石鎚神社頂上山荘とは
石鎚神社頂上山荘(いしづちじんじゃちょうじょうさんそう)は、西日本最高峰の石鎚山(弥山)の山頂にある山小屋だ。
石鎚神社頂上山荘のご案内
西日本最高峰の石鎚山の天辺にある、山小屋です。
日帰りできる山ですが、スローライフで山を楽しまれてはいかがでしょうか。
頂上山荘の1階は、売店・休憩所・食堂になっています。ご自由にお入り下さい。
休憩は『無料』ですが、ゴミ箱を設置していません。ゴミの持ち帰りにご協力下さい。
手続き
この日は面河コースで石鎚山に登頂した。
弥山(みせん)山頂に到着して参拝を済ませ、山小屋にチェックインする。
入ったところに廊下があり、手前にお湯の販売所、右にカウンター、奥にテーブル席がある。
カウンターで宿泊の受付をする。
宿泊棟
受付を済ませ、奥に入る。
廊下の突き当たりにトイレがある。
洋式もあるので、安心だ。
カウンターを曲がると、すぐに食堂だ。
食堂の奥の階段を上がる。
階段の下で靴を脱ぐ。
ストック置き場も用意されている。
階段を上がったところに、たくさん本が設置されている。
雨で停滞しても退屈をしのげそうだ。
部屋は雑魚寝だ。
柱の奥にカーテンがあるので、着替えの心配は無い。
反対側。
この部屋だけで、20名ほど泊まれそうだ。
拝礼
5:00夕方の拝礼に参加する。
厳粛な時間が流れる。
夕焼けを期待したが、雲に覆われていた。
少し赤くなったかな、という程度。
夕食はカレーだ。
山小屋のカレーはおいしい。
カレーにビールの組み合わせも、山なら許せる。
ちなみに、ビールはカウンターで買う。
食後、暗くなってから夜景を見に出てみた。
松山の街並みの夜景がきれいだった。
もちろん西条の夜景も見えた。
だが星空はあいにく薄い雲がかかっていて、今ひとつだった。
それでも同宿の星に詳しい人が解説してくれたおかげで、木星やベガなどの明るい星を見て楽しむことができた。
宿泊
雑魚寝ということで連れは随分気になったようだが、俺は疲れもあり爆睡。
今回、山小屋の布団でも快適に寝られるようにシーツを持参していた。
封筒型の寝袋で、ポリエステル素材。
山小屋の誰が寝たか分からない湿っぽい布団でも、気にならなくなる。
これのいいところは、まくら部分もあることだ。
ここにまくらを差し込めば、まくらも快適だ。
以前、法華院温泉に宿泊した時に快適だったので、それを見た連れも色違いを買ったほど気に入っている。
裾がめくれて他人の目を気にすることも無くなるので、特に女性にはこうしたアイテムを持参することをオススメする。
またイヤフォンも持参した。
雑魚寝では他の人の寝息やいびきが気になりがちだが、おかげで全く気にすることは無かった。
俺のいびきがやかましいと、連れから言われたけど(汗;)
完全ワイヤレスなので、寝ながらでも気にならない。
ツレに確認してもらったら、音漏れも無いようだ。
またこの山小屋はコンセント完備なので、充電にも事欠かない。
ただ本体が大きいので耳からはみ出すため、横向きになると痛い。
横向きで寝られなくなるのは弱点だ。
翌朝
熟睡した翌日、朝のご来光を見に出てみた。
昨夜は雲がかかっていたので心配していたが、案の定のお天気。
それでも雲の切れ間から太陽が出るまで粘ってみた。
朝の拝礼を済ませ、朝食。
おかずの量に対してお皿が大きすぎるのが残念ではある。
7:53山小屋を後にする。
下山
昨日登ってきた道を下っていく。
面河ルートに分岐し、笹原を目指す。
この時間になると、晴れてきた。
途中で連れが見えなくなって焦る。
なんとか復帰して、下山を続ける。
石鎚神社頂上山荘で作ってもらったお弁当でランチ。
昨日のコンビニ弁当とほぼ同じなのは、容器のせいだろうか。
さすがに昨日の疲れもあって、このあたりでは下りなのに足がガクガクだ。
13:17登山口に到着。
面河渓の散策路を歩き、駐車場に向かう。
13:44渓泉亭に到着。
リアルなカカシが、登山の無事を祝ってくれた。
ソフトクリームはお約束。
写真展をしていたので、見せてもらった。
この後は、観光して宿泊だ。
感想
山頂の山小屋ということだったが、電気もコンセントも水もあり、普通の生活ができた。
もちろん風呂は無いが、それは仕方ない。
食事も山小屋なので、こんなものだろう。
宿泊者が少なかったこともあり、快適に過ごせた。
お天気のせいで夕焼けやご来光は見えなかったが、次回のお楽しみと思うことにした。
ここに宿泊すれば朝夕の拝礼にも参加できるので、ぜひ一度泊まってみて欲しい。
最高点の標高: 1967 m
最低点の標高: 718 m
累積標高(上り): 175 m
累積標高(下り): -1425 m
総所要時間: 05:57:17