飛騨高山とは
飛騨高山は、正式名称は岐阜県高山市。
飛騨地方に位置し、市町村面積として全国で最も広いそうだ。
古い街並みが残っていることで知られ、「飛騨の小京都」と呼ばれているらしい。
歴史・伝統文化|高山市観光情報
江戸時代の面影を残す古い町並や、国内に唯一現存する高山陣屋など、市内には様々な歴史的建造物が残るほか、伝統文化が今に息づいています。
またこの街で行われている「高山祭の屋台行事」は、ユネスコの無形文化遺産の一部になっている。
ユネスコ無形文化遺産に登録されました
「高山祭の屋台行事」を含む「山・鉾・屋台行事」とは、地域社会の安泰や災厄防除を願い、地域の人々が一体となり執り行う「山・鉾・屋台」の巡行を中心とした祭礼行事のことです。国内33件の国指定重要無形民俗文化財に指定されている屋台行事等で構成されており、各地域の特色ある文化が反映され、粋で華やかな飾り付けが特徴です。
「高山祭の屋台行事」は高山における伝統文化の象徴であり、市民に愛されている最も大切な伝統行事のひとつです。その屋台行事を支える高山祭屋台は、日本遺産「飛騨匠の技・こころ ―木とともに、今に引き継ぐ1300年―」を構成する重要な文化財でもあり、今後、高山ブランドを彩る観光資源として、さらにその付加価値が高まることを大いに期待したいです。
高山市は、今回のユネスコ無形文化遺産登録を弾みとして、地域の皆様と協力し、更なる継承と発展に向け取り組んでまいります。
街を歩く
前日は乗鞍岳に登山し、車で飛騨高山まで移動。
町外れのホテルに宿泊していた。
まずはホテルを出発し、車で高山の市街地に移動。
駐車場に車を停める。
8:30と比較的早い時間だったが、既に外国人観光客らしい団体が街を巡っていた。
街並みは、とても美しい。
まちの博物館まで歩いてきた。
世界遺産登録の看板が掲示されている。
飛騨高山まちの博物館
城下町の形成と町家文化をテーマに高山の成り立ちや、継承されている文化などを展示しています。高山市を観光するには、まず、ここをご覧いただくことをお勧めします。
映画館もレトロ感満点だ。
お寺かと思ったら、料理屋らしい。
こんな建物が、そこら中に点在する。
これは山鉾の倉庫のようだ。
町ごとにあるようだ。
なかなか楽しい街歩きだ。
なかにはこんな大きな建物も。
木造で3階建てとは、珍しい。
古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みを合わせて「古い町並」と呼んでます。出格子の連なる軒下には用水が流れ、造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり町家の大戸や、老舗ののれんが連なっています。
川沿いでは、朝市が模様されている。
宮川朝市
江戸時代から、米市,桑市、花市などの市として発達し、明治の中頃から、農家の奥さんたちによって野菜がならべられるようになり、朝市とよばれるようになりました。朝市は陣屋前広場と宮川沿いの二か所にあります。新鮮な野菜や果物、花など四季折々の楽しみがあります。地元のおばさんたちとの素朴なやりとり、純粋な高山ことばを聞くことができます。
高知の日曜市よりはかなりこぢんまりしているが、外国人も多い。
ビックリしたのは、自家用車の駐車方法だ。
狭いこともあり、壁ピッタリにつけている。
まさに神業!
陣屋まで戻ってきた。
立派な門構えだ。
高山陣屋(国指定史跡)
高山城主金森氏の下屋敷の一つでした。金森氏が上ノ山(山形県)へ移されてからは、徳川幕府の直轄地となり、江戸から代官や郡代がきて、ここに役所をおき飛騨の政治をとりました。
この役所を「高山陣屋」とよび、おふれを出したり年貢の取立てなどをしました。
直轄地時代は、明治まで25代177年間続きました。クレ葺屋根の門の扉に残るしみは梅村騒動で農民に殺された門番の血痕といわれています。
玄関を入った正面壁には、郡代の格式を示す(青海波)模様があります。内部には、御役所、御用場、大広間、役宅、吟味所、白州などのほか裏手には、高山城三の丸から移した御蔵(米藏)8戸前(藏は戸前とかぞえる)も昔のまま残されています。かつて年貢米を保管した藏で天領時代の歴史を物語る資料が展示されています。大原騒動で打ち首となった本郷村(現在高山市上宝町)の農民善九郎が妻に送った遺言状の文面には胸をうたれます。
明治に入ってからは、県庁、郡役所、支庁、県事務所など代々、地方の役所として使われてきました。郡代役所の建物が残っているのは全国でも高山だけです。
ここにも露店が並んでいる。
リンゴを買ってみた。
ベンチに座ってかじる。
こんなちょっとしたことが、街歩きの醍醐味でもある。
飛騨高山をあとにし、車で白川郷に向かった。
感想
しっとりした雰囲気が、とても風情があった。
観光客が多いのもうなずける。
高知もこうした街並み保全の取り組みが必要ではないかと思った。
最高点の標高: 594 m
最低点の標高: 574 m
累積標高(上り): 48 m
累積標高(下り): -60 m
総所要時間: 00:41:45