大寶寺とは
菅生山大覚院大寶寺（だいほうじ）は、愛媛県浮穴郡久万高原町にある真言宗豊山派の寺だ。
第44番札所で、本尊は十一面観世音菩薩。
四国八十八ヶ所霊場公式ホームページ：第44番札所 菅生山 大覚院 大寶寺
標高四90ｍの高原にあり、境内は老樹が林立し、幽寂な空気が漂う。
縁起は大和朝廷の時代まで遡る。百済から来朝した聖僧が、携えてきた十一面観音像をこの山中に安置していた。飛鳥時代になって大宝元年のこと、安芸（広島）からきた明神右京、隼人という兄弟の狩人が、菅草のなかにあった十一面観音像を見つけ、草庵を結んでこの尊像を祀った。ときの文武天皇（在位697〜707）はこの奏上を聞き、さっそく勅命を出して寺院を建立、元号にちなんで「大寶寺」と号し、創建された。
弘法大師がこの地を訪れたのは、およそ120年後で弘仁13年（822）、密教を修法されて、四国霊場の中札所と定められ、これを機に天台宗だった宗派を真言宗に改めた。
駐車場へ
この日は久万高原町に宿泊していた。
面河山岳博物館 ⇒ 石鎚山のなりたちを解明する
面河山岳博物館とは
面河山岳博物館（おもごさんがくはくぶつかん）は、愛媛県上浮穴郡久万高原町にある博物館だ。
約3,000点の資料か...
朝、ホテルを車で出発。
ほどなく総門をくぐる。
総門からかなり山道を走る。
ようやく駐車場に到着だ。
周囲は杉林に覆われている。
かなり広い駐車場だ。
石碑が苔むしている。
参拝
石段を上がると本堂だ。
非常に立派だ。
1925年に再建されたそうだ。
参拝する。
こちらが大師堂。
こちらも非常に大きい。
感想
町中に総門があるが、そこからかなりの距離がある。
山道を登る必要もある。
また、この前の第43番札所から90kmも離れているため、遍路には厳しい寺だ。
それだけに、うっそうとした杉林の中にたたずむ寺は、より風格を感じることだろう。
