済ませ、13:03護国神社に到着。
鳥居をくぐり、石段を登っていく。
境内はとても広い。
創建150周年の看板。
登山開始
参拝を済ませ、登山(というほどのことでもないが)開始。
神社からすぐ登山道になる。
石段が続く。
すぐに竹林寺に到着だ。
竹林寺
五台山金色院竹林寺(ちくりんじ)は、三十一番札所。
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)を本尊とする。
四国霊場第三十一番札所|高知県高知市・五台山竹林寺
竹林寺は、高知県高知市五台山にある真言宗智山派の寺院です。神亀元年(724年)に聖武天皇が唐の五台山で文殊菩薩に拝する夢を見た天皇が行基に五台山に似た山を捜すように命じ、山上に堂宇を建立したのが起源です。
石段を登ると山門がある。
紅葉の名所として知られ、高知市街地に近いことから毎年多くの観光客が訪れる。
鐘楼。
石畳の両脇には、ぼんぼりが設置されている。
紅葉シーズンなどはライトアップされ、とてもきれいだ。
この日はちょっと紅葉には早めだったようだ。
それでも五重塔の紅葉はきれいだった。
多くの石仏がある。
本堂に参拝する。
本堂前にはテントが張られていた。
休憩所も設置されている。
五台山の庭園は土佐三名園の一つだ。
他の二つは佐川町にある。
今回はその庭園には入らなかった。
それでも、本堂から続く庭も見事だ。
池もあり、広い。
ちょっと早めだが、紅葉している。
もう一週間後だったら、見事だっただろう。
五台山
竹林寺から続く石段を上がる。
すぐにテレビ塔がある。
その向かいが、五台山の山頂公園だ。
ここには浜口雄幸(はまぐちおさち)の銅像が建っている。
風貌と篤実な人柄からライオン宰相と呼ばれた。
浜口雄幸
生家の父は山林官。明治28年(1895)東京帝国大学法科大学卒業、同年大蔵省入省。40年専売局長官となる。大正元年(1912)逓信次官、3年大蔵次官。立憲同志会に参加し、4年に衆議院議員に初当選し、以後6回当選した。憲政会総務をつとめた後、加藤高明内閣蔵相、第1次若槻内閣内相、蔵相を歴任。昭和2年(1927)立憲民政党初代総裁。4年首相となり、金解禁を断行、ロンドン海軍軍縮条約調印を行う。5年東京駅で狙撃され重傷、翌年死去。
展望台に上がってみた。
ここのソフトクリームはおすすめだ。
この展望台からは、高知の街並みが一望できる。
浦戸湾(うらどわん)もきれいなので、ぜひ立ち寄ってもらいたい。
下山
展望台のすぐ下に、登山道が続く。
登りより、こちらの登山道の方がメインルートなのだろう。
ベンチなども整備されている。
途中には、伊達兵部(だてひょうぶ)の墓もある。
文化財情報 史跡 伊達兵部宗勝墓 – 高知市公式ホームページ
独眼龍政宗の名で知られている仙台藩初代藩主伊達政宗の子で、「伊達騒動」の重要人物として登場する伊達兵部宗勝[むねかつ]の墓が五台山の中腹にある。
1660(万治3)年幕府は仙台藩主伊達綱宗を不行跡のため隠居させ、その子で僅か2歳の亀千代(綱村)に相続させた。そして綱宗の叔父にあたる兵部と田村宗良に後見を命じた。兵部は奉行の原田甲斐宗輔らと結んで藩政を自由にし、反対者を処罰した。一門の伊達安芸宗重は、兵部・甲斐らの非違を幕府に訴えた。1671(寛文11)年幕府はこの伊達騒動を裁いたが、席上甲斐は安芸を斬殺した。このため兵部は騒動の責任を問われ土佐藩山内家預けとなった。
1679(延宝7)年11月4日に58歳で病死。丹中山[たんちやま]で火葬後、五台山に埋葬された。墓碑には「東岳院殿前兵部大輔従四位下峰山紹雄大居士」とある。墓碑入口に「蝉しぐれ 兵部の墓に触れてみる 岩村邦雄」の句碑もある。
すぐに護国神社の駐車場だ。
感想
手軽な散歩コースで、実際に歩いている人を多く見かける。
その割に竹林寺や牧野植物園、五台山公園など見所も満載だ。
展望もいいので、ぜひ歩いて回ってもらいたい。
最高点の標高: 140 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 189 m
累積標高(下り): -188 m
総所要時間: 01:24:18