若一王子宮 ⇒ 巨木の参道の先に奇岩が並ぶ

若一王子宮

若一王子宮とは

若一王子宮(にゃくいちおうじぐう)は、高知県長岡郡本山町寺家(こうちけんながおかぐんもとやまちょうじけ)にある神社だ。

祭神は、若一王子(にゃくいちおうじ)つまり天照大神(あまてらすおおみかみ)、伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)、伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)の三柱だ。

日本後紀に791年の記録が残っている。

平安時代に熊野権現から勧進し、それ以来、土佐三宮として信心を集めている。

若一王子宮は、久安(きゅうあん)5年(1149)に紀州国(和歌山県)有馬村から祖神(そじん)2柱を移して祭ったのが始まりとされている。それ以後、この地の総鎮守の大宮として鎮座している。また、朝廷や幕府の祈願所とされ、札書や御朱印物(ごしゅいんぶつ)があったと伝えられている。

から引用

ちなみに土佐一宮は土佐神社で、
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/ichinomiya/4137/

土佐二宮は小村神社だ。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/food/2662/

駐車場

この日は金剛寺に参拝した。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/temples/kochi-temples/13984/

その後、車を金剛寺に停めたまま徒歩で若一王子宮に向かった。

参道

すぐに鎮守の森が見えてくる。

この森は大原富枝の「鎮守のほとり」に描かれている。

狛犬。

灯籠。

ご神木。

巨木だ。

樹齢850年の孕杉(はらみすぎ)というらしい。

若一王子宮の孕杉「孕杉(はらみすぎ)」とは「妊娠しているスギ」の意味。
地上3mほどの高さに大きな出っ張りがあり、これが赤ちゃんのいる腹(おなか)。写真の角度ではわかりにくいが、参道側から見ると、重い腹とバランスを保つため、上半身を少し後ろに反り気味にして立つ妊婦さんの姿に似ている。
このスギに祈願すると、子授け・安産に御利益(ごりやく)があると言われているようだ。

若一王子宮の孕杉から引用

表参道

表参道の方に向かう。

狛犬。

随分大きい。

何やら大きな石がある。

由緒書きがあるが、かすれていて読めない。

どうやらこれが、御手洗石らしい。

吉野川を挟んで寺家と田井の河原にあったかね石を氏子が運んできたもののようだ。

ここにも狛犬。

こちらのは随分と曲線的だ。

手水舎。

オガタマの木。

その説明。

由緒書き。

参道。

二の鳥居までやってきた。

扁額。

石段。

一の鳥居。

扁額。

長い参道だ。

境内

縁切り、縁結び石。

その由緒書き。

手水舎。

神官像。

招福子安弘聖法尼大師石。

由緒書き碑。

お掃除中。

参拝

拝殿。

内部はこんな感じ。

現在の社殿は、1875年に建造されたものだ。

本山町の有形文化財に指定されている。

由緒書き。

本殿。

彫刻が素晴らしい。

後ろ側に回ってみた。

摂社。

参拝する。

立田社。

八坂社。

地主社。

鎮守社。

竃土神社。

玉神社。

由来書き。

ちょうど神主さんがいらっしゃった。

以前参拝した時にもお会いして、その時は随分長い間いろいろ説明してくれた。

今回も説明してくれようとしたので、丁重にお断りした。

参拝を終え、十二所神社に向かった。
https://niyodogawa.org/blog/outdoor/shrines-and-temples/shrines/kochi/13712/

感想

規模も大きく、静かな参道が印象的な神社だ。

このあたりの総鎮守として信仰を集め、摂社や末社も多い。

ぜひ参拝したい場所だ。

合計距離: 986 m
最高点の標高: 292 m
最低点の標高: 268 m
累積標高(上り): 32 m
累積標高(下り): -45 m
総所要時間: 00:44:19
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