鳴無神社とは
鳴無神社(おとなしじんじゃ)は、高知県須崎市に鎮座する神社だ。
祭神は一言主命(ひとことぬしのみこと)だ。
浦ノ内湾に面し、海に向かって参道が続くことから『土佐の宮島』と呼ばれる。
鳴無神社 | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
鳴無神社は、寛文3(1663)年第2代土佐藩主山内忠義によって再建された本殿・幣殿〔へいでん〕・拝殿の3棟が、国の重要文化財に指定されている。
参道が海から入るように作られており、海に向かって建つため、「土佐の宮島」と呼ばれることもある。
神社に向かう
この日は須崎市内の喫茶店でランチ。
食後、車で鳴無神社に向かった。
ほどなく海が見えてくる。
湾を回ったところが、神社の入り口だ。
大きな鳥居がある。
この手前の駐車場に車を停めて、鳥居をくぐる。
鳴無神社
境内は広い。
由来書き。
創建は1,500年前だそうだ。
拝殿。
明るい建物だ。
極彩色の本殿。
参拝を済ませ、海の参道に向かう。
これが海に続く参道。
規模は小さいが、宮島っぽくはある。
海側から見ると、こんな感じだ。
759年から土佐神社とともに船を浮かべて、ここで歌会をしていたそうだ。
毎年8月24、25日に夏の大祭があり、お船遊びが見られる。
鳴無神社夏祭り | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
重要文化財鳴無神社 (オトナシジンジャ)志なね大祭の夏祭りでは、1200年余りの伝統あるお船遊びが見られます。
大漁旗をなびかせてのご座船、供船の勇壮な浦ノ内湾の海上パレードをぜひご参観下さい
御神輿が帰ってきた後にも神社前の海上を供船が輪になって挨拶周遊を行いますので最後までお見逃しなく!
実は鳴無神社は縁結びの神様として知られるのだが、その理由は秋の大祭の中で行われる儀式による。
良縁願いチリヘッポ 鳴無神社で「神の子」結婚式 高知県須崎市
幼い男の子と女の子を「神の子」に見立て、神様の前で結婚させる古式行事「チリヘッポ」が執り行われ、住民らが縁結びや子孫繁栄を祈願した。
旧暦の8月に行われる伝統行事で、浦ノ内の各集落が輪番制で取り仕切るのが習わし。「チリヘッポ」には「四方八方」という意味があるとされる。
今年は神の子である「行児(ぎょうじ)」と「斎女(いたじょ)」を、地元の安並太智ちゃん(5)と彩衣ちゃん(7)のきょうだいが務めた。
本殿での神事の後、ご神体が移されたみこしを「社人(しゃにん)」と呼ばれる世話役らが運び出し、参道で行児と斎女を出迎えた。白装束をまとった2人は、大勢に見守られながら三三九度の杯を交わし、無事に“結婚”が成立した。
遙拝所
神社を後にする。
鳴無神社の隣りに鎮座する竃荒神社に参拝する。
鳴無神社の海の参道の先には、遙拝所がある。
遙拝所の先の堤防に上がってみた。
湾の向こうに、鳴無神社の鳥居が見える。
遙拝所を見ると、こんな感じだ。
大祭の時には、ここもたいそう賑わうのだろう。
感想
景色も素晴らしく、また宮島のような海に続く参道も印象的だ。
歴史的にも古く、ゆったりと古を振り返るのもいいだろう。
横浪観光の際には、ぜひ立ち寄りたい。