秋芳洞とは
秋芳洞(あきよしどう)は山口県美祢市にある鍾乳洞だ。
約1kmにわたって地下川が流れ下っていて、日本最大の鍾乳洞として知られる。
特別天然記念物 秋芳洞
秋吉台国定公園の地下100m、その南麓に開口する日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」。
ひんやりと肌をさす冷気漂う杉木立を通り抜けると、秋芳洞の入口です。洞内の観光コースは約1km(総延長は10.7kmを越え国内第2位)、温度は四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は温かく、快適に観光できます。
時間が凍結したような不思議な自然の造形の数々は変化に富み、私たちの心に大きな感動を呼び起こさせてくれます。
駐車場へ
この日は早朝に自宅を車で出発。
高速道路で秋芳洞を目指した。
インターチェンジを出ると、高原らしい風景が広がる。
まずは腹ごしらえ。
秋芳洞の入り口前にあるお店に入った。
なぜかクマが迎えてくれた。
この店の名物は、ぜんじかっぱそばだ。
「ワサビを練り込んだ蕎麦を焼いてアツアツの鉄板にのせてます。特製のつけだれにつけてお召し上がり下さい。」
「瓦そばではありません」
と強調しているのが微笑ましい。
瓦そば
瓦そば(かわらそば)は、山口県下関市豊浦町発祥の麺料理。
概要
文字通り、熱した瓦の上に茶そばと具材を載せて、温かいめんつゆで食べる料理である。
1877年(明治10年)の西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたという話に参考にして、1961年(昭和36年)に川棚温泉で旅館を営む高瀬慎一が宿泊者向けの料理として開発したとされる。これが評判となり川棚温泉の他の旅館でも提供されるようになったことから「川棚温泉の名物料理」とされるようになり、さらには下関市を初め山口県内各地でもご当地グルメとして広まり、山口県出身者等により山口県外でも供される店が存在する。
一部の料理店では瓦ではなくステーキ用の鉄板で供されることもある(この場合は「茶そば鉄板焼」と呼ばれることも多い)。
山口県内では広く家庭でも食されており、家庭向けに蒸した茶そばとつゆのセットがスーパーマーケットなどで売られており、家庭でも調理されることもある(もちろん、家庭では瓦に載せて供されることは皆無であり、ホットプレートやフライパンが用いられる)。
商標登録までしているようだ。
出てきたのは・・・
まあ、瓦そばだ(笑)
このレストランに車を停めさせてもらい、秋芳洞に向かう。
入り口まで
レストランから道路を渡る。
商店街が続く。
かなり寂れていて、思わず龍河洞を思い出してしまった。
どこも鍾乳洞は人気が下火なのだろうか。
公園があった。
展示館があるようなので、帰りに寄ってみよう。
入り口までやってきた。
「あきようしどう」とふりがなが振ってある。
「しゅうほうどう」と誤って読む人が多いのだろう。
秋芳洞
当初から「秋芳洞」は「あきよしどう」が正式な読み方であるが、実際には「しゅうほうどう」と読まれることが多く、1955年に秋吉村を含む4箇村が合併した際には町名を秋芳町(しゅうほうちょう)とした。
その後1963年に山口国体が開催された際、秋芳町が多数の観光客の来訪を予期して宮内庁に秋芳洞の読み方を再確認し、「あきよしどう」であるとの回答を得たが、現在も地元では「しゅうほうどう」の読みも普及している。
ラムサール条約の表示。
なかなか長そうだ。
入場券を買う。
1,200円と少し高め。
いざ洞内へ
小雨の中、鍾乳洞までの道を進む。
鍾乳洞の入り口は、それはそれはすごい迫力だ。
いよいよ洞内へ。
珍しい景色が続く。
まるで富士山のような石柱。
なかなかの見応えだ。
カルスト平原を散策
鍾乳洞からエレベーターで地上に出る。
ここからすこし散策することにした。
エレベーター出口から、坂道を登る。
展望台がある。
展望台からは、広大なカルスト台地が見渡せる。
展望台から車道を進む。
エレベーターとは別の、黒谷口という入り口まで歩いてきた。
再び洞内へ
秋芳洞へは再入場ができるので、この入り口から再び秋芳洞に入る。
トンネルが続く。
最初に入った入り口とは、随分趣が違う。
最終地点との看板。
普通はここから出て、バスで帰るのだろう。
見事な石柱。
鍾乳洞を戻る。
出口が見えてきた。
帰り道
商店街を戻る。
来る時に気になっていたソフトクリームを頼む。
サッパリしていておいしい。
公園の展示場に入ってみた。
秋芳洞周辺から採れる石灰岩の採掘道具などが展示されていた。
レストランまで戻り、駐車させてもらったお礼を言って車を出す。
車中泊
この日は、ドライブインみちしおで車中泊だ。
まずは敷地内にある温泉に入る。
なかなか広い。
風呂上がりは、いよいよドライブインで夕食だ。
注文はタッチパネル式だった。
ビールを飲んで、車中でグッスリ。
感想
随分久しぶりに秋芳洞を訪れた。
記憶が正しければ、30年ぶりだ。
こんなに大きかったかな?と思うくらい、感動した。
入場料は高いが、それに見合う価値はあると思った。
ぜひ地上の散策も含め訪れてみるといいだろう。
最高点の標高: 244 m
最低点の標高: -9 m
累積標高(上り): 899 m
累積標高(下り): -917 m
総所要時間: 08:13:00