一宮寺とは
神毫山 大宝院一宮寺(しんごうざんだいほういんいちのみやじ)は、香川県高松市一宮町(かがわけんたかまつしいちのみやちょう)にある真言宗御室派の寺だ。
四国八十八ヶ所霊場第83番札所で、本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
創建は、わが国に仏教が伝来して約160年後という歴史を誇ります。開基は、奈良仏教の興隆の礎を築いた義淵僧正で、当時は大宝院と呼ばれ、南都仏教の一つ法相宗の普及をはじめ、行基菩薩、良弁僧正らを輩出。和同年間、諸国に一宮寺が建立の際、行基菩薩が堂宇を修復し、神毫山一宮寺に改名されました。また大同年間、弘法大師が訪れ約106cmの”聖観音” 聖観世音菩薩を彫造し、伽藍の再興にあたり、この時に真言宗に改宗されました。
この寺も同じく、天正の兵火により灰燼に帰しましたが、中興の祖とされる宥勢大徳によって再興されました。また江戸時代に高松藩主により田村神社の別当を解かれました。神仏分離の200年も前の出来事です。
この寺の本堂左手には薬師如来が祀られる小さな祠があります。これは「地獄の釜」と呼ばれ、祠に頭を入れると境地が開けるという言い伝えがあります。一方、悪いことをしていると頭が抜けなくなると言われます。昔、近所で暮らす意地の悪いおタネばあさんは、「そんなことはない、試してみよう」を頭に入れると、扉が閉まり、ゴーという地獄の釜の音が聞こえ頭は抜けなくなりました。怖くなったおタネさんは、今までの悪事を謝りました。すると頭はすっと抜けました。それからおタネさんは心を入れ替え、親切になり、元気に長生きしたそうです。
駐車場
この日は不動の滝を訪れた。
そこから車で、一宮寺に向かう。
途中でなにやら橋のようなものが見えてきた。
これは高松空港の進入灯だそうだ。
香南町清水交差点から南下すると前方に赤色の高層建造物が見えるが、これは高松空港の誘導灯である。
高松空港は高台の上にあるので、こんな形になったようだ。
参拝者駐車場に到着。
無料で利用できるのが嬉しい。
周囲は田んぼだ。
田村神社
境内に入る。
砂利道を進む。
入ってきたのは裏門で、こちらが山門だ。
山門には、大わらじ。
山門の前に土塀が続いており、googleで調べてみると田村神社だった。
ここへの道すがらに大鳥居が見えて気になっていたので、先に田村神社に参拝することにした。
境内
参拝を終え、一宮寺に戻る。
まずは本堂へ。
参拝する。
その隣りに、大師堂がある。
内部はこんな感じ。
護摩堂。
参拝を終え車に戻り、ベースキャンプに移動。
最高点の標高: 350 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 403 m
累積標高(下り): -92 m
総所要時間: 01:50:02
ここでしばらく買い物をして、車でランチに向かった。
感想
上品なお寺だ。
田村神社と明治の神仏分離令で別けられたが、あちらのきらびやかさと好対照。
静かに参拝できた。
駐車場も広く、参拝しやすい。
最高点の標高: 42 m
最低点の標高: 39 m
累積標高(上り): 13 m
累積標高(下り): -13 m
総所要時間: 00:32:10