須磨寺とは
須磨寺(すまでら)は、兵庫県神戸市須磨区須磨寺町(ひょうごけんこうべしすまくすまでらちょう)にある真言宗須磨寺派の大本山だ。
正式名称は上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)だが、古くから「須磨寺」の通称で親しまれてきた。
「源平ゆかりの古刹」として全国的に知られている。
本尊は聖観音(しょうかんのん)
須磨寺略歴縁起(寺蔵)によれば、兵庫区和田岬の海中より出現し給える聖観世音菩薩像を安置するために、淳和天皇の勅命により、兵庫区会下山に、恵偈山北峰寺が建立された。
後に、仁和二年(AD886)に、光孝天皇の勅命により、聞鏡上人が現在の地に上野山福祥寺を建立し、北峰寺より聖観世音菩薩像を遷し、本尊としてお祀りしたのが、当山の開基と伝えられる。
南北朝時代から江戸時代にかけて歴代住職が書き継いだ、当山歴代(県指定文化財)によれば、本尊聖観世音は嘉応元年(AD1169)源頼政が安置したとある。
駐車場
2021年4月13日、この日は移動中の関SAでランチを済ませた。
そこから車で、須磨寺にやってきた。
駐車場はとても広い。
最高点の標高: 574 m
最低点の標高: 7 m
累積標高(上り): 1701 m
累積標高(下り): -2007 m
総所要時間: 04:11:15
境内
駐車場からはエレベーターで境内に下りる。
エレベーターを降りると、墓地が広がる。
墓地、広すぎ(汗;)
とても広いので、境内案内看板で確認する。
境内は、見どころ満載。
三重塔まで歩いてきた。
昭和59年に再建されたものだ。
弘法大師千百五十年御遠忌、当山開創千百年、平敦盛卿八百年遠忌を記念して昭和五十九年に再建されました。(旧塔は四百年前の文禄大地震の際に倒壊。)
室町時代様式を基調とし、内部には大日如来を祀っています。内陣の天井と壁面に多数の摶仏を配し、四方扉の内面に八祖像と六ヶ国語による般若心経を刻銘したことや、塔上の水煙に釈迦誕生像を配したことなどがこの塔の特徴となっております。塔敷地の周囲には四国八十八カ所お砂踏み霊場があり、各札所の砂をガラス越しに踏んでお詣りが出来ます。
平成26年(2014)塗り替え
境内のご案内 諸堂案内|大本山 須磨寺 から引用
ここにはお砂踏みがある。
翌日に参拝するお寺を、ここで確認する。
四国八十八ヶ所霊場の3度目の参拝は、まだ道途中。
参拝
出世稲荷社があったので、参拝するしかない(笑)
平清盛が祀って武家として立身出世を成したことから、出世の御利益があるとされる。
当山鎮守 尾玉・荒熊・末廣三明神は平清盛公が、都の守護神として祀り、武家として立身出世を成した為、何時しか出世稲荷として信仰を集めました。
現在の建物は平成26年(2014)改修
境内のご案内 諸堂案内|大本山 須磨寺 から引用
ひとすじ辨財天にも参拝する。
本堂に参拝する。
1602年に豊臣秀頼が再建したものだそうだ。
仁和二年開創当時の本堂には、松風村雨物語で有名な在原行平が参籠して、勅勘を許されたと伝えられますが、その後、火災、洪水、地震などの災害によりたびたび建て直されました。
現在の本堂は慶長七年(一六〇二)豊臣秀頼が再建したもので、建築奉行は片桐且元でした。但し内陣の宮殿は応安元年(1368)の建造になるもので、重要文化財です。本尊聖観世音菩薩、脇侍毘沙門天、不動明王が祀られています。昭和47年、文化庁の指導で全面解体修理が行われ、六百年前の姿に復原されました。
この後、阪神淡路大震災の被災を乗り越え、平成17年にも復元のための修理が行われ現在の姿になっています。
境内のご案内 諸堂案内|大本山 須磨寺 から引用
護摩堂。
大師堂。
毎月「須磨のお大師さん」として縁日が開かれ、新型コロナウイルス前には十数万の信者の参詣があったという。
宗祖弘法大師ならびに真言八祖を祀っています。毎月二十日、二十一日に「須磨のお大師さん」として縁日があり、十数万の信者の参詣があります。
大正時代の一時期、この堂には孤独奇矯の自由律の俳人尾崎放哉が堂守りとして住み込んでいました。彼はここで多くの句作を残しましたが、特に「こんなよい月をひとりで見て寝る」の句は最傑作として、今、本堂前の句碑に刻まれています。平成19年修復。
境内のご案内 諸堂案内|大本山 須磨寺 から引用
庭園
本堂から坂道を下りると、庭園が広がる。
ずっと向こうまで続いている。
仁王門まで歩いてきた。
仁王力士は運慶、湛慶の作と伝えられている。
龍華橋(りゅうげばし)
由緒書き。
大きな芍薬が咲いていた。
シャクナゲも咲いている。
小顔の(笑)ツレと比較。
駐車場のエレベーターまで戻ってきた。
なんとお寺の参拝だけなのに1.26kmも歩いていた。
最高点の標高: 66 m
最低点の標高: 24 m
累積標高(上り): 76 m
累積標高(下り): -82 m
総所要時間: 00:31:48
車で、先に進んだ。
最高点の標高: 104 m
最低点の標高: 6 m
累積標高(上り): 88 m
累積標高(下り): -127 m
総所要時間: 00:23:21