太龍寺とは
舎心山(しゃしんざん)常住院(じょうじゅういん)太龍寺(たいりゅうじ)は、徳島県阿南市(あなんし)加茂町(かもちょう)にある寺だ。
第21番札所で、本尊は虚空蔵菩薩。
四国八十八ヶ所霊場公式ホームページ:第21番札所 舎心山 常住院 太龍寺
「西の高野」とも称される。四国山脈の東南端、標高618メートルの太龍寺山の山頂近くにある。樹齢数百年余の老杉の並木が天空にそびえ、境内には古刹の霊気が漂う。
弘法大師が19歳のころ、この深奥の境内から南西約600メートルの「舎心嶽」という岩上で、100日間の虚空蔵求聞持法を修行されたという伝えは、大師が24歳のときの著作『三教指帰』に記されており、よく知られている。虚空蔵求聞持法は、真言を百万遍となえる最も難行とされる修法で、大師青年期の思想形成に大きな影響を及ぼしている。
縁起によると延暦12年、桓武天皇(在位781〜86)の勅願により堂塔が建立され、弘法大師が本尊の虚空蔵菩薩像をはじめ諸尊を造像して安置し、開創した。山号は修行地の舎心嶽から、また寺名は修行中の大師を守護した大龍(龍神)にちなんでいる。
四国八十八ヶ所霊場のなかでも屈指の難関であったが、ロープウェイがかかったことにより、誰でも簡単に参拝できるようになった。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/shikoku-walking/9782/
太龍寺へ
ロープウェイを降り、太龍寺に向かう。
見事に紅葉している。
まずは、この階段を上がっていく。
ちょうどいいタイミングだった。
ロープウェイ駅を見下ろすと、こんな感じ。
さらに石段は続く。
手水舎。
参拝
本堂に到着。
続々と参拝者が訪れる。
ロープウェイで一緒に来たので、タイミングが同じになるだけなのだが(笑)
さらに鎮守社へ。
紅葉に沈む荘厳な雰囲気。
聖観世音菩薩にも参拝する。
こうした仏像が建ち並ぶ。
大師堂
大師堂までやってきた。
橋を渡るところなど、まるで高野山の奥の院の雰囲気だ。
西の高野と呼ばれているそうだ。
さらに奥に回り参拝する。
高野山は撮影禁止だが、太龍寺は撮影できた。
中興堂。
相輪橖(そうりんとう)
これは珍しくて、日本でも日光など数カ所しか現存しないそうだ。
日光山・輪王寺「相輪塔/相輪橖 (そうりんとう)」
日「相輪塔」は、1643年(寛永20年)に徳川家光公の発願によって南光坊天海大僧正によって造営されたと云われています。当初は奥院(奥社)に建てられていたようですが、後世にて現在の場所に移されています。
尚、この相輪塔が建つ場所は東照宮の鬼門にあたる方角とされ、その鬼門に建てられた「供養塔」でもあります。したがって「鬼門除けや鬼門封じの効果」も併せ持っています。
他にも「平和」の意味が込められているともいいます。「鬼気(忌わしい気)」を祓い、国家の安寧を願った塔であるとも云われております。
そんなこともあり「相輪塔」の内部には、「1000を越す経典」が納められています
龍天井
駅に戻っていく。
山門。
本来なら、こちら側から来るべきだったようだ。
太龍寺の守り神といわれる龍天井。
高知県出身の竹村松嶺の作だそうだ。
このあたりの紅葉も見事。
売店でお守りを買った。
ロープウェイで、道の駅鷲の里に戻った。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/car/station/9773/
車で次の目的地、鶴林寺を目指した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/temples/88kasho/9797/
感想
何度か参拝しているが、いつ来ても素晴らしい感動があるお寺だ。
西の高野と呼ばれるだけの雰囲気に満ちている。
毎回ロープウェイで参拝しているが、一度は下から登ってみないといけない場所かも知れない。