中津明神山とは
中津明神山(なかつみょうじんさん)は高知県吾川郡仁淀川町にある四国百名山。
標高は1,541mと高くないが、独立峰で展望が良く、さらに山頂まで舗装道路(ただし悪路)が通じているため手軽に山頂に立てることから人気が高い。
中津明神山 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
頂上には笹原が広がり、鳥居や祠、平家落人の城跡と伝えられる「名野川城跡」の立札があります。
四方に眺望が広がり、頂上まで車でのぼることも可能。頂上近くには四国の雨量観測を行う国土交通省の雨量レーダーがあります。
五番館でモーニング
朝、自宅を車で出発。
途中の喫茶店で、朝食にする。
登山口に向かう
朝食を済ませ、登山口を目指す。
中津渓谷の看板に従って国道から折れる。
すぐにゆの森が見えてくる。
温泉宿泊施設だ。
露天風呂が気持ちいいので、立ち寄り湯として利用するといいだろう。
この日は4月9日。
端午の節句まで近いこともあり、鯉のぼりがたなびいていた。
細い道を進む。
途中で道路工事をしていて片側交互通行だった。
この道は頻繁に通行止めになるので、事前の情報収集が欠かせない。
吾川スカイパークに到着。
ここはパラグライダーの基地で、駐車場も完備されている。
吾川スカイパーク|仁淀川町
本格的なパラグライダー基地。強い上昇気流に乗って、中津山(明神山)の山頂近くからスカイパークまで、充実のフライトが楽しめます。
初心者向け体験メニューもあるので安心。星空を堪能するキャンプもおすすめ。
ここに駐車する予定だったのだが、この日は閉鎖中。
トイレも閉まったままだった。
仕方ないので、近くの神社前の道路が広くなったところに路上駐車することにした。
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)だ。
まず参拝。
軒下には積雪が残っていた。
登山開始
神社のすぐ前が登山口だ。
9:24登山開始。
車道と交差しながら登山道が続く。
ミツマタが咲いていた。
この花を見ると、英彦山を思い出す。
かなりの急登で、一気に高度を上げる。
へばって10分ごとに休憩したのはやむを得ないだろう。
残雪も見えてきた。
登山道にもチラチラ雪が残っている。
滑らないように注意して登る。
このあたりは春はまだ遠い。
道路に出た。
ここまで来ると山頂も見え、気力も蘇る。
森林限界を抜け、景色も見えるようになった。
山頂までひと頑張りだ。
猛烈に風が吹いてきた。
鳥居をくぐる。
11:37山頂に到着。
まずは参拝。
登山口にあった大山祇神社だ。
奈勝大明神にも参拝する。
奈勝 ⇒ 中津
ということだろう。
この山の神様と思われる。
山頂には雨量レーダーが建っている。
強風の中でランチ
山頂からの景色を楽しむ。
しかし風が強すぎる。
雪が残っているくらいなので、とても寒い。
持ってきたツエルトを張ることにした。
ツエルトの威力は絶大で、強風をしのぐことができた。
換気の心配が要らないくらい風が吹き込んだが、中でシングルバーナーは十分使えた。
この日もコンビニおにぎりにカップ麺。
ハンバーグもつけてみた。
寒いので、カップ麺が一番だ。
と、その時に声をかけられた。
ツエルトの中にいたので気づかなかったが、別の登山者が来たらしい。
ツエルトから外に出てみると、ひとりの女性が立っていた。
ヘルメットをかぶっている。
話をしてみると、バイクで走ってきたそうだ。
この雪の中、大変だっただろう。
しばし話をしたあとツエルトの中に戻り、ランチを続ける。
コーヒーを飲み終わり、撤収。
このモンベルのテンチョは撤収もあっという間に済む。
買っておいて正解だった。
下山
ツエルトがなくなると寒くて立っていられない。
早々に下山を開始。
下山は道路を行くことにした。
路傍にはフキノトウ。
山頂は真冬だと思っていたが、春は少しずつ近づいているのだ。
未舗装なのは山頂付近だけで、すぐに舗装路になる。
分岐点に到着。
ここからあの稜線に沿って道路が続いている。
山頂で会った彼女は、あの道をツーリングしているのだろうか。
高知の6歩く山 登る山 えい山歩記 | 仁淀川町 中津山(明神山)
仁淀ブルーの原点、中津山~カラ池~水の峠を巡るトレッキングコース約12㎞を平成24年に整備。
愛媛、高知の県境にそびえる中津山。天気が良ければ、土佐湾から瀬戸内まで見渡すことができる。
360度広がるパノラマ風景は絶景だ。
途中でわさび田を発見。
この川は仁淀川の源流。
その清冽な水でワサビも育つのだ。
吾川スカイパークの上まで降りてきた。
パラグライダーの練習場の上部分だ。
ここから飛ぶのでも、高所恐怖症にはつらそうだ。
結構な高低差がある。
ここは林道の分岐点にもなっているようだ。
14:15神社まで戻ってきた。
無事に登山できた報告をする。
道中の村は花盛り
車で家路に向かう。
道中は花が咲き誇っていた。
山頂は冬だが、里は春らんまんだ。
農村と花のコントラストが美しい。
中津渓谷まで降りてきた。
このあたりもきれいだ。
沈下橋に映える。
感想
とても眺めのいい山だ。
吾川スカイパークや下流にはキャンプ場もあるので、そこをベースにして数日過ごすのもいいだろう。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/camp/camp-site/205/
宮之浦岳に遠征する足慣らしで登ってみたが、風が強すぎて寒かった。
当然他に登山客は見当たらなかった。
それだけにバイクの女性には驚いた。
急登に足腰が大分堪えたので、少し鍛えておかねば。
最高点の標高: 1543 m
最低点の標高: 787 m
累積標高(上り): 832 m
累積標高(下り): -849 m
総所要時間: 05:01:46